寿町「珍来軒」22歳の女の子とハマのドヤ街で呑んでみた
「横浜に寿町って街あるんですよね いったことありますか?」
そう 僕に聞いてきたのは
ユナちゃんという女の子だ
ユナちゃんというのは
以前
という記事で
立石で昼呑みした
女の子だ
彼氏がいたのだが
どうやら別れたらしく
実はあれから
なんやかんやで よく呑むようになっていた
僕だけでなく
味論やカリスマジュンヤとも
よく呑んでいる
もっと言えば
酒場ナビメンバーを含む
平均年齢35歳以上の
呑みグループ
の集いにまで顔を出すぐらい
我々
に馴染み始めている
不思議なもんで
最近は そんなアラフォーメンバーの中に
ユナちゃんが居るのも
違和感がなくなってきた
「寿町?? いったことあるけど エグい街やで」
「いってみたいです」
「ホンマに?? ユナちゃん凄いな!!」
「呑むところありますよね」
「いやいや あるにはあるけどやぁ」
「呑んだ事ありますか?」
「僕はないけどーー!!」
「酒場ナビの看板背負ってるのにですか・・・」
「・・・・・そういわれると」
「いきましょうよー」
「・・・ええけど 怖い思いするかもしれんで!!」
「あはっ 望むところです!!」
酒場という聖地に
酒を求め
肴を求め
刺激
を求めさまよう
若干22歳にして・・・
末恐ろしい・・・
日本三大ドヤ街
大阪西成
東京山谷
そして
横浜の寿町だ
まぁ
特殊先輩の方々が
地球をベッドになさってる
街なのだが・・・
お酒の自販機に
貼られているメッセージも
香ばしい
街だ
お釣りを
ちょっとでも多く出そうとしてるのか
自販機を叩く方がいたり
本物かどうか
疑わしいお札を
使ってみる方がいたり
優勝もしてないのに
ビールかけを
される方がいたりと
まぁ
香ばしい
まだ日も暮れぬ
15時ぐらいか
僕とユナちゃんは
JR石川町の駅をおりた
少し歩くと
徐々に・・・
だんだんと・・・
街が
香ばしくなってきた・・・
ユナちゃんは
「わー わーー わーーー」
と 驚きの声を挙げている
僕は
昔 サファリパークに行った時の
当時の彼女のリアクションを
思い出していた・・・
キョロキョロが先輩方に
あまり伝わらないぐらいの
キョロ
をしながら歩いていると
なかなかの
渋さの店に
遭遇した
珍来軒
真っ赤な扉に
どの角度からも拝める
丸く掛けられた暖簾
街中華店構え選手権
を やるのなら
必ずエントリーして欲しい
ビジュアルだ
色あせた
食品サンプルが堪らない
これは
が止まらないぞと
ユナちゃんの方を向くと
ユナちゃんは
ゆっくりと頷いて
暖簾をくぐっていった
コイツ
最近
を サボり気味やなぁ・・・
店内は
シブ可愛い!!
扉と椅子とメニューの
赤が
レトロ感と相まって
何とも言えない
雰囲気をかもし出している
おもちゃ箱感
とでも表現しようか
僕ら以外に
お客さんはいない
どれだけ
キョロキョロしても
大丈夫だろう・・・
このメニューの
色合いと字顔もいい
ラーメン400円って嬉しい
サンマー丼!! 流石横浜!!
黄色い文字で書かれたオムライスはオススメのアピールか?
レバーチャーハンって!!
どれもこれも気になるが
内臓好きの僕らは
レバーイタメ
を チョイスすることにした
「すいません ビールとレバーイタメ下さい」
そう 大将に告げると
「はーいー かしこまりましたー」
と 優しい口調で頂けた
良かった・・
威圧方の大将じゃなくて・・・
瓶ビールを持ってきてくれた
大将が
「これもどうぞー」
と 6Pチーズも
置いていかれた
「あはっ メンマとか柿の種じゃなくてチーズなんですねー」
「これ絶対マスターのおやつですよねー」
「チーズおかきの時もあるんですかねー」
と 妙にハシャぐユナちゃん
僕は
「カントリーマームやったら嬉しいか嫌か微妙やなー」
とか言いながら
ユナちゃんって おっぱいAカップかなぁ
なんて思っていた・・・
そこに
レバーイタメ到着
店内の赤と合わせるかのように
レバーにも赤みを残してくれてる
色彩感覚が秀逸だ
「ちょっと お酢かけてみても美味しいよー」
と 大将が仰る
見ると卓上に
アピール力満点の
お酢を発見!!
僕はそれを凝視しながら
「お酢ってどれかなぁ?」
と ユナちゃんに放ってみた
ユナちゃんは
「あっ それ言うと思ってました」
なんて返しをしやがる
コイツ・・・
Aカップのクセに・・・
「イカさん ウカッピってなんですか?」
と言って
ユナちゃんがメニューを指差した
「ウカッピ??」
見上げると
「わっ お酒なん!! 聞いたこともないわー」
ユナちゃんは
「どうしますか?」
などと
スライムが仲間にしてほしそうにこっちをみている
時のごたる聞いてきやがる
「すいませーん 大将 ウカッピくらさーい」
これがウカッピ
大将は
「こんなん頼まれたの久々だよー」
なんて仰ってる
中国??
リキュール?
「大将 これ炭酸とかで割って呑むんですか?」
と聞くやいなや
大将は
テーブルにコップを置き
そこにウカッピを注ぎ始めた
「えっ!! これこのまま呑むんですか!!」
「そうだよー」
一口舐めてみる・・・
甘苦いっ!!
紹興酒とセンブリ茶を
混ぜたような味だ
正直苦手だ
「いや ユナちゃん これなかなか厳しい味」
と 言ってる僕の言葉を遮り
ユナちゃんは
僕からウカッピを奪い取り
すすり始めた
「わー これ うがい薬みたいですねー」
「やろ」
「あっ でも アタシこれ好きかもー」
「ホンマに?」
「あー 楽しいですーー」
22歳の女子が
ディープな街の
怪しい中華屋の
訳も分からない酒をすすりながら
ご満悦でらっしゃる・・・
やはりコイツ・・・
タダもんやないな・・・
Aカップやけど・・・
などと思っていると
カリスマジュンヤからの
LINEがきた
「イカはん 寿町到着しましたわ 外呑み出来る店ありまっしゃろか」
この後
ジュンヤが合流して
寿町の先輩方と呑む事になるのだが
その模様は
近日中に・・・
つづく
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珍来軒(ちんらいけん)
住所: | 神奈川県 横浜市中区 寿町 3-11-6 |
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TEL: | 045-651-9352 |
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