皆様

ドラゴンクエスト

ではなく

立石クエスト

って　ご存じでしょうか

 

 

 

 

ロンダルキアならぬ

呑ノンダルキアの洞窟

と呼ばれる

立石呑んべ横丁の・・・

 

 

 

 

マツコ立寄所と書かれた扉を

何気なく開いてみると・・・

 

 

 

 

宝来亭ほうらいていのママが現れた

 

 

のんべえ　の　こうけぎ

ママには　きかなかった

 

ママのこうげき

つうこんのいちげきっ！！

 

 

 

 

のんべえ　は　しんでしまった・・・

 

 

 

 

せっかく呑みに行ったのなら

こんなことには

なりたくないですよね

 

 

今回は宝来亭の

攻略チャートを作っておきましたので

是非とも参考にして下さいませ

 

 

 

 

鳥房から

呑んべ横丁の看板を通り過ぎ

右を向くと

写真の張られた扉が目に入る

 

 

 

 

中からカラオケが聞こえてきていたら

今歌ってる人に気を使い

その曲が終わるまで入店は

待って・・・

 

 

なんてことは別に気にしなくていいっ！！

 

 

宝来亭のお客さんは

誰かが入ってきたぐらいで

その歌声が乱れたりはしないので

ご安心を

 

 

 

 

店内は広くない

 

ん？

 

雑魚寝できそうで

ゆったりしてそうですって

 

いやいや・・・

 

このスペースにですね・・・

 

 

 

 

老いも若きも

男も女もが

ウジャウジャとっ！！

 

営業中の大半の時間が

このカオス状態

 

その人口密度たるや

アンミカの実家

をも超えている

 

 

今　来た人間

どこ座んねん・・・？

 

 

 

 

おっ

入り口のところに座椅子発見

 

いえ

 

この場所には座れないのです・・・

 

なぜなら・・・

 

 

 

 

ママが

ドッシリと陣取りし

聖地なのです

 

その様たるや

もはや

牢名主ろうなぬしの時のマンモス西

 

 

いやじゃあ

それこそ

どこ座ったらええねん・・・？

 

 

 

 

ママが

「あっち詰めな　こっち寄りな」

と上手にスペースを空けて

座らせてくれるのです

 

大の大人が

ママの指示通り

そそくさと移動する姿は

とても可愛らしいです

 

 

 

 

座った隣や向かいに

有名俳優やカリスマパンクロッカーや

元WBCフライ級チャンピオンが

居る場合があります

 

プライベートだから話しかけたらダメかな・・・？

 

などと思わず

ここぞとばかりに

握手を求めていいでしょう

 

だって立石なんですもの

 

 

 

 

お酒は何でも揃ってます

 

中でも人気があるのは・・・

 

 

 

 

コーヒーハイと

コーヒー牛乳ハイ

 

ママ自家製の

珈琲豆を焼酎に漬け込んだ

ソレでつくるコイツが絶品

 

無糖なのに

ほんのり甘さを感じるから

不思議です

 

 

 

 

気を付けなければならないのが

ホッピー

 

これでもかと注がれた中の量は

誰が呼んだか

殺人ホッピー

 

グラスにソトは

ほとんど入れることが出来ないので

マドラーで混ぜずに

上澄み

だけをすすっては

ゆっくりソトを足して・・・

の繰り返しをお勧めします

 

 

 

 

メニューを書いたボードは

一応あります

 

そう

一応です

 

 

 

 

ハムカツとトマト炒めを

食べたことがありますが

これは

ママの娘さんのみえちゃんが

作ってくれたヤツ

 

 

 

 

ママ作のグランドメニューは・・・

 

まだ食べたことがない

 

めんどくさいのかしら

 

 

 

 

だからといって

何も食べ物が無く

ひもじい思いを

させられるわけではありません

 

その日の

お通しは必ず用意してあって

嬉しいです

 

 

 

 

常連さんが

差し入れを持ってくることも

しばしば

 

豚燻のもつ焼きや

大ちゃんのたこ焼きに

ありつけたりします

 

道すがら

蘭州の水餃子が気になったら

もう買っていって

持ち込んじゃいましょう

 

 

 

 

カラオケは１００円で歌えます

 

ママもお歌は好きで

リクエスト　デュエットにも

快く応えてくれます

 

歌えない曲は

無いんじゃなかろうかという

レパートリーの多さに驚かされます

 

 

 

 

余談ですが　この人は

知らない歌でも

知ってる風で歌える

という特技を持っています

 

 

 

 

カラオケを何曲歌ったかは

紙のソフトに入力し管理しています

 

 

 

 

お会計の時

三曲しか歌ってないよ

と

少なく申告したとしても

 

 

 

 

四曲歌ってんじゃねーかよ！！

 

と　指摘されるので

やめときましょう

 

 

 

 

ママの名前は

キクエ

だそうです

 

キクエちゃん！

と　呼ぶと・・・

 

 

 

 

名前で呼んでんじゃねーよ！！

 

と　嬉しそうに怒ります

 

 

 

 

ママは

怒ってる

と言われるのが好きではありません

 

怒ってる？

と　聞いてみると・・・

 

 

 

 

怒ってんじゃねぇ

こういう喋り方なんだよっ！！

 

と　嬉しそうに怒ります

 

 

 

 

どうしても

怒りが収まらなそうな時は

トミーズのあん食パンを与えてみて下さい

 

すると

たちまち・・・

 

 

 

 

菩薩のような笑顔になります

 

 

お客さんは

このツンデレという魔法にかかり・・・

 

もうメロメロです

 

 

 

 

宝来亭ほうらいていという

町中華のような屋号

 

その始まりは

ママのお母様が

中華そば屋として開業したとのこと

 

創業は古く

立石では宇ち多”鳥房に次ぐ

古参の歴史があるらしい

 

 

 

 

当時は店の２階に住んでてさ！

呑んべ横丁には寿司屋　焼肉屋　天ぷら屋もあってさ！

江戸っ子が開業するのを　見てたもんね！

レバ刺しが　オヤツだったよ！

 

 

と　ママは昨日のことを話すように

宝来亭ヒストリーを語る

 

時代の流れで

中華そば屋から呑み屋に変わっていた宝来亭を

２０数年前に先代から継がれたそうだ

 

 

 

 

苦労人の一面もある

 

ママは中学を卒業すると進学はせず

立石の現タカラトミーや

浅草の雷おこし屋さんで働きながら

両親にお金を渡し

尚　弟と妹の学費を貯めて

大学　専門学校まで卒業させたそうな

 

怒ってるように見えて

どこか優しさがにじみ出てるのは

根っからの家族思いの部分が

見え隠れするからだろうか

 

 

 

 

そんな苦労の素振りなど

微塵も見せず

 

アタシほど立石　荒らした女はいねぇよ

 

と悪ぶり

今日も　お客さんを笑わせている

 

そう

笑わせてくれるのだ

 

 

 

 

決して座り心地がいいとは言えない

この店に

なぜこんなに集まるのか

 

ここには

窮屈を補って余りある

笑いがある

 

一番の攻略法は

ただただ

楽しもうとする気持ち

 

 

皆様

立石クエスト

クリアしに来ませんか？

 

 

そろそろですし