立石「栄寿司~しらかわ」22歳の女の子と呑んべ横丁のスナックにいってみた
前回
ユナちゃん
という女の子と
宇ち多”にいった記事を書いた
今回は
そのつづき・・・
ご覧になられてない方は
是非ともこちらから
見て下さいませ
↓
宇ち多”を出た僕とユナちゃんは
すぐさま向かいの立ち食い寿司
栄寿司
に入った
ここが
安いのに旨すぎる寿司を
提供してくれるの店というのは
あまりににも有名だ
エビスの小瓶で仕切り直し
僕は
宇ち多”から栄寿司のコースを
さほど並ばず
ユナちゃんをナビできている事に
嬉しさを感じていた
さすが平日だ
「回ってないお寿司なんて何年ぶりだろー」
「お寿司立って食べるのなんて初めてですー」
と ワクワクなさってるユナちゃん
「そもそも寿司は江戸時代に屋台で始まり・・・」
「寿司屋の暖簾が汚れてるのは何故かというと・・・」
などと僕は言いかけたが
「若い子にウンチク言うたらモテまへんで」
と カリスマジュンヤに
忠告されてたのを思い出し
「ヒャッホーイ」
と わけのわからない言葉を発していた
「何頼みます?」
「あっ はい どうしようかな」
「何でも好きなもん頼んで下さいね」
栄寿司の安さが
僕に自信を与えてくれる
ユナちゃんは
「じゃあー すいません イワシとアジ下さいっ」
と 大将に告げた
そして 僕の方を見て
ちょっと恥ずかしそうに
「ダメですか・・・? 光り物好きなんです・・・」
などと言ってくる
ダメなわけがない・・・
僕は思わず
「ユナちゃんが好きならブラックバスでもブルーギルでも食べま・・・」
と 言おうとしたが
「思いついたこと何でも言ってたらモテないよ」
と 味論に忠告されてたのを思い出し
「イエーイ」
と 会話が成立しない言葉を
発していた
素手で寿司をつかみ
醤油を付け口に運ぶユナちゃん
そして
まだ咀嚼が終わらず
口の中に寿司がある状態で
「ヘッヒャモイヒー(めっちゃおいしー)」
と 放った
出たっ!!
例の
感想が咀嚼を追い越してしまう
通称
追い越しボーノ
だ
このリアクション考えたの誰やろう・・・
アカン・・・
カワイイ・・・
「板に置かれたのを 直接手で食べるのがなんかいいですね」
と ユナちゃん
「ですね 僕 板に置こうとしてる 大将の手に直接かぶりつきたいですわー」
「えっ? なんですか?」
「いや 置く前に口から迎えに行って チョクで」
「えっ? どういうことですか?」
「いや だから 大将が置こうとしてる その手もろともいったるぐらい」
「えっ? えっ?」
味論よ・・・・
忠告守れずに申し訳ない・・・
アナゴも貰い
そろそろ次の店に
なんて頃合だが
僕は栄寿司ではどうしても食べたいネタがあり
ユナちゃんに聞いてみた
「僕 ココのアンキモめっちゃ好きなんですよ 頼んでいいすか?」
「あはっ 望むところです」
裏切らへんなぁ・・・
「そういえば 調べたんですけど 呑んべ横丁ってところあるんですか?」
「うん 踏切渡ってすぐんところに」
「いってみたいです」
「この時間開いてる店あるかなぁ」
「その横丁見るだけでも・・・」
栄寿司を後にした
呑んべ横丁は静かだった
時刻はまだ3時過ぎ
ほとんどの店のネオンは消えている
そんな中
暖簾を掲げてる店を見つけた
しらかわ
僕も全く知らない店だ
ディープすぎる通りの
下調べもしていない
情報のない店・・・
僕の酒場心をゆさぶりやがる・・・
入りたい・・・
僕がお伺いをしようと
ユナちゃんの方を向くと
まだ何も聞いてないのに
「望むところです・・・」
と 仰った
今後の展開が
全くわからないという
ゾクゾク
を共有しながら
暖簾を押した
L字カウンターだけの
小さな店
どうやらカラオケもあるみたいだ
「いらっしゃーい」
と
七福神のお一人なのかと思うぐらいの
えびす顔のママさんが
迎え入れてくれた
「早い時間からやられてるんですね」
「前はもうちょっと遅かったんだけどね」
「そうなんですか」
「お客さんが もっと早く開けろっていうんで どんどん早くなっちゃった」
営業時間にしろメニューにしろ
お客様の要望に合わせていくお店に
悪い店はない
ママさんの人柄のよさが伝わる・・・
ユナちゃんも
それを感じ取ったのだろう
二人で顔をを見合わせ
「当たりだね」
みたいな表情を浮かべたりする
アカン・・・
楽しすぎる・・・
ウーロンハイと緑茶ハイを貰う
ここで僕は
「ママさんも1杯呑んで下さいませ」
と 酒場ナビ的に言う
を 試みてみた
ママさんは
「有難う御座います ウーロンハイ頂きます」
と 頂いて下さった
「あはっ 今の カッコよかったですね」
と ユナちゃん
無念・・・
豊田真由子の元秘書に頼んで
録音しておいてもらえばよかった・・・
そこに
常連さんであろう先輩が入ってこられた
そして
ユナちゃんを見るやいなや
「あれ 若いお嬢ちゃんいるじゃない ママーこれあげてよー」
と
スーパーのビニール袋から
何かを取り出した
きな粉餅だった
ママがお皿に移して下さり
僕らの前に置いてくれた
ユナちゃんは
「いいんですかーー いただきまーす」
と 美味しそうに頬張った
「お嬢ちゃん いい食べっぷりだね」
「有難う御座います 美味しいです」
「気持ちがいいねぇ ママー 寿司でもとってあげてよー」
「あっ 今 栄寿司いってきたんですよー」
「栄寿司かぁ 俺もっといい店知ってるぜ」
「ホントですか?」
「その店は 7時半ぐらいになったら半額で食べれるんだよ」
「そんなとこあるんですか?」
「店名がイトーヨーカドーつうんだけど」
「スーパーじゃないですかーー」
その時思った・・・
ユナちゃんも
我々同様
酒場での
人が好きで 笑顔が好きなんだなと・・・
人としてか
女性としてか
確実にユナちゃんに惹かれてる
僕がいた・・・
そこからは
僕もママさんも含め
店内が笑顔だらけになっていた
先輩が仰る
「お兄ちゃん 1曲どうだい 盛り上げてよ」
僕は
「はいっ!! ママさんラヴイズオーバー入れて下さいっ!!」
と マイクを握った
選曲ミスか・・・
僕の歌唱力の無さか・・・
気付くと店内の笑顔は消えていた
ママさんは仕込みをしだし
先輩はスポーツ新聞に目をやり始めた
ユナちゃんもスマホが気になるみたいだ
やってしまった・・・
ラヴイズオーバーが
あんなに長く感じたのは初めてだった・・・
カラオケって諸刃の剣ですね・・・
僕は巻き返しをはかり
江戸っ子にユナちゃんを
誘い込むのだが
それは
また次回に・・・
つづく
↑
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栄寿司(さかえずし)
住所: | 東京都葛飾区立石1-18-5 |
---|---|
TEL: | 03-3692-7918 |
営業時間: | 11:30から12:00~19:00頃 実際には、夕方にはネタが売切れて店仕舞いしています。 |
定休日: | 木曜 |