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野方「十八番(おはこ)」グラビアアイドル餃子ちゃん18歳、好きなお花は『薔薇』です

 

私は近所を週に三日は散歩をする。

と言っても老人が健康のためにする散歩ではなく、例えるなら”探検”である。

 

10年近く同じところに住んでいても、必ず行ったことがない路地や見たこともない建物、そして酒場と出会える。

 

“あ!こんなところにこんな店があったんだ!”という発見の快感は堪らないものだ。

 

 

 

ある夜、ふいに”探検”へ出かけたくなった私は、高円寺駅から環状七号線に沿って野方駅方面へと歩いていた。

 

単なる環七を跨る歩道橋にしろ、よく見ると柵の高さや形が違っているのだが”なんでガードレールや標識みたいに統一しないんだろうか”などと、どうでもよい疑問を思いながら歩くのもまた楽しい。

 

そんな歩道橋を渡っていると、暗闇に一際目立つ看板が視界に入った。

 

 

 

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『東京ラーメン 十八番』

 

外観からして中華料理屋っぽい。

 

その店名を見て、イカが始めた酒場ナビの企画を思い出した。

 

番号中華探偵が行く

 

昔から中華料理屋の店名でよくある”番号店名”を探し、なぜその番号を店名にしたのかを店員に聞いてみるという企画だ。
なぜそんな企画をはじめたのかとイカに聞くと、”漢数字って可愛いから”とのこと。

 

“探検”と”探偵”か。

割と近い存在かもしれない。

探検ついでにこの『十八番』の店名調査をしてみようじゃないか。
早速、私は店の前まで来るとその外観や看板をよく調べてみた。

 

 

 

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十八番……、”おはこ”か。

 

ちょっとまてよ。

これってまさか、”中華料理がおはこ(得意)だったから”っていう単純な理由なだけなのでは……?

 

いや、犬猫の名前を付けるわけじゃあるまいし、そんな理由で何十年も続けるかもしれない大事な店名にする訳がない。

きっとこの名前にはもっと深い意味が込められているはずだ。

 

折角なので、”探偵になったつもり”でなぜ『十八番』という店名にしたのかを、自分なりに探ってみることにした。

 

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気合を入れた私は、いつもより角度キツめに”暖簾引き“をしてから、店内へと潜入した。

 

 

 

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左側にカウンター席、右側にテーブル席があり私は女将にテーブル席へと案内された。

 

まずは酒を……、

ん?これは一体……。

 

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“バラサワー”

 

一瞬、『ハイサワー』の書き間違いかとも思ったが、やはり”バラ”と書いてあった。
“薔薇”のサワーなんて得体の知れない酒など聞いたこともない。

 

――まさか!?

早くもここに重要な手掛かりがあるのでは……。

 

その謎を解くにも、まずはこの『バラサワー』を女将にお願いしたのだ。

 

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『バラサワー』

 

“赤色”かと思いきや、レモンサワーみたいな色。

このサワーに店名の秘密が……。私は一口飲んでみた。

 

YOSHIKIもびっくりするくらい、口いっぱいに薔薇のエレガントな風味が広がる。『ジャスミンハイ』みたいな酒がとにかく好きという人には向いてるかもしれない。

 

 

 

(十八、じゅうはち…、はち、ハ…、バラ…? まさかな)

 

少し考えてみたが、肝心の店名の由来には関係なさそうだったので女将に聞き込みをしてみた。

 

「あのー、バラサワーって珍しいですけど何か思い入れでもあるんですか?」

「え? いえ、ただのバラサワーですけど」

 

ただのバラサワーだった。

 

 

 

まったく店名との関係性は無かったため、私は次に『ぎょうざ』を女将に頼んだ。

餃子といったら中華料理屋の個性が出る料理。そんな料理が店名と無関係なわけがあるまい。

 

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『ぎょうざ』

 

この”むっちり感”を見ていただきたい。これがグラビアアイドルだったらファンになってしまいそうだ。
はち切れんばかりのボディを一口食べてみると中からは肉汁が溢れ、飲み込む度に”彼女”の虜になる。

 

しかしだ……。
“グラドル餃子”であることは分かったが、やはり店名との関係性が思いつかない。
『グラドル餃子ちゃん 18歳』……、いや、そんなくだらない話があるか。

またも女将に聞き込みをしてみた。

 

「おいしい餃子ですけど、何か特別な焼き方なんですか?」

「え? いえ、ただ普通に焼いてるだけですけど」

 

ただの餃子だった。 

 

 

 

なにが”グラドル餃子ちゃん 18歳”だよ。このままでは埒が明かないと思った私は、最後に『麺料理』を女将に頼んだ。

 

中華料理屋の”顔”と言っても過言ではない麺料理なら、必ずや店名についての答えが解かるはず……。

 

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『ピリ辛たんめん』

シンプルかつ、程よい辛さが一口食べるたびに食欲をそそる。
さらに特筆すべきは、この自家製麺の長さである。麺をリフトさせ、腕をいっぱいに上げても切れ目がない。

 

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この異常な麺の長さ、絶対に怪しい……。

 

 

 

わかった!

一本の麺の長さが『18メートル』だから”十八番”ってわけか!

 

……そんなわけがあるはずもなく、あったとしても50センチくらいの麺をすすりながら考えてみたが、結局さっぱり分からない。

 

所詮は素人探偵。私の推察力はここまでとギブアップして、素直に答えを聞いてみた。

 

「あのー、お店の名前ってなんで”十八番”にしたんですか?」

「は? 中華料理が”おはこ”だったからですけど・・・・・・」

 

やっぱりただの”おはこ”だった。

 

 

 

 

 

十八番 (オハコ)(おはこ)

ジャンル: ラーメン、中華麺(その他)、餃子
最寄り駅: 野方駅から563m
住所: 東京都中野区大和町2-2-2
TEL: 03-3338-8179
営業時間: 11:30~15:00/17:00~21:00
定休日: 第三火曜日、水曜

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投稿者プロフィール
2016-11-30-11-56-03
【出身地】
秋田県秋田市
【オススメの酒場】
信濃路(鴬谷)
【お気に入りの酒】
焼酎紅茶割り
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