駒ケ林「永井酒店」絶滅危惧種!!幻のだしソースたこ焼きを求めて その2
前回
僕の酒場巡りの師匠
シュンデルマツモト
が
突如言い出した
出汁ソースたこ焼き
というモノを求め駄菓子屋にいくという
記事を書いた
今回はその続き
前回を
読まれてない方は
ぜひともコチラから読んで頂けると
幸いであります
↓
駒ケ林「そば焼いりちゃん」 幻の出汁ソースたこ焼きを求めて その1
たこやきフレンド
を後にした僕ら三人は
に戻り
酒場を探した
むむっ!!
永井酒店
森永牛乳のような
色合いの看板・・・
どんな店なのだろうか・・・?
師匠とジュンヤに
暖簾引き
をしてもらい
中を確認してもらう
「淡谷のり子 みたいなお母さんおるなぁ」
「ほなココにしましょか」
「決定やな」
理由はよくわからないが
永井酒店の扉を開いた
中に入って
スグ目に入ってくるのが
星野仙一が
胴上げをされているポスター
16年前
阪神が優勝した時のヤツ・・・
さすが神戸だ・・・
角打ち天国
駒ケ林
永井酒店も
ご多忙にもれずそのスタイル
冷蔵庫から
各々お酒を出し
三人で2回目の酒ゴング
「カーーーッ!! バリ旨いのう」
師匠が
ご満悦だ
「師匠 カウンターにおツマミ並んでますね」
「よっしゃ ワシ取ってきたるわ」
「有難き幸せ!! 淡谷先生に宜しくお伝え下さいませ」
師匠が
淡谷先生と談笑しながら
おツマミをチョイスしてきてくれた
もやし炒めに卵焼き・・・
おやっ!!
「師匠 これは煮干しですか・・・?」
「ワシらは イリコ っていうてるけどな」
「これ食うんでっか・・・?」
「ダボッ!! ポン酢かけていってみぃ 五合呑めんぞ」
「御意でありますっ!!」
「これだけちゃうで」
「これも もうてきたわっ!!」
「師匠 これなんでっか・・・?」
「焼きうどんやないかいっ!!」
「焼きうどん・・・ うどん短いですね・・・」
「ちびちびツマめるように 短こうしてくれてんねん」
「にしても味薄そうですね・・・」
「だから これがあるんやないかいっ!!」
「これ・・・?」
「神戸の至宝 ばらソースやないかい」
「あっ!! ばらソース知ってます」
「薄めに味付けしといてやな」
「はい」
「あとは卓上の ばらソースでお好みの味に ってのが長田琉や」
「勉強になります!!」
「ばらソースはウスターソースやのにな」
「・・・はい」
「野菜 果物がほとんど使われてへんねん」
「・・・」
「でもスパイシーさが際立って旨いんや」
「・・・」
「ばらソース ブラザーソース 二見ソースの三つがな」
「・・・」
「ワシがガキん頃の三大ソースやった」
「・・・」
「今は 日の出ソース フクスケソース ドリームソースがやな」
「・・・」
「ワシの三大ソースマイフェイバリットやーー!!」
「師匠 もう食うてもいいすかっ!!」
「それにしても 師匠」
「なんや?」
「出汁ソースたこ焼きなかったん 残念でしたね」
「絶滅してもうたかなぁ」
「無いとなると より食いたなりますなぁ」
「聞いたらよろしいねん」
「ジュンヤ 聞くって誰にや?」
「神戸の生き字引 淡谷先生に決まってますがな」
「生き字引・・・」
「ちょう いってきますわ」
「頼もしいっ!!」
ジュンヤが
お店の方々に
出汁ソースたこ焼きのことを
聞いてくれている
そして
笑顔で帰ってきた!!
「ジュンヤ やってる店教えてくれたけ?」
「誰も知らんみたいですわ」
「なんやねん!! なんで笑顔やねん!!」
「ちゃうんすよ」
「何がちゃうねん!!」
「そういう事情に詳しい先輩がいる店 教えてもらいましたわ」
「へ?」
「近くの くまざわ酒店 ってところに・・・」
「ほう」
「超生き字引の お客さんがいるらしいんですわ」
「超生き字引!! 師匠・・・ どうします・・・?」
「いったらんかーーーい!!」
くまざわ酒店
それにつけても
どんだけ角打ちあんねん
駒ケ林・・・
狭い店内には
黒帯先輩が何人も
呑ってらっしゃる
店員の
もたいまさこみたいなお母サマと
ハリセンボン春菜みたになお姉サマに
聞いてみる
「すいません この店にですね・・・?」
「はいはぃ~?」
「出汁ソースたこ焼きのこと 知ってそうなお客さんいはりますか?」
「出汁ソースたこ焼き?」
「器に たこ焼き入れて出汁かけて・・・」
「あぁ はいはい あれな~」
「はい」
「黒田はんやったら そんなんよう知ったはるわ」
「黒田さん 今いはりますか?」
「おらへんけど もう少ししたら来ると思うで~」
「やたっ!! ありがとうございますっ!!」
「師匠 光が見えてきましたね」
「ホンマやな」
「黒田先輩 はよけえへんすかね」
「ほな 待ってる間にやな」
「・・・はい」
「日の出ソース フクスケソース ドリームソースのやなぁ」
「・・・」
「魅力の説明させてもらうとやな」
「師匠 もうええっすわ!!」
「串かつには フクスケが一番おおててやなぁ」
「お兄ちゃんら!! 黒田はん来はったで!!」
「あっ!! ありがとうございます!!」
「こっちやこっち」
「はい」
「黒田はん この人らなんか聞きたいことあるみたいやで」
「ワシにかぁ」
「すんまへん 出汁ソースたこ焼きについて聞きたいんですけど」
「出汁ソースたこ焼き?」
「器に たこ焼き入れて出汁かけて・・・」
「ああ あれな」
「あれ 今でも出してる店ご存知ないでしょうか?」
「知ってんでぇ」
「おおっ!!」
「和田岬の駄菓子屋でやってるわ」
「和田岬・・・」
「駄菓子屋・・・」
「・・・行ってみたら 実はやってないとかはないですよねぇ?」
「やってんで ワシさっき行って食うてきたとこや」
「うおおおーーー!!」
「黒田さん好きーー!!」
「ありがとうございましたっ!!」
その日は
スケジュール的に和田岬には
いけなかったのだが
そのタイミングは
スグに訪れた・・・
こちらをどうぞ
↓
永井酒店(ながいさけてん)
住所: | 兵庫県神戸市長田区庄田町2-4-11 |
---|---|
TEL: | 078-611-0860 |
営業時間: | 9:00~20:00 |
定休日: | 水曜日 |