
若松「山田食堂」山田食堂7月5日で閉店するってよっ!
福岡に来たら
必ず立ち寄る地区がある
それは
北九州
言わずと知れた
角打ち発祥の街
今回は
小倉でも門司でも八幡地区でもなく
僕的に未呑の地
若松
電車でも行けるが
戸畑渡場から
あえて船で
思い出す・・・
大阪大正区の陸の孤島
のことを
空調の効いた室内で
3分の船旅
若松に到着し
若松渡場から
徒歩5分
出たっ!
野村商店っ!
重要文化財
若戸大橋とのコントラスト
たまんねぇ
ココが角打ちをやってるのは
調査済み
入るっちゃ
むっ
店内薄暗し
もしや・・・
やっちまった・・・
角打ちは夜だけなんだ・・・
現在お昼過ぎ
電話で確認して
酒ケジュールを組むという
基本中の基本を怠った
舌を噛み切って
この場で自
「おいでんしゃい」
「あっ すいません」
「どげんしたの」
「あの マスター・・・」
「・・・」
「1杯だけ 呑ませて頂けないですかね・・・?」
「どっから来たっちゃ」
「東京から・・・」
「・・・」
「・・・」
「よかよ 今電気つけるばい」
「幸甚の至りに存じますっ!」
「角打ち巡りしよーと?」
「そうなんです」
「ほんなら・・・」
「コレ知っちょるばい?」
「はいっ! バイブルにしてますっ!」
「ウチも載っちょる」
「存じ上げておりますっ!」
「コレ知っちょる?」
「うわっ! 初めて見ましたっ!」
懐かしい・・・
縁側で呑れる
折尾の宮原酒店
うわぁぁぁ
戸畑に
こんな渋い角打ちあったんやぁ
行ってみたかったなぁ
「マスター この写真は?」
「ウチの 70年前っちゃ」
「ってことは この赤ちゃんは・・・」
「ボクたいね」
マスター
ワガママ聞いて頂き
本当にありがとうございました
クゥ~
ゾクゾクする
大正町商店街エグッ!
この空気を肌で感じる
喜びたるや
死ぬほどエモい
流石
アーケード商店街発祥の地
北九州
コチラも味のある
大黒市場をひやかして
もう一つの
お目当ての酒場へ
山田食堂
元々は真っ赤だっただろう
色褪せたピンクのテント
鶯色の暖簾に白で
お好み焼き
の文字
姫路の
彷彿とさせる怪しさ
クゥ~
入るっちゃ
店内もバキバキ
先客は先輩二人組
切り盛りなさってるのは
お二人の女性
皆様ベテラン・・・
4人足すと280歳ぐらいと
お見受けいたす
女将さんが焼いてくれて
皿で提供するスタイルのよう
鉄板に所狭しとお好み焼き
こりゃ
テイクアウトの分も
含まれてそうな
やきめしもあるのか
それも気になるが
やはりソースもんが
おいでおいでしている
「ビールと豚玉の焼きそば下さい」
あれが
山田食堂の味の決め手だな
コックソース・・・
福岡のご当地ソースなんですね
キャラクターのデザイン
愛おし過ぎますやん
焦げるソースの香りを引っ提げて
焼きそばご登場
鼻にガツンッとくる刺激
誰が呼んだか
玉子は被せるオム様式ではなく
混ぜ混ぜに
キャベツは千切り
お好み焼きに使うモノと
同じだろう
旨っ!
麺とキャベツと豚と玉子と
ソースのバランス最高
キャベツが多いが
アッサリし過ぎず
ちゃんとジャンク味
焼きそばはいい意味で
悪い味
してなきゃいけねぇ
コックソース
買って帰ろうかな
焼きそばだけじゃ終われない
お好み焼きも・・・
おっ
ネギ焼もあるじゃないか
「すいません」
「はーい」
「ハイボールと ネギ焼きを」
「はーい」
「あと・・・」
「・・・」
「作るとこ見てていいですか?」
「・・・」
「・・・」
「よかよ」
「幸甚の至りに存じますっ!」
「薄生地タイプですね」
「そうやね」
「魚粉ですか ソレは」
「これがなきゃ つまらんのちゃ」
「ネギの量多いですね」
「ネギ焼きやけね」
「水戸泉の塩まきぐらい豪快な」
「・・・」
「コテでペチペチ するんですね」
「ぺったん焼き とも呼ぶんちゃ」
「ぺったん焼きっ!」
「ソースじゃなくって」
「ネギ焼きは醤油ちゃ」
「はい お待たせ」
「あはっ クレープのごたる形状っ!」
半円で
餃子かはたまたクロワッサンか
分度器にも
見えてきた
お味やいかに・・・
旨っ旨っ!
第一印象
圧倒的な磯風味
あの魚粉のなせる業か・・・
アレ普通の魚粉じゃないぞ・・・
若松だけで裏取引されてる
磯MAX脱法魚粉
に違いない
生地モッチモッチッ!
歯が沈みにくい
高反発生地
この生地で
マットレス作ったら
寝心地いいぞ
醤油 生地 ネギが
三位一体となって
味これ秀逸
アッパレです
めっちゃ歴史ありそうですね
山田食堂
えっ!
開店したのは終戦の年ですってっ!
戦争が終わったのが
昭和20年で
今年は昭和100年だっけ
するってぇと80年
80年も
若松の皆様に愛された味
そりゃ美味しいはずだ
お好み焼きも
やきめしも食べたいが
そこそこお腹いっぱい
それらは
次回の宿題に・・・
嘘んっ!
7月5日で閉店っ!
悲しいっ!
間に合って嬉しいっ!
感情ぐちゃぐちゃっ!
女将さんは
事あるごとに
腰をさすってらっしゃる
諸般の事情とは
お体が原因かしら
「3人 入れるか」
ご家族連れがいらっしゃった
女将さんは
「はーい」
と 笑顔で腰を上げられた
残りの日数
頑張ってくれん
こちらの北九州もどうぞ
↓
山田食堂(やまだしょくどう)
住所: | 福岡県北九州市若松区中川町1-18 |
---|---|
TEL: | 093-761-4952 |
営業時間: | 12:00 - 22:00 |
定休日: | 月 |