西成「おかん」80歳の女性とキスすることになろうとは
女性とキスなんか何年してないだろう
最後にしたのは・・・
7.8年前か
「アタシ オーストラリアいきたいねん」
「へ・・・?」
「向こうにな アタシを使いたいって 言うてくれてる人おんねん」
「へ・・・?」
「お願いっ!! 2年だけ行かしてやっ!!」
「シマコ・・・ なんやねん急に」
「応援してくれるやんなっ!!」
「・・・お ・・・おん」
「ありがとう!! 一人前になって帰って来まっ!!」
シマコ
は
ヘアメイクの仕事をしてた
渡豪当日
シマコを見送りに
僕も成田まで行った
「アタシ お腹すいた」
「おん」
「時間あるし ごはん食べよぉ」
「おん」
「あっ ココええやん」
「おん」
「和洋中なんでもあるし ココにしよっ!!」
「おん」
シマコと
空港のレストランに入った
「アタシ 刺身定食にするわ」
「おん」
「アンタ 何にすんの?」
「チゲ鍋定食のオカズだけにして ビール貰おかしら」
「あっ アタシもビール呑む」
「ほな 生2つと 刺身とチゲ鍋のオカズだけやな」
「アタシご飯も食べるっ!!」
「僕な オーストラリアのこと調べてんけど」
「なになになにっ?」
「シドニーの中華街って めっちゃ美味しいらしいで」
「アタシ知らんかったわ 中華街あるんや」
「雁屋哲の本に書いてた」
「カリヤ・・・ テツ?」
「美味しんぼの原作者の人や」
「信用できそう 楽しみやなぁ」
「ええなぁ旨い中華 羨ましいわ」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
「どないしたん?」
「・・・王将 ・・・あるんかな」
「・・・どうなんやろな」
「アタシ 天津飯のタレ・・・ あの味やないと嫌や・・・」
「・・・ダシのやつな」
「アタシ 魔法の粉 無かったら嫌やっ!!」
「もっと旨いのあるって」
「アタシ もうちょっとで ぎょうざ倶楽部の会員カード貰えててんでっ!!」
「声大きいって」
「あっちいったらーー!!」
「どないしてんっ!!」
「毎日が 551の無いときーーやっ!!」
「東京にも551ないやんけっ!!」
「催事で買えたやん!!」
「うるさいてっ!!」
二人の目頭は少し熱くなっていた
「・・・アタシ ・・・そろそろいくわ」
「おん」
「よっしゃーーーっ!!」
キャリーケースを引っ張り
凛とした背筋で歩く
シマコの後ろ姿を見ていた
さっきの
よっしゃー
で切り替えましたよ
と 僕に訴えているような背中が
愛おしい
シマコは急に振り返り
僕の顔に顔を近づけてきた
言葉もなく
5秒僕の目を凝視した後
ゆっくり目を閉じた
周りに人が沢山いるが
かまやしない
右手で髪を撫でながら
唇を重ねた
唇をはずすと
シマコは精一杯の
しかめっ面
をしながら僕に言った
「キムチくさいなぁアホ」
その日から
シマコとは一度も会ってはいない
半年後に
別れたい
という連絡をもらった
という結末だが
それが
僕の一番最近のキスの思い出だった
だった・・・
そう
過去形だ
その次のキスの相手が
まさか
80歳超えの女性になるとは・・・
何故そうなったかといういきさつは
動画でご覧下さいませ
全てわかります
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おかん(おかん)
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