阪東橋「埼玉屋食堂」酒場尋ね人 あの先輩探してます
ここどこや・・・?
目を覚ますと
電車のシートに座り込んでいた
えっ?
どこや・・・?
ホームに出て確認しようと立ち上がるが
吐き気が凄い
え・・・?
大宮・・・?
なんでや・・・?
あっ
少し思い出した・・・
その日は
朝から電車を乗り継ぎ
横浜の
阪東橋
に来ていた
先代の店主さんが
埼玉県出身だから
横浜なのに
埼玉屋食堂
7時から呑めるという
極楽酒場
ココで朝から
しっぽり呑りたかったからだ
うほっ!!
午前中から
特殊先輩の方々が
まみれて
らっしゃる
食堂という屋号だが
見回したところ
まみれて
らっしゃらない先輩は
お一人もいない
そして
漢の聖地
という閉鎖的な空間でもない
女性も入り交わって
皆で笑いあい
賑やかな
を 奏でている
入り口付近の
白帯席
を拝借し
レモンサワーで喉を掃除した
もあり
ツマミはここから取ってもいいのだが
短冊メニューも
沢山貼ってあり
それも眺める
あれ安くていいな・・・
おやっ!!
あんなのもあるのか・・・?
よし決まったっ!!
ミニステーキと
マグロの刺身にしてみた
ニンニクがしっかり入った
肉が旨そうだ
今宵接吻等する予定ナシ
バクバクいって
レモンサワーを流し込んだ
お刺身があるのが嬉しい
ステーキと交互にツマんで
焼酎のお代わりをした
午前中の
酔い時間
を味わえている
もう一品頼もうか・・・?
次の酒場はどこにしようか・・・?
など考えていると
急に
左隣の先輩に
「お兄ちゃん 旨そうに呑むね」
と話しかけられた
そして
左向かいの先輩から
「コーヒー牛乳割りもいけるよ」
との
お言葉を頂けた
僕は
「あっ あり ありが がとうございますっ!!」
と
オドオドしていた
「案外うめえだろ」
「はいっ」
「俺は牛乳割り貰おうかな」
「あの・・・?」
「ん?」
「先輩方は ご常連なんですか?」
「俺はしょっちゅう来てるよ」
「俺も来てるねぇ」
「昔からのお知り合いなんですか?」
「初対面だよ」
「へっ?」
「さっき会ったばかりだよ」
「だって 楽しそうに喋ってらっしゃいましたよね」
「あはは ここはほぼ相席状態だからね」
「自然に仲良くなっちゃうよ」
「ここ来たら誰かいるだろうな って気持ちで来るからね」
「いなくても目の前の人と呑んじゃえるからね」
「それでお互い 別々に店出て 次の店でまた会っちゃったりしてね」
「若干気まずくてね」
「結果 また一緒に呑んじゃってね」
「じゃあ 最初っから一緒にいけって話だよね」
「さぁ そろそろ次いこうかな」
「・・・」
「・・・」
「いく・・・?」
「そうなるよね」
「お兄ちゃんは?」
「いいんですかっ!!」
「一期一会だよ 色々回ろうよ」
「いい言葉だね アソコこの時間やってたよな」
「ありがとうございますっ!!」
まさかの展開に
ワクワクしていた
この後
楽しさしかないだろう
真面目に呑んでるが故に
たまに頂ける
からのご褒美
意気揚々と
先輩方の後ろをついていった
のだが・・・
浮かれすぎて
呑みすぎてしまった
2軒目からの
記憶がほとんどない
笑って呑んでいたことは
若干覚えている
それから
どうなったのだろうか・・・?
なにか
粗相はしなかっただろうか・・・?
どんな感じで
お二人と失礼したのだろうか・・・?
ちゃんと
支払いをしたのだろうか・・・?
3年前の夏の出来事だったのだが
今でも気になっている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
先日久々に
埼玉屋食堂に
お邪魔する機会があった
あのお二人いないかな・・・
せめてお一方だけでも・・・
なんて思いながら
入店したが
そんな都合よくいくわけもなく
心に
しこりのある状態のまま
ナポリタンをすすった
先輩方
奇跡的に
この記事を目にして頂けてましたら
お手数なのですが
こちらまで
ご連絡頂けないでしょうか
答え合わせさせて下さいませ
こちらもどうぞ
↓
埼玉屋食堂(さいたまやしょくどう)
住所: | 神奈川県横浜市南区中村町2-113 |
---|---|
TEL: | 045-251-6326 |
営業時間: | 07:00~13:00、16:00~19:00 |
定休日: | 火曜日 |