馬橋「ニカカレーショップ」誰が行くねんこんな店っ!! その2
酒場ナビの企画
ご存じ
を 見ていると
くすぐる投稿を見つけてしまった
店名『ニカカレーショップ』(千葉県)
バングラディッシュ出身のトニーさんが30年以上経営されている
お店です。
とても陽気な方で常連さんにも一見さんにも気さくに話しかけてくれます。
一応カレーと焼き鳥をメインにしてるようですが、トニーさんが「おなかすいてるー?○○あるけど食べる?」 のような感じでメニューにないものも出してきます。
ここの名物は「カラシ焼き」というスパイシーな肉豆腐のようなもので、 不思議な味がしてクセになります。
馬橋駅から歩くと10分ほどかかるうえに住宅街で非常にわかりづらい所にありますが、味のある店構え、 優しい店主トニーさんの人柄を是非体験してもらいたいです! たけぷ さん
気さくなバングラデッシュの店主さん・・・
カレーショップなのに焼き鳥・・・
不思議な味のカラシ焼きとなっ!!
駅から遠くてわかりづらい場所ですって・・・?
こんな店・・・
誰が行くねん・・・
僕だっ!!
常磐線
馬橋駅
千葉県松戸市だ
東京方面から
松戸 北松戸 馬橋 新松戸
と並ぶ駅
なんか
〇〇松戸
って駅名にしてあげたいな
なんて思ってしまうのは僕だけか
たけぷさんのおっしゃる通り
駅からは近くはない
土地勘のない街を
ひたすら歩く・・・
もしや
陸の孤島・・・?
望むところです
むっ!!
団地発見っ!!
最近の僕の新説に
団地の近くにある歴史ありそうな酒場
ほぼ名店説
というのがある
否が応でも期待が膨らむ
団地を通り過ぎると
酒場臭が急に濃くなった
近いのか・・・?
あった・・・
ニカ カレーショップ
カレーショップの文字の上に
辛し焼と焼鳥
との表記
なんともいい違和感だ
おやっ!!
赤提灯には
ホッピー
と書かれている・・・
これは
すぐにでも飛び込みたい
が・・・
扉のメニューを
一旦確認
お酒はいたって普通だが
食べ物に関しては
やはりカレー押しが目立つ
ナンもあるのか・・・
煮込み定食をライスじゃなくてナンで
って注文してる人いないかしら
ワクワクしながら
扉を開いた
店内は
年季を感じさせる色合い
入って左側にカウンターがあり
右側には
テーブル席が3つ
壁の色 床の模様 座布団の薄さ
この
いい意味でのチープ感・・・
好きや
どこに腰を下ろそうかしら・・・
と キョロキョロしてると
「イラッシャイマセーー」
「出たっ!!」
「デタッテ ナンダヨー」
「あっ すいません 呑めますか・・・?」
「ノメルニ キマッテルヨ」
「あっ あの じゃあビール下さい」
「チョットマッテネー」
びっくりした・・・
振り返ると
そこには褐色のマスター
口調はボビーオロゴン風
この人が
トニーさん
で間違いないだろう
「ハイ ビール オマチドウサマ」
「あっ ありがとうございます」
むむっ!?
ビールの栓は抜いてくれず
栓抜きも同時に提供された
これがバングラデッシュスタイルなのか・・・?
生きとし生けるもの
他人のビールの栓を抜くこと
これ災いなり
みたいな教えがあるのだろうか・・・?
「コレ オトオシダヨー」
「あっ ありがとうございます」
お通しあるんだ・・・
ポテサラだ
見た感じは
何の変哲もないが・・・
香辛料
バキバキに効かせたりしてるのか・・・?
こわごわ一口・・・
わっ!! 実家の味っ!!
あの風貌からは
想像し難い
純和風の美味しさ
トニーさん・・・ やりますね
となると
他のメニューも楽しみだ
落ち着いて凝視
カレー 三00は
ルーだけなんだろうな
カラシ焼き・・・
十条のあの甘いヤツだよなぁ
っていうかチューハイ安いなぁ
焼き鳥60円となっ!!
安い・・・
餃子やアジの干物なんかも
気になるが
ここは
まず串を中心に攻めよう
「すいません カシラとタンとレバと・・・」
「ワカドリ シカ ナイヨッ」
「あ・・・ じゃあ若鶏2本・・・」
「アツアゲタベル? オススメダヨッ」
「あ はい 厚揚げ下さい」
「ソレダケ?」
「あっ ホッピーってあるんですか?」
「ホッピーアルヨ」
「お願いします」
むぅ
すっかりトニーさんのペースだ
ホッピーの瓶も
バングラスタイル
常連さんは
マイ栓抜き
とか持ってそうだな
それにしても焼酎の量
おおいな・・・
素晴らしきかなバングラスタイル
「アイヨ ヤキトリトアツアゲ オマチッ」
「ありがとうございます」
わっ!!
旨そう!!
厚揚げは
豆腐をフライヤーに入れて
お店で揚げる
焼かないほう
薬味もタップリで
ホッピーが進んで仕方がない
うんまいなぁ
やきとりを口に入れた時
どこかと似てる味だな・・・
と 思わされた
あっ
南千住の
と同じ味だ
この味はこの味で・・・
うんまいなぁ
「どうしようかなぁ」
「セイカツホゴ モラエルヨ」
「へ?」
「サイテイセイカツヒ カラ ネンキンヲ ヒイタブン」
「そうなの?」
「ニクシンニ エンジョ シテクレルヒト イル?」
「いないよ そんなの」
「ジャア モラエルヨ」
お客さんも増えてきた
初老の先輩に
心配事がおありのようだ
トニーさんは先輩に
的確にアドバイスをしてらっしゃる
日本人に
日本の法律を教える
バングラデッシュ人
トニーさん・・・
生い立ちが知りたいな
「トニーさん ちょっと聞いてもいいですか?」
「イイヨ ナンデモ コタエルヨ」
「いつ日本に いらっしゃったんですか?」
「35ネングライ マエ」
「その時から ここでお店を・・・?」
「シンジュクデ モンジャヤキ ヤイテタヨ」
「新宿でもんじゃ焼きっ??」
「イロイロヤッテ コッチキテ ケッコンシタ」
「ご結婚を 奥様日本の方ですか?」
「フィリピンジンダヨ」
「フィリピンの方ですか」
「コドモモ 4ニン イルヨ」
「四人もお子さんがっ!!」
「マゴモ イルヨ」
「お孫さんまでっ!! 凄いですねっ!!」
「ヤスミ ゼロデ ハタライテキタカラネ」
「えっ このお店お休み無いんですか?」
「アッ ネンイッカイダケ」
「年一回のお休み・・・ 正月ですか・・・?」
「ウウン イスラムノ オイノリノ ヒダケ」
「イスラム教の お祈りの日だけ休むんですかっ!!」
「マイトシ イツカ キマッテナイケドネ」
トニーさん
本当になんでも答えてくれる
気さくだ
「ソレヨリ ナニカ タベマスカ」
さすがトニーさん
さりげないオススメも秀逸だ
「はいっ!!」
実は
さっきから
気になっていたメニューがあった
おじや・・・
バングラデッシュの人が作る
おじや・・・
酒場ナビ酒訓 第15条
正体が分からない気になるメニューは店員に聞く前に頼め
だ
「すいません おじや下さいっ!!」
「アイヨッ」
出たっ!!
こういう感じか・・・
ご飯をなにかのスープで煮込んで
卵で溶いてネギをパラリ
これも純和風
なんじゃこらーーー
的なモノを期待していた自分もいたが
まぁ単純に
美味しいほうが嬉しいのは
間違いない
スプーンですくって一口・・・
あれ・・・?
この風味・・・?
この香り・・・?
「ウマイデショー」
「はい・・・」
「ドシタノ・・・?」
「トニーさん・・・」
「ナニ?」
「これ」
「・・・」
「サッポロ一番醤油ラーメンのスープで作ってますか?」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
ここは何も答えへんのかいっ!!
因みに
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ご情報
お待ち申し上げております
ニカカレーショップ(にかかれーしょっぷ)
住所: | 千葉県松戸市新作384 |
---|---|
TEL: | 047-341-4601 |
営業時間: | 17:00~24:00 |
定休日: | 無休 |