著者 ≫ 味論
すべての記事件数: 317件
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- 珍酒「牛乳ハイ」で北海道を吞み込め!板橋「北海 三四郎」で酔わされる大地
- 2022年5月27日
絶対にチビにはなりたくなかった私は、中学校の三年間を牛乳漬けで過ごした。朝、昼はもちろん、家に帰ってからは必ず1リットル飲むのである。それが功を奏したのか、おかげさまでチビになることはなかったが、〝飲み癖〟 […] -
- 王子「宝泉」TOKYO名カウンターズコレクション(3)
- 2022年5月18日
酒場で飲やる席、いわゆる『酒座』には〝アタリ〟と〝ハズレ〟があり、その日の酒場の良し悪しは酒座によって決まるというのは、吞兵衛の諸氏なら周知のとおりだ。 店が空いている時だとある程度は選べるが、余程タイミン […] -
- 酒場は封印?今日は京都で〝ベタ〟観光なり
- 2022年5月9日
2021年の秋に友人らと関西へ行く機会があり、短い時間だったが京都の町を歩くことになった。前回行ったのは新コロの前で、その時は酒場ナビメンバーのイカと二人で行った。しかしこの男と一緒となると、いわゆる〝ベタ […] -
- はじめての町と酒場は不思議だらけ!大津「利やん」でワンダーノンダー
- 2022年4月30日
はじめてその土地に立った瞬間、今まで感じたことがない〝水の気配〟に包まれた。感覚から察すると、海が近いはずなのだが肝心の〝磯の香り〟がしないのである。 『琵琶湖』 滋賀県を代表する日本一大きい […] -
- 東の人間が西の名店「居酒屋とよ」に行ってみるということ
- 2022年4月21日
酒場ナビメンバーのイカから、「あの酒場の記事はお前が書け」と言われている酒場が何軒かある。大概は関西地方なのだが、その理由として〝東北人目線の方が、関西が面白くなる〟ということだった。私が秋田出身で、イカが […] -
- 恋ヶ窪「六左衛門」リアル古民家で釜めしをカッカッカッ!ビールをグビビビッ!
- 2022年4月12日
神楽坂にある酒場『カド』に魅せられてから、〝リアル古民家〟で飲やることに嵌はまっている。〝リアル〟が付くのは、よくある〝古民家風・〟みたいな、どこかお洒落に着飾ったアレとは違うからだ。実際に何十年も前から民 […] -
- 大将…いいえ、女将さんの背中は語る 三軒茶屋「味とめ」
- 2022年4月3日
世田谷の『三軒茶屋』は、私が住んでいるところから割と遠いのだが、二十年も前からなぜか所縁ゆかりがある。住んだこそないのものの、三茶に住んでいる友人宅に集まって飲やることが多く、過去には週3、4で集まることも […] -
- 神保町「北京亭」その酒場、茶色につき
- 2022年3月19日
「茶色が為す事は、茶色のみぞ知る。」 坂本龍馬(1836 – 1867) ──と、かの偉人は言ってなかったが、茶色というのは茶色にしかない尊い色……そう、それは酒場において顕著である。 良い […] -
- そこにあったか!我らが〝使い勝手のいい〟酒場たち
- 2022年3月10日
先日の記事で〝ボルシチ〟で一杯飲やりたいということを書いた矢先、彼かの〝某国〟が、この現代において他国へ侵略などという、時代遅れも甚だしい暴挙に出た。 思えば私の地元の秋田県沿岸部は、その某国 […] -
- 新ジャンル〝実家系〟酒場でノスタルジッカを体験したい!
- 2022年3月1日
私も大好きな人気のラーメンに〝家系〟があるが、酒場にも 家系が存在する。それが〝実家系〟だ。酒場好きなら大体察しが付くだろう、久しぶりに実家に帰った時に感じるあの〝落ち着き〟を彷彿させる酒場だ。 何千回と開 […] -
- 外国初心者が行く!日本の世界の酒場から【ベトナム編】
- 2022年2月20日
読書があまり得意でない私は、文庫本一冊を読むに早くても一か月はかかる。のび太みたいに二、三行読むのと目が回って、一ページも読まないうちに寝てしまうまではないが、十ページも読めばそれに近い状態になる。加えて、 […] -
- あの世界大戦と同い年!日本橋「ふくべ」の最後ではじまりの日
- 2022年2月11日
酒場人にとって、とても忌み嫌う言葉がある。それが〝改装〟だ。 言葉の意味としては決して悪い意味ではないし、世間一般からすれば〝良いこと〟の方が多いだろう。しかし、酒場人……そう、古き良き酒場を愛する酒場人か […] -
- 仙台「源氏」私、人生で最高の酒場に出会いました
- 2022年2月2日
酒場めぐりの愉しみ方というのは、実際にその店に行って体験をすることで間違いない。ただ、もうひとつの愉しみ方があって、それが酒場のことを〝知る〟ということなのだ。 酒場の歴史が長くなればなるほど、そこでの出来 […] -
- 山形「スズラン」東北人が改めて東北で飲る旅 山形編
- 2022年1月24日
高校卒業を間近の冬、ちょうど今くらいだろうか。友人らは次々に運転免許を取得すると、親の車を借りて連日のようにドライブをしていた。北は青森、南は宮城や新潟。地元の秋田から行けるレベルの範囲なら、ほとんど行った […] -
- 松島「さんとり茶屋」東北人が改めて東北で飲る旅 宮城編②
- 2022年1月15日
『修学旅行』ってのは、今思えば〝もったいなかった〟気がする。 いやね、青春の1ページとしては欠かすことのできない人生行事ではあると思うが、修学旅行で行くところなんて、大抵の子供は初めて行くところばかりでしょ […] -
- 仙台「八仙」東北人が改めて東北で飲る旅 宮城編①
- 2022年1月6日
その駅に降りた瞬間、ざわざわと滾たぎる興奮が込み上げてきた。未開拓な関西、九州の駅に降りても、ワクワクはするのだが、こんな感覚は〝こっち側〟でしか感じることはない。 「俺って、東北人なんだなぁ […] -
- 飯田橋「三州屋」おかえり、小さな大衆酒場の日常
- 2021年12月25日
今年ばっかりは〝やっと〟と言うべきか、それとも〝もう〟と言うべきか……災禍の年が、もうすぐ終わろうとしている。2020年もさることながら、今年はそれ以上に大変な年で、特に酒場を含む飲食店へのダメージは甚大で […] -
- 武蔵小金井「壱番館」都会であるがための不幸、そして幸福
- 2021年12月16日
〝酒場道楽〟なんてものはじめてからというもの、都内の酒場では飽き足らず、地方都市に行くことが多くなった。最近は〝新コロ〟の大馬鹿野郎のせいで行くことは出来なかったが、徐々にその活動を再開しつつある。 自分の […] -
- 神楽坂「カド」これぞリアル!戦後昭和の宅飲みを体験できる酒場
- 2021年12月7日
私は〝達成感〟というものが人一倍感じやすいのか、何事も一度それを体験しまうと満足してしまい、今後それと同じことをすることはほとんどない。ことに観光地に関しては、よほどのことがない限り行くことはない。楽しかっ […] -
- 大井町「だるまや」ノンベイひとり、苦手料理が好物になる瞬間
- 2021年11月28日
だいぶ前になるが、『魚釣り』にド嵌りしていた。初心者なのに、初めからハイエンドの竿、リール、仕掛けを買いそろえ、極めつけは釣り場に行くために三十五歳にして車の免許を取得したほどだ。完全に〝形から入るタイプ〟 […] -
- 思い出横丁「ささもと」逆に外国人観光客になったつもりで飲ってみる
- 2021年11月19日
だいぶコロ助・・・の野郎が落ち着いてきたので、このままコロッと終息しちゃったりして。そうなったらなったで、旅行にバンバン行って、その地の酒と料理をバグバグ飲やっちゃうので忙しくなりそうだ。 国内旅行はもちろ […] -
- 大森「とん兵衛」その酒場、茶色につき
- 2021年11月10日
「酒場とは、1%の茶色と99%の茶色である」 トーマス・エジソン(1847 – 1931) ──と、かの偉人は言ってなかったが、私が後世に残す言葉はこれしかないと思っている。 呑 […] -
- 南阿佐ヶ谷「つきのや」ひとり酒はこれからも
- 2021年11月1日
早いもので、緊急事態宣言が明けて一か月ほど経つ。このまま静かに終息して、来年の今頃に「あれ、そういやマスクしてねぇな」なんて、酒場のネタになっていることを願ってやまない。 宣言のおかげ……とい […] -
- 平和島「信濃路」酒場日本史A(2時限目)
- 2021年10月23日
キーンコーン、カーンコーン ハイハイ、席ついてー。 こら、お前は机に座るんじゃない、角打ちじゃねえんだぞ! いいかー、じゃあ『酒場日本史』始めるぞ。前回に引き続いてだな、もう一度 […] -
- 高砂町「坊っちゃん」おでんに醤油、冷やしトマトには日本酒
- 2021年10月14日
母親の〝偏食舌〟を譲り受けてか、気が付かないうちに私ももれなく偏食舌になっていた。一緒に住んでいるときは、それが当たり前だったので何も感じなかったが、上京して他地域の人間と食事をして唖然とされる〝食べ方〟が […]