土浦「大衆おでん★もつ焼き 酒場はなび」霞ヶ浦自転車一周チャレンジ!!→打ち上げ呑み
未開拓の地へ行くのは楽しい。
今回何をいきなり思い立ったのか
「そう言えば日本三大湖である”霞ヶ浦“って見たことないなぁ~。今日1日特に予定もないし、行ってみよう。」
気づけばJRに乗り込み、「土浦駅」を目指してた。
これぞ、いきなり弾丸ツアー・・・
目的はただ一つ、「霞ヶ浦を見る」というのだけを決めて
土浦へたどり着いたのだ。
事前情報一切なしのこの街だが・・・
まだ昼間のオープン前とは言え、夜になると何か起きてくれそうな店が立ち並んでたので
この時点で今回のプチ弾丸ツアーはほぼ勝利を確信した。
「居酒屋 歌芸夢者」の
この日の出演者を見てみると・・・
「え!?ダウンタウン!?、さんま!?!?長渕剛!?!?清原和博!?!?!?」
と大御所さんたちの顔ぶれに
一瞬びっくりしたが
モノマネ芸人だとすぐに分かった。
しかしモノマネ芸人さんにしても
豪華なラインナップだ。
まだ土浦駅に着いて10分ほどしか経ってないのに何かと情報量が多い・・・
「今日は絶対にドラマが起きる・・・いや、起こすのだっ!!」
そう意気込み
テンション高めでレンタサイクル店へとやってきた。
「霞ヶ浦を見る」だけなら誰だって出来る。
ならば!と・・・
急遽、「霞ヶ浦を自転車で一周する」という目標にチェンジする事にした。
Googlemapさんに頼り
早速自転車に乗り、突っ走った。
すぐに姿を現した霞ヶ浦・・・
逢いたかったぜ。
時間もなかったので
どんどん進む予定だったが・・・
気になるスポットは
一旦チェックで
写真パシャパシャ。
のどか過ぎる光景に
自転車がなかなか進まない・・・
この写真は恐らく不倫中であろうと思われる
アジア系の若い女性と中年男性のカップルさんに撮っていただいた。
アジア系の方に写真を撮ってもらう金髪・・・
この風景を切り取ると
のどかじゃないし、かなりシュールだ。
サイクリング再開し
ハイペースで自転車を漕いだ。
この日まだ何も口にしてない事に気づいたボクは一旦、渋いラーメン屋さんで休憩する事にした。
「ラーメンにのみや」
渋い外観が
アルコールメニューを更に際立たせる。
しかし、今はサイクリング中・・・
アルコールをグッと我慢して
多数あるメニューを吟味する。
ラーメン屋さんであるが
定食メニューも充実してたので・・・
「ミックスフライ定食(900円)」
を注文した。
エビフライ2本とイカリングが2個
そしてみんな大好きアジフライも乗って
揚げ物オールスター定食が食欲をそそられる。
フレンドリーに話しかけてくれるママさんに質問してみた。
「今日東京から遊びに来たんですけど、自転車で霞ヶ浦一周する人結構います?」
「あら、東京からわざわざ来てくれたのね~霞ヶ浦一周する人はたまにこの店寄ってくれるけど、皆朝から気合いれて、高そうな自転車乗ってる人ばかりよ。」
「そうなんですね。実はボク今から霞ヶ浦一周しようと思ってるんですよ!うまく一周する為に、なんか作戦とかあります?」
「今から一周!?それは無理よ!!」
突如放たれた衝撃の一言・・・
「え?い、行けるでしょ???」
「今からって、もう15時30分よ?今からだと日付変わってしまうわよ。」
「体力には自信あるんです!頑張ったらいけますよね???」
「絶対の絶対に無理よ」
無茶な挑戦に
ママさんはボクをあざ笑っている・・・
スタートしてまだ1時間くらいだが
『霞ヶ浦一周計画』はここで打ち切りとなった。
そうなればもうあとは観光だ。
時間の限り、ひたすら観光をするしかない。
気になる酒場を何軒か見つけたので
もう頭の中は霞ヶ浦の事より
夜の呑みの事でいっぱいだった。
にのみやのママさんにオススメされた「雄翔館」へ行ってみた。
他にも馬が居たり・・・
カッコいい飛行機が展示されてたり・・・
ただひたすら平和でしかないこの環境で
自転車に乗った一人の金髪野郎を
家族連れの皆さんはどう思ってたのでしょうか?
Googlemapで
現在地を見てみたが
霞ヶ浦一周のまだ10分の1くらいしか進んでなかった現実を知らされ
にのみやママさんのいう事を素直に聞いてて本当に良かった。
そして予定をさらに変更し
出発地へリターンし
「土浦港」を目指す事にした。
時間も夕方になり
人気もなくなった
静かな漁港・・・
「一体ボクは一人で何をしてるのか?」
とてつもない素朴な質問がここで生まれた。
「そんな事どうだっていいじゃないか」
土浦の夕日がボクにそう問いかけてるようにも思えた。
そしてとうとう日も暮れ、自転車返却時間もやってきたので・・・
JR土浦駅下にある
レンタサイクル店まで返却しに来た。
さぁ~ここからが本題なのであります。
このまま電車に乗って東京へ帰るわけもなく
なんなら流れによっては一泊して、本腰入れて呑んでやろうかと思っていた。
土浦の赤提灯を求め、街をぶらぶら・・・
良さげな店を何軒か見つけたりもしたが
まだ店が開いてなかったり、休みだったり。
夜の街を一人でブラブラしてると
ピンク街へ足を踏み入れてしまった。
そうなると勿論キャッチのお兄さんから声を掛けられるわけで・・・
「お兄さん、今日はどんな感じですか?」
「いや、呑み屋探してまして。」
「あ~呑み屋はまだ開いてないですね~この辺オープンが遅い店多いんですよ~。だから一発ヌイときません?」
「いや、ボクそれより呑みたいんで。オススメの呑み屋教えてくれたら考えますよ。」
「オススメの呑み屋はすぐそこにあるんですけど、そこもまだ開いてないです。だからまずは先にスッキリしておきましょう!なのでとりあえず店前まで来てください!」
「めっちゃグイグイきますね(笑)」
「土浦の人は先にヌイてから呑みにいくんですよっ!」
「嘘でしょ!?聞いた事ないんですけど・・・」
「本当です!!じゃあお兄さん何分コースにします?」
「豪に入れば郷に従え」
というくらいだから、ここは本当にキャッチの兄さんの言う通り、一発ヌイとくべきだろうか・・・
悩んだ末
「オレは風俗ナビをやってるんじゃねぇぇ!!酒場ナビをやってるんだっ!!!」
と冷静に気持ちを固めた。
「じゃあ呑んでからあとで行くかもです~」
とキャッチの兄さんをかわし、再び赤提灯を探しに出た。
結構な時間、土浦の夜の街を歩いて
やっと信頼できそうな酒場を見つけた。
「大衆おでん★もつ焼き 酒場はなび」
結局日本全国
「大衆酒場」、「おでん」、「もつ焼き」の文字が書いてある看板、提灯は裏切らない。
すぐさま入店し
ショーケースの中で串に刺された肉たちが
いまかいまかと出番待ちするのが良く見れる特等席へ案内された。
メニュー表とショーケースの肉たちをじっくり吟味しながら
乾ききった喉を掃除する事にした。
土浦に来ても
ホッピーの名前が目に入ったので
安定のホッピー黒(480円)をチョイス。
結構自転車を漕いだだけあって
いつも以上にホッピーが染み渡る・・・
おでんも誘惑的だが・・・
やはりここは目の前で出番を待つ肉たちが気になったので
もつ焼きで。
1本180円~と
もつ焼きにしては決して安くない値段設定ではあるが
ショーケースで待機する串にさされた肉たちは大ぶりで
「値段相当ですが?」と自信満々の様子だ。
マスターに
その日の気分でテキトーにもつ焼きを注文した。
まだオープン直後という事もあって、そこまでお客さんはいらっしゃらずに
すぐにもつ焼きがやってきた。
ルックスだけで分かる・・・
「絶対うまいやろ」感。
料理は味と同様にルックスも大事だと思う。
例えば物凄く良いラブソングを歌うアーティストが
ハゲの小太りおっさんだとやはりメッセージ性が半減してしまう。
見た目だけでその人の舌と胃袋を掴むのは物凄く大事だ。
そして味は勿論の事美味しい。
疲れてたのもあって
すぐにベロベロだ・・・
そそくさと呑み喰いし
最後は店側からのサービスで
「しじみ汁」をいただいた。
このささやかなサービスが嬉しい。
「明日も元気に呑んでくださいね」
とこのしじみ汁にはメッセージが込められていたように思えた。
さらにさらに・・・
お会計後は「良かったらどうぞ!」と
飴までいただいた。
サービスが完璧すぎるぜ。
最後は店員さんお二人さんにわざわざ店前まで
見送っていただいた。
一気に土浦人のイメージ上がったなぁ~。
結局、予想以上に疲れ切ってたのと
ギリギリ終電もあったので
ハシゴ酒も宿泊もせずに東京へ帰る事にした。
何か色々あってまとめきれないが・・・
帰りの電車の中では
物凄く満足感で一杯だった。
結果がどう転がろうが
アクションを起こす事って大事だ。
こんな事を電車で思いながら
しんみりしてたのだが
このあと目が覚めた時は知らない駅に居て
自宅までたどり着けなかったのは言うまでもない・・・
大衆おでん★もつ焼き 酒場はなび(たいしゅうおでん もつやき さかばはなび)
住所: | 茨城県土浦市大和町8-8 |
---|---|
TEL: | 029-879-5111 |
営業時間: | 17:00~24:00(L.O.23:00) |
定休日: | 毎週日曜日 |