カリスマジュンヤと二人で

西成の

萩之茶屋商店街

を歩いていると

 

急に後ろから

 

「おい若者っ！！　呑んどるかっ！？」

 

と叫ばれた

 

 

ビクッとしながら

恐る恐る

振り返ってみと・・・

 

 

 

 

夜なのに奇抜なサングラスをかけ

ピカチュウの耳あてをした

浮世離れした装い

の男が立っていた

 

 

「・・・えっ　すいません　どなたですか？」

「ワイやっ！！　ハマちゃんやっ！！」

「へっ・・・？」

「ワイが西成のハマちゃんやっ！！」

 

 

 

 

あっけにとられていた・・・

 

 

首には真壁バリの鎖を巻いている・・・

 

初対面でこのテンションで話しかけてくる

型破りな感じ・・

 

 

コイツは相当な

かぶき者

だ

 

 

逃げようか・・・？

 

ジュンヤと

アイコンタクトを取っていると

 

 

「呑みいこうやっ！！」

 

とハマちゃん

 

 

呑みにいこう・・・

 

僕らは酒場ナビ・・・

 

呑みの誘いは親の死に目でも断るな

 

という酒訓をかかげている・・・

 

断るわけにはいかないが

怖い気持ちも・・・

 

 

２秒悩んでいると

 

 

 

 

「あっ　ハマちゃんや～」

「ハマちゃん元気か～？」

「まだ生きとんかハマちゃんっ！！」

 

と

すれ違う人々に声をかけられている

 

 

人気者なのか・・・？

 

 

 

「西成で　ワイのコト知らんヤツおれへんねん」

「凄いですね・・・」

「いくんかいかへんのかどっちやねんっ！？」

「・・・」

「・・・」

「いきますっ！！」

 

 

ジュンヤと当時に声を上げた

 

 

 

せっかく西成に来たんだ・・・

 

この

奇天烈

な男について行ってみることにしよう

 

 

 

 

どうやら

ハマちゃんは

僕らを馴染みのスナックに

連れて行ってくれるという

 

とはいうものの

その道中も

まぁスットンキョウだ

 

 

 

 

街を叫びながら闊歩し

 

出会った知り合いに

バイアグラを貰ったり

 

いきなり

地べたに攻撃的な文字を書いてみたり

 

と

ちぃとも静かにしている時間がない

 

 

 

 

「土産買うていくでっ！！」

「みやげ・・・？　どこで・・・？」

「あそこやないけっ！！」

 

 

 

 

と言って

ハマちゃんは

やまき

の前に行くと

 

「おいオヤジっ！！　ホルモンとアブラやっ！！」

 

と　叫んだ

 

 

いやいや

ハマちゃん

 

並んでる人もいるのに

それはちょっとアカンで・・・

 

僕は縮み上がっていた

 

何故なら

並んでらっしゃる方は

ちょいとコワモテ

 

これは警察沙汰になってしまうのでは・・・？

 

 

 

 

「兄ちゃんら　並んでんの？」

 

 

ハマちゃんがコワモテの方に話しかける

 

 

「もし　アレやったらいうたろか？」

 

 

アレやったらいう

って何を言うねん

 

僕の鼓動は

高橋名人の指先ぐらい連打していた

 

 

「俺・・・　常連やからエエわ」

 

コワモテの方は仰る・・・

 

「ワイ　ハマちゃんや　知ってるか？」

「知らん」

 

 

どうなる・・・？

 

修羅場か・・・？

 

 

 

「いや　全然知られてへんやーんっ！！」

 

 

そうツッコんだのは

ジュンヤ

 

あっ

コワモテの方も笑ってらっしゃる

 

 

ふう・・・

 

九死に一生得た・・・

 

カリスマジュンヤありがとう・・・

 

 

 

 

ハマちゃんのお土産ついでに

僕らも

ドサクサ

で　呑らせてもらえることになった

 

 

相変わらず

鉄板いい色してやがるぜ

 

 

 

 

以前は

１４時開店だったが

最近土日は

１１時に開けるようになったみたいだ

 

 

マスター

 

ご苦労さまです

 

 

 

 

ジュンヤと

本日何回目かわからない程奏でた

酒ゴングを

やまきでも

 

 

ハマちゃんを見ると

店の横で

なんやかんや叫んでいるので

一旦放っておこう

 

 

 

 

今日も忙しかったのだろう

ホルモンもアブラも売り切れで

キモ

しかないとのこと

 

 

構いません

やまきのレバー大好きです

 

 

 

 

時刻は１９時前

 

この時間になると

タレの脂が量が凄い

 

先人達が

育てに育てぬいたタレ

 

 

やまきのタレ　遅ければ遅いほど旨い説

 

 

この説が正しいかどうか

確認するとしよう

 

 

 

 

旨いっ！！

 

説立証だっ！！

 

 

元々旨味のあるキモに

熟成されたタレが相まって

もう夢見心地

 

 

女やまき

で噂の

島ホルモン

も旨かったが

やはりココが西成の王者か・・・？

 

 

 

 

こうなると

腰据えて呑りたくなってくるが

 

ハマちゃんが

 

「まだか～　はよせぇ～」

 

と　横からうるさいので

マスターにお支払いをお願いした

 

 

 

お土産の料金含め・・・

 

 

 

 

やまきを後にして

ハマちゃんの背中を追っかけていくと

飛田本通商店街

にたどり着いた

 

 

 

 

お土産の

ビニール袋をグルグル回しながら

歩くハマちゃん

 

まさに

悪ガキだ

 

足を止めた先は・・・

 

 

 

 

居酒屋フレンド・・・？

 

ここなのか・・・？

 

 

ハマちゃんと呑んだ模様は

次回記事に致します

 

何より

ココまでのハマちゃんの破天荒ぶりを

是非とも

動画で見てやって下さいませ

 

 

ホンマに

笑けますっ！！

 

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そして皆様

 

 

 

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