【タイ王国】ホットな大人の街「ナナプラザ」とディープでカオスな街「カオサン通り」で呑んできた
「バンコクの夜」
それは過激でホットな夜だ
アソークにてキンミヤ焼酎を注入し、復活したボクは
そのまま歓楽街である「ナナプラザ」へとやって来た。
「これぞアジアが世界に誇るネオン街!」と言わんばかりのド派手っぷりだ。
しかしまだ時刻は18時30分
「天下一 なぎ屋 アソーク店」で貰ったホットな情報雑誌によると
盛り上がってくるのは19時くらいからとの事。
とりあえず開いてる一番広い中心のBARへライドオンし
ハイネケンをいただくことにした。
するとすかさずボクの隣席に胸元が肌けてるセクシーな女性が座り、話しかけて来たのだ。
「オニーサン、今日ハ、何シテアソブノ?」
「なんかおもろいとこあります?」
そういうとセクシー女性は、丁寧に事細かく「ナナプラザ」の事を教えてくれたのだ。
「オサケ、ノンデモイイ?」
なんか良い奴そうやったから、お酒を御馳走し
これからどう転がるか全く読めないバンコクのホットな夜に乾杯した。
もうお気づきの方は多いと思うが
彼女はバリバリの「売春婦」さんだ。
なのでまだ会話も3ターンくらいしかしてないのに
下ネタトーク全開であった。
「オニイサン、チ○チ○オッキソウ!」
「チクビハ、カンジル?」
「ワタシノ、オッパイ柔カイヨ!」
一方的に下ネタをぶっ込んでくる売春婦相手に
ボクは少しタジタジ状態・・・
というのも、まだ19時にもなってないし
ボク一人で呑んでるし・・・
周りから
「うわ〜あいつ一人で純粋にエロを楽しもうとしてるやん」
「あいつ涼しい顔して、勃起しまくってるんやろなぁ〜」
なんて思われてないだろうか・・・
更に加速する売春婦のボディタッチに
ボクは耐えきれず、逃げるように店を出る事にした。
去り際まで、売春婦は
「イマナラ、セッ○ス安クスルヨー!」
と叫んでた。
恐るべしバンコク売春婦・・・
ほとんど酔ってない状態で歓楽街をブラブラ・・・
どこもエネルギッシュに盛り上がってるけど
やはりこんな場所でも、ボクは路地裏が気になってしまう。
吸い込まれるように、薄暗い路地裏へ行ってみると・・・
「ヘイ、カモンっ!!」
そう手招きするのは陽気な白人さんたちだった。
彼らは見た事ない色をしたお酒を呑んでいた・・・
ちょっと怪しかったが、BGMに
「レッドホットチリペッパーズ」を流してたので
勧められた謎のアルコールをいただく事にした。
もしこの時、CLUBで流れてそうな4つ打ち系の音楽が流れていたら
恐らく身を引いてたであろう。
謎アルコールの正体を聞くと、タイのお酒をタイのエナジードリンクで割ったヤツとの事だった。
なんか危ない酔い方しそう・・・
周りにいた日本人の方に
「この外人さんたちは何者なんですか?」
と聞くと
この近くのゲストハウスに3ヶ月くらい住んでて、毎日こうやってテラスで呑んでるとの事だった。
しかも3日間寝ずに呑んでる事もざらにあるとか・・・
クレイジーっ!!!
まぁまぁな時間一緒に呑んでくれて
「また呑もうぜ」と別れを告げ、またネオン街へ戻った。
このあともう一軒BARに入ったのだが
これと言ったドラマは起きず・・・
次の日に備えて少し早めにホテルへ戻ることにした。
とは言っても先ほど呑んだ危険アルコール飲料のおかげで
目はギンギンに冴えてやがる・・・
このエネルギーを発散させる為、ボクはこれまた単独で
ホテルのナイトプールへ飛び込む事にしたのであった。
知らぬ間に眠りについてしまってたが
次の日、早朝からある場所へ向かう予定をたてていた。
早朝、早速旅友とホテルを出て
目指すはタイで一番危険な街「カオサン通り」へ。
『BTSスクンビット線』に乗り込み
「パヤタイ駅」で下車し、そこからタクシーに乗るわけなのだが
前夜にお互い現金をほとんど使い果たしてしまい、手持ちがない。
ATMでお金を降ろそうにも
何故か2人共エラーで現金が降ろせない・・・
まぁ時間の関係上、”まだ降ろせない時間帯”なんだろう
なんて呑気に考えながら
クレジットカードが使えるタクシーを探すにも、そもそもカードが使えるタクシーなんてほとんど走ってない・・・
結局ボクたちはパヤタイ駅からカオサン通りまで歩く事にした。
大体1時間くらいの道をひたすら歩く・・・
そもそも何故お金が降ろせないのだ?
ポンコツ2人組は
Googleさんに問いかけるも一向に解決しない。
なんやかんやで2人合わせて、20回くらいはATMチャレンジをしたであろうか。
しかしチャレンジも虚しく・・・
結局言うてる間に
もうあと10分ほど歩いたらカオサン通りまでのところまでやってきた。
すると歩いてる背後から話しかけてくるタイ人・・・
どうやらトゥクトゥクに乗らないか?の勧誘だ。
そりゃあ乗りたいぜ?
めちゃくちゃ乗りたいけど、今現在ボクらは2人合わせて手持ちが30バーツしかないんや・・・・
おやっさん諦めな・・・
そう伝えたつもりだが、おやっさんは物凄い営業をかけてくる。
痺れを切らした旅友が
少し話せる程度のタイ語でおやっさんに説明する。
だって当たり前だ、お金がないんだもの・・・
カオサン通り方向へ歩きかけていたボクに旅友がこう叫んできた。
「ジュンヤくん!タダで良いってよ!!!」
「嘘やん!?なんで!?!?」
「ボクたちがこの暑い中ずっと歩いてるのを見て、可哀想やから声かけてくれたらしく・・・「お金がない」って言ったら「お金いらないよ」って言ってくれてる!!」
「神やんけっ!!!!」
ボクたちはトゥクトゥクに乗った。
さっきまでのローテンションとは打って変わって、2人とも笑顔で満ち溢れてる。
「神様っているんやね」
確かこんな会話をしていたくらいに、すぐカオサン通り周辺までやって来た。
ここで降ろされ、礼を告げ、別れようとすると
おやっさんは信じられない言葉を発した。
「150バーツ」
え???
言葉を失うボクたち・・・
「え、タダって言ってくれたんじゃないん?」
「う、うん、確かにタダって言ってくれたよ!!」
完全に揉めそうな雰囲気・・・
「もうええやん、タダって言われたんやし、行こうや」
さっきまで神だと思ってた人が詐欺師になってしまったら
もう怒りしかない。
しかしここはタイ・・・
揉めるには分が悪い・・・
よく考えたら、こんなスラム街の人が
タダで乗せてくれるわけないわな。
そんな事を考えながら、必死にGoogle翻訳で反抗の文章を考えてたところ
いつの間にか2人は消えていた。
どうやらボクが目を離した隙に
旅友が連れ去られたみたいだ。
建介くん・・・
もう逢えないのだろうか・・・
20分後
彼は同じトゥクトゥクに乗って帰って来た。
どうやら聞くところによると
換金所まで連れて行かれ、お金を換金し
結局乗車料1000バーツ取られたとの事だった。
アンタ、何してんだ・・・
何はともあれ、無事合流出来たので
カオサン通り沿いの朝から呑める酒場へライドオン。
店名が分からなかったのだが
「NAT GUEST HOUSE」が経営してる酒場なのだろうか?
とにかく午前中からここにたどり着くまで、色々あったので
ビールがいつも以上に染みる。
タイ風焼きそばである「パッタイ」をツマミに
午前中からタイビールをキメるのは最高だ。
しかも場所が場所なだけに刺激的でもある。
パッタイ食べながら、何故ボクがお金を降ろせないのか
ひたすらネットでリサーチ。
結局何故ボクはお金が降ろせなかったのかと言うと・・・
「海外キャッシュサービス」を設定してなかったからである。
こんなことも知らなかった自分が恥ずかしい。
勿論、審査が必要なのですぐに海外キャッシングは出来ず
引き続きピンチは続く・・・
ちなみに旅友も、この設定をしてなかったみたいで
お金を借りる事出来ず・・・
カリスマジュンヤ持ち金無し
絶体絶命のピンチからの大逆転はあるのか?
カオサン通りにて
資金集めの旅は続く・・・
ナナプラザ(ななぷらざ)
住所: | 3 1 Sukhumvit Rd, Khlong Tan, Khlong Toei, Bangkok 10110 タイ |
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営業時間: | 19:00~03:00 |
定休日: | 無休 |