ウイっす　まいどー　

 

 

いやいや

 

 

そろそろ

また

電話してくるんちゃうかって

思てたよ

 

 

いやはや

 

 

延長やなぁ

 

 

まぁ

受け入れるしかないもんな

 

 

もうちょい

頑張りまっか

 

 

で・・・

 

本題やな

 

 

この騒動が終わったら

 

〝どんな酒場に行きたいか〟

 

を　想像しながら

『酒場予定』

を立てるってアレやな

 

 

うん・・・

 

 

ほな今回は・・・

 

 

ちょいと

原点に帰るというか

あえてというか

 

 

東京の老舗の酒場

で

括ってみることにしよか・・・

 

 

 

 

まずは

立石の鳥房や

 

 

昭和３０年創業の

呑れる精肉店

ってなんかスケベやな

 

 

 

 

えっ？？

 

何やって？？

 

ココ行くん怖いやて！！

 

 

 

 

そりゃ

せやわな

 

 

酒場ナビでも

東京三大ツンデレ女将酒場

なんて呼び名で　

 

ご指導ご鞭撻が　

ちょいと粗目なお姉サマが達が

いらっしゃる酒場

 

って紹介してる店やもんな

 

 

 

 

ちょっとでも酔ってたら

 

「アンタら入んじゃないよっ！！」

 

と　追い返されるし

 

少しでも隣の人との間隔が空くと

 

「もっと詰めなっ！！」

 

と檄が飛ぶ

 

 

まぁ

切り盛りされてんの

ファンキー姉サマ

ばっかりやからなぁ

 

 

 

 

でもな

 

 

 

去年いった時は

そないに

やかましく

言われへんかったで

 

 

 

 

鳥わさ

でビールを呑りながら

唐揚げを待つ

 

 

２０分ぐらい見てたほうがエエで

 

 

頭の中で

ビールと鳥わさの

残量

と相談しながらペースを作って

 

 

さあ

お待ちかね

 

 

 

 

見なはれ見なはれ

この

丸ごとの唐揚げ

 

 

粉振ったりなんかせえへん

素揚げ中の素揚げや

 

 

 

ん・・・

 

 

まぁ

かぶりついても

ええねんけど

 

 

 

 

お姉サマ方にお願いしたら

チョチョイっと食べやすく

ほぐして

くれるねん

 

 

そうそう

 

マナーさえ守っといたら

優しいお姉サマばっかりやって

 

 

リラックスしとったらええねん

 

 

ただ

油断してると・・・

 

 

 

 

見てないフリして

シッカリ見てやるから・・・

 

 

 

気ぃつけや

 

 

 

 

２軒目は

武蔵小山まで飛んで

牛太郎

や

 

 

こちらも

昭和３０年創業やから

鳥房とは同い年ぐらいやね

 

 

 

 

コの字カウンターの

味

がたまりまへんなぁ

 

 

昨日今日で

出せる

モンやないで

 

 

 

 

煮込みはスグ出てくるから

嬉しいよな

 

 

スピードメニューやのに

温かい

ってのがホンマ幸せ

 

 

コイツで

もつ焼き待ってる時間

好きやわぁ

 

 

 

 

もつ焼きって

東京来てから初めて食うたわ

 

関西で串いうたら

焼鳥しかなかったやん当時

 

豚の串てなんやそれ・・・？？

 

なんてドギマギしながら

食うたレバの旨さに

驚愕

したん今でも覚えてるわ

 

 

 

あの店・・・

 

どこやったかなぁ・・・？

 

 

 

 

どない

この飴色の感じ？

 

酒場百景やで

 

帰り際

カウンターに頬ずりしながら

 

「お邪魔しました　また来ます」

 

って言うたりしてな

 

 

 

 

えっ・・・

 

 

したことはないけど・・・

 

 

 

 

 

コの字カウンターで

思い出したわ

 

 

お次は

昭和２６年創業の

錦糸町の三四郎や

 

 

 

 

正確に言うと

Vの字カウンターって呼ぶんかな

 

 

めっちゃええやろ

この感じ

 

 

酒もツマミもなくても

ずっと座ってられるよな・・・

 

 

 

 

いや

ビールも呑むし煮込みも食うよっ！！

 

いちいち

引っかかってくるやん

 

 

ここは

THE東京の老舗

っていうメニュー

どぜう鍋

が旨いけど

一人やとなんかアレやし

煮込みでエエよ

 

 

 

 

見ただけで

旨さ言わずもがなやろ

 

旨さ言わずもがな・・・

 

ウマサイワズモガナー

 

カタコトの外国人タレントに言って欲しい言葉やな

 

 

あっ

ゴメン何でもない

 

 

ビールと煮込みで

自分を

三四郎に馴染ませ

たなら・・・

 

 

 

 

ボールとアジ刺しで

どっぷり浸かる

 

 

コの字ってのは

目の前のお客さんが見えていいが

見られてるとも言えるやん

 

 

自分は

三四郎の

景色

になれているかな？

なんて考えながら

浸かろうや

 

 

 

 

女将

ケイコさんの

チャーミングさがまたエエねん

 

 

写真嫌がる

女将さんも多いやん

 

ケイコさん

撮った写真見て

 

「ダメ　ダメ　これもダメ」

 

と　OK出るまで

３．４テイク撮り直させられたで

 

 

ケイコさんおったら

酒もツマミもいらんもん

いるけどっ！！

 

 

 

 

女将さんで

思い出したわ

 

 

昭和７年創業の

一之江のカネスや

 

 

 

 

この２種類の暖簾かかげてるんが

エエよなぁ

 

 

東京酒場暖簾選手権

を開催したら

優勝候補やろなぁ

 

 

 

 

 

こちらも

コの字カウンター

 

そして

やかんストーブにそろばん

 

キュンとくるシロモノばっかりやけど

何といっても

鍋の奥の

あの椅子

 

 

 

 

４年前までは

９６歳の

静子大女将

が座られてた椅子や

 

 

晩年は

店に顔を出す時間は少なくなってたけど

それでも

一日一回は

あの椅子に座り

皆に笑顔を下さってたもんな

 

 

 

 

もし

生きてらっしゃたとしたら

今年で１００歳ってスゴイな

 

 

酒場ギネスブック

なんてもんがあったら

載ってたやろなぁ

 

 

 

 

ほな

次で最後の店な

 

森下の山利喜

 

今回ん中で一番古い

創業大正１４年やっ！！

 

 

えっ・・・

 

あと４年ぐらいで

１００年やん・・・

 

 

エグイな・・・

 

 

 

 

しろ

やなくて

ひろ

って表記が江戸やなって

思わしてくれるよな

 

 

 

あっ・・・

 

思い出した・・・

 

 

ワイ

始めてもつ焼き食うたん

 

 

ここ山利喜やったわ・・・

 

 

 

 

今みたいに

ビルになる前の・・・

 

吹き抜けの２階建てやったわ・・・

 

うん

 

この

煮込みの大鍋に驚かされたなぁ

 

 

 

 

もつ焼き食うて

改めてメニューの値段見て

こんなに旨くて安いモンがあるんか・・・

 

ってココで感じてから

他も気になって

で　

今の呑兵衛旅が始まったんやわ

 

 

ワイの原点やわ

 

 

 

 

ほんで

フレンチ修業をした三代目が

ワインとブーケガルニを入れた

改革煮込みの

旨いこと旨いこと

 

 

 

 

多分

大衆酒場でパン出したの

山利喜が最初やと思うで

 

知らんけど

 

隣で

煮込みにパン漬けて食う先輩が羨ましすぎて

すぐ

ツマミ泥棒

してもうたよなぁ

 

 

 

 

アカンわ

 

このままやったら朝まで喋ってまうわ

 

 

うん・・・

 

 

こんなもんにしとこか・・・

 

 

もうちょっと待ったらいけるよ

 

 

えっ？？

 

いや

大丈夫や

 

老舗の店は

様々な困難乗り越えて来とんねん

 

これぐらいでは

ビクともせえへんよ

 

 

 

うん・・・

 

また

いつでも電話してきてや・・・

 

 

立呑み　外呑み　角打ち　食堂　町中華

 

色々用意しとくさかいに

 

 

 

うん

 

 

 

せやな

 

 

 

日程決める電話が一番やな

 

 

 

暖簾をくぐる

 

 

 

 

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