月島「牛もつげんき」東京三大外煮込み その1
今年4回目の
明けましておめでとう
を会う人会う人と言い合う
できればこの挨拶は
年一回だけにさせて頂きたいが
まぁこればっかりは・・・
閉店してしまう酒場もチラホラ・・・
だもんで・・・
イケるうちに
イキたい酒場へ
イっとかないとと
浮足立っている僕がいる
月島にやってきた
雨後のタケノコのように
タワマンがニョキニョキしていく
この界隈
来るたびに
もんじゃストリートの
景色が変わる
ただ
一本入ると別世界
細い路地の
その先に・・・
出たっ!!
げんきっ!!
外で呑らせてくれる煮込み屋さん
何度か来たことはあるが
なんなんやかんやで
15年ぶり
いったことのない酒場を含め
僕が
明けたら訪れなければリスト
に入れている店だ
「お兄ちゃん 食べてくの?」
覗き込んで
写真を撮っていると
お母サマに背後から話しかけられた
「わっ!! 出たっ!!」
「出たって お化けみたいに言うんじゃないよ」
「お酒って 何がありましたっけ?」
「ワンカップとハイボール」
「ビールは・・・?」
「そこの酒屋で買っておいでよ」
「いいんですか!!」
「持ち込みは バージョン頼んでもらうけどね」
「・・・バージョン??」
呑み始めはビールがいい
お近くの
カワシマヤさんで
ゴーゼロゼロ缶を購入し・・・
戻って着席
「お母サマ・・・ バージョンって・・・?」
「これだよ」
「モヤさまバージョンっ!!」
「お得なセットね」
「昔っからありましたっけ?」
「コンニャク無いのはあったよ」
「勉強になりますっ!!」
うほっ!!
旨そうっ!!
秋の夕暮れに
路地裏の軒先で
串煮込みとおでんと缶ビール
こんな当たり前のことが
幸せで堪らない
我慢・・・
してたんだな・・・
モツの脂の旨味が最高
飲み込むのがもったいない
ずっと噛んでいたいヤツ
フワは
食べれる店があまりないので嬉しい
この独特の食感は他にはないよな
ナンコツも素晴らしい
このコリコリ感癖になりそう
おでんの豆腐って
リアルに3丁食べれるぐらい好きだ
コンニャクは
三村さんご希望で
バージョンに追加されたとか
三村さんありがとうございます
玉子は・・・
後に取っておくか・・・
こんなラインナップ
ゴーゼロゼロだけでは戦えない
ハイボールをお願し
ペースをアップ
カァーーーーーーッ!!
んまいっ!!
「こんちわー」
「こんにちはー」
お母サマは
通り過ぎる人と挨拶をなさる
こんにちは と返し歩いて行く方
少し立ち話をなさる方
テイクアウトをされる方
座って呑り始めるご常連
その皆様と必ず
こんちわー
で始まる
「こんちわー」
「こんにちはー」
これが
げんきの酒場BGMだ
頭の中に
長渕の東京青春朝焼物語が流れた
ごめんよと挨拶する
豆腐屋のばあさん
とリンクしたのだろう
あの水撒きばあさん
げんきのお母サマみたいな顔してたとは・・・
「あら お風呂上り」
「明日は佃島のほういこうかな」
「そういや 門仲の赤札堂が閉店するんですっね」
「嘘っ!! 富岡八幡宮より通ってたぜ」
「あの女優 なんでこの辺に引っ越してきたか知ってる?」
「神輿担ぎたいからでしょーー」
「あははは」
「はははは」
気付くと
お母サマも含め
井戸端宴会
が繰り広げられている
古き良き下町感・・・
これが日常の風景・・・
月島・・・
僕も引っ越してきたいな・・・
日も沈み始め
そろそろいい頃合い
気になっていたメニューを
お酒と共に所望
「お母サマ つゆかけごはん とワンカップ下さいっ!!」
つゆかけごはん
なんてチープなネーミングが愛おしい
煮込みの汁を
ご飯にかけただけのコイツに会いたかった
うん・・・
思っていたよりい色白だな・・・
少し酒場化粧させてもらおう・・・
出番を待たせていた玉子を真ん中に
ドンッ!!
皿に残っていたバージョンの汁も
ジャバーー!!
おおうぅ
うん
これぐらい色黒のほうが下品でいい
酒場の食いモンなんて
下品であれば下品なほど
旨いに決まってる
行儀悪く
シャバシャババーーッ!!
っとかっ込み
ワンカップで流し込んだ
ふぅ
気持ちええなぁ
牛もつげんき
東京三大外煮込み
にさせて頂きます
改めまして
あけましておめでとうございます
さあ
こっちの三大煮込みも
こちらの月島もどうぞ
↓
月島「岸田屋」初めての東京三大煮込みをあの人に教えてもらった
げんき(げんき)
住所: | 東京都中央区月島3-8-6 |
---|---|
TEL: | 03-3531-5900 |
営業時間: | 15:30~18:30 |
定休日: | 水・日・祝日 |