旨い肉を食いたいのなら　駅から離れろ

 

 

これは

魯山人の名言とかではなく

ただの僕の持論だ

 

 

何の根拠があんねん！！

 

 

これが

無いわけではなく

陸の孤島にある歴史ありそうな酒場ほぼ名店

という説は

間違いない

といってもいい

 

 

 

特に

もつ焼きや焼き肉となると

素晴らしい店が

多くてですね・・・

 

 

 

 

西新井にやってきた

 

 

足立区は裏切らない

 

 

そんな説も聞いたことある

 

 

しかも

陸の孤島ときたもんだ

 

 

ゴキゲンのワクワクのウッキウキや・・・

 

 

J.Y. Parkの

When We Discoのステップで

駅の階段を下った

 

 

 

 

こんなに錆びてたかなぁ・・・

 

 

と

駅西口を横目に

歩みを進める

 

 

今から

２０分ぐらいは歩くだろうか・・・

 

 

 

何か発見があれば嬉しいのだが

 

 

 

 

むむっ！！

 

 

 

 

うわあああああ

 

 

文化遺産駄菓子屋ああああ

 

 

２階の洗濯物とかもう

 

 

 

 

さすが足立区っ！！

 

 

そこにシビれるっ！

あこがれるゥ！

 

 

 

 

だから

陸の孤島探求はやめられない

 

 

他にも何か発見したくて

目的地に着かなければいいのに

なんて

本末転倒な感情も湧いてくるから不思議だ

 

 

 

おやっ・・・

 

 

 

あれは・・・

 

 

 

 

でたっ！！

 

長興屋っ！！

 

 

 

は　廃墟ではないよな・・・？

 

 

 

試合に負けたボロボロの

ステカセキング

ではないよな・・・？

 

 

 

 

ちょいと

斜めから拝み直し

 

 

壁の塗装の剥がれ具合が絶妙だ

 

 

MOZUってドラマがあったな・・・

 

ダルマ

ってキャラクターの

顔の傷っぽく見えて不気味だ・・・

 

 

 

 

肉焼・・・

 

アリラン料理・・・

 

 

 

ゾクッとした・・・

 

 

以前

川崎のおおひん地区の焼肉屋に

訪れた時のことを思い出した

 

 

あの時は

入ったら殴られるんじゃないかという

恐怖感

を抱いていた

 

 

 

 

怖いが・・・

 

 

このご時世

はやり病より怖いものは無いだろう

 

 

 

よしっ！！

 

 

 

「邪魔すんでぇ～～」

 

 

 

 

店内は

L字カウンターと小上がり

 

古さは否めないが

印象的なのは

清潔感だ

 

 

こんな美しい店に・・・

 

 

恐ろしい店員さんなど・・・

 

 

 

 

「いらっしゃ～～い」

 

 

 

 

人当たりの良さ天下無双っ！！

 

 

マスターは

おじいちゃんが

１年ぶりに家に孫が来た時の

笑顔と口調で迎えて下さった

 

 

 

 

ふう安心

 

 

 

 

足立区三大優しいマスター

にさせて頂きます

 

 

 

 

肉のメニュー見にくいな・・・

 

 

内臓系いきたいな・・・

 

 

肉どうふなんかあるのか・・・

 

 

 

「すいません　レバーとホルモン　あと肉どうふ下さい」

 

 

 

 

飴色の店内には

ビール瓶が似合う

 

 

肉どうふは

おそらくスピードメニューだろう

 

早く

ビールで流し込みたい・・・

 

 

 

 

と思った矢先

スグにレバとホルモンが置かれた

 

 

早い提供って

本当に嬉しい

 

 

逆に

一品目の肉を出さない

っていう拷問があれば

何でも喋ってしまうだろうな

 

 

 

 

ホルモンは先ず皮のほうから・・・

 

 

ううん今日はいい

 

 

もう

ロースターにガンガン置いていこう

 

 

今は何より

１秒でも早く食べることが

美味しい焼き方だ

 

 

 

 

旨いっ！！

 

角の立ったレバーの旨さも

さることながら

このホルモンの脂の旨味が最高

 

ビールが進んで仕方がない

 

 

 

ごはんですよ

って海苔の佃煮があるが

あの商品名は

ご飯がメチャメチャ進む食材はコイツですよ

という意味合いの略だろう

 

 

となると

長興屋のホルモンは

さながら

ビールですよ

だ

 

 

 

 

とはいうものの

２杯目は下町ハイボール

 

酎ハイ氷入り

という表記のメニューに惹かれた

 

 

 

 

同じくして

肉どうふも頂けた

 

 

ほう

 

こういうスタイルなんだ・・・

 

 

 

 

おほっ！！

 

このスープめちゃ旨

 

何かはわからないが

色んなエキス

が抽出されていて深い味わい

 

 

 

このスープに煮込まれた豆腐のことは・・・

 

 

エキスパート

と名付けよう

 

 

 

 

タンとハツを追加

 

カルビやロースをバクバクいきたいな

とも思ったが

あるメニュー

が気になり

少し脂を控えた

 

 

 

 

タンハツをツマミに

ゆっくりと酎ハイを

 

 

陸の孤島で

いい時間が流れる

 

 

 

 

奥に目をやると

これでもかって大きさの熊手が

 

 

「マスター来年これより大きいの買うんですか？」

「いや　これが打ち止めの大きさだよ」

「野暮なこと聞いていいですか・・・？」

「ん？」

「これ御幾らしたんですか・・・？」

「あはは　カルビ１万皿分だよー」

 

 

 

 

うん

 

 

そろそろ頃合い

 

 

熱燗なんぞもお願いし

〆の逸品を頂戴する

 

 

 

 

肉めし

 

 

ネーミングだけで

頼んでしまったが

頼んでしまうネーミングだろう

 

その名も

肉めし

 

 

焼肉屋の肉めし

 

 

 

見て見ぬ振りしたら・・・

 

 

頼まなかったら

後悔で

明日もココに来ることになりそうだった

 

 

 

 

まぁ　それも悪くないが・・・

 

 

 

 

なるへっ！！

 

 

先の

肉どうふのスープをもっと濃いめにしたタレを

小さい肉と混ぜたご飯

ということだな

 

 

 

 

 

ウリイイイイイイイイイイ

 

 

 

 

これ

めちゃくちゃ旨いっ！！

 

 

 

 

タレのエキスを吸ったお米の旨さに

震える

 

 

甘みがあって辛味もあって・・・

 

 

甘辛くて・・・

 

 

ううぅ・・・

 

 

文字でこの味を表現する自信がないので

藤崎マーケット風に

歌い踊ります

 

 

アマガライ♪ アマガライ♪

アマガライ カラ ライ カラ イケイケゴーゴー♪

 

シャキーーーン！！

 

 

 

 

 

 

 

 

長興屋を後にした

 

 

 

 

帰り道

シーサーのように猫が守り神になっている

お家も見つけれた

 

 

 

 

 

あはっ

 

やめられまへんなぁ

 

 

 

 

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