
江戸川橋「大衆割烹すみれ」東京三大癒やし酒場 その2
地球上どこに行っても通用する武器
それは
笑顔です
美輪明宏
3年ぐらい前か
カリスマジュンヤが
「オモロイ老夫婦がおる店見つけましたわ!!」
と 唐突に言ってきた
「えっ? どんな感じなん??」
「おやじさんが とにかくお母さんのこと ボロクソに怒りまんねん」
「ほう」
「ほんで気づいたら ワイの隣で二人仲良く飯食うてまんねん」
「となり?」
「客席に座ってでっせ」
「ほう」
「まだお客さん いっぱい居るのにでっせ」
程なくして
僕も味論もその店に
連れていってもらった
僕ら3人は
その店の虜になり
足繁く通うようになってしまった・・・
その店が
大衆割烹すみれ
有楽町線の江戸川橋駅から
みつぼ
を通り過ぎ
ちょいと曲ればたどり着く
この
すがれた
暖簾を押すと
手前には
カウンターと
テーブルが3つ
奥は小上がりになっている
この満席なら
40人は入るだろう
オオバコ
を ランチタイムには
ご夫婦お二人で
切り盛りなさっている
夜は
娘さん達
も手伝いにいらっしゃる
二人姉妹のお姉サマ
ゲコちゃんの
弾けるような笑顔が堪らない
そのゲコちゃんが
作る
出汁巻きがが絶品
玉子を
惜しげもなく5個使って
この仕上がり
上品なダシの風味と
丁寧に巻いてます
と伝わってくる食感
見事です
おそらく
ゲコちゃんは
アタマをケガした人に
包帯を巻いてあげるのも
上手でしょう
お父サマは
京都の
たん熊やさつき
で修行なさったバキバキの
料理人だ
割烹
の看板に偽り無い
素晴らしい
お刺身を出して下さる
そして
それを運んで下さる
お母サマの
屈託のない笑顔も
素晴らしい
勿論
お刺身だけではなく
他の料理も美味しすぎる
薄く衣を纏わせた
天ぷらが旨い
かじると
サクッ!!
という音が
江戸川橋から神楽坂一体に
響き渡る・・・
これぞプロ
という仕事だ
天ぷらが美味しいので
当然
カツも美味しい
かじると
衣の中に閉じ込められた
旨みタップリの肉汁が溢れ出し
神田川が溢れんばかりの
肉汁の洪水になる
カツが旨いので・・・
当然
カツ煮も美味しい
カツを食べ終わり
残った煮汁に焼酎を入れて
皿ごとすする
カツ煮汁割り
を 楽しむお客さんが
いるとかいないとか・・・
寿司も
握って下されば
冬場は
なんといっても
フグを出して下さる
「薄かったら旨くねえんだよ」
と お父様は
てっさ
を分厚く仕上げられれる
長嶋茂雄でも
1枚1枚食べるであろうぐらいの
分厚さだ
豪快かつ繊細
職人の技が
そこにある
故郷茨城で出会われた
お父サマとお母サマ
「俺の修行先の京都にまで コイツが追っかけてきやがったんだよー」
お二人の
馴れ初めを聞くと
お父サマは
嬉しそうな嫌悪感
を醸し出しながら仰る
その横で
お母サマが微笑んでらっしゃる
それを見て
ゲコちゃんがケタケタいってる
それらを見て
僕らの口角も上がる
あー
心地いい
カリスマジュンヤは
お母サマに
老夫婦さん
なんて呼ばれている
以前
すみれのことを
インスタにあげた際
#老夫婦 #ケンカ老夫婦 #ケンカ酒場 #大衆割烹すみれ
などというタグをつけていたのを
ゲコちゃんに見つかり
ご夫婦にチクられ
「誰が老人だよ!! こちとら毎日バイクで築地に仕入れいってんだよ!!」
と お父サマに
激怒されたことがあってから
ずっと そう呼ばれている
今でも
そのエピソードは話題に上がる
お母サマとゲコちゃんは
笑って話して下さる
お父様も
笑ってらっしゃる
その顔が見たいから
僕らは
またココに来る
「お母さん ただいまーー」
なんて言いながら
ココに来る
まぁ
おかえり
と返されたことはないのだが・・・
米朝首脳会談は
シンガポールじゃなくて
ココでやれば
全ていいように転がるんじゃないだろうか
なんて
思ってみたりもする
大衆割烹すみれ
東京三大癒し酒場の一つにさせて頂きます
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大衆割烹 すみれ(すみれ)
住所: | 東京都新宿区山吹町359 |
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TEL: | 03-3260-5576 |
営業時間: | 17:00~23:00 |
定休日: | 日曜日 |