逸見「ダイヤスーパー香取屋」ここにもあった呑めるスーパーマーケット
立石に引っ越してきて近くなった県は
千葉だけではない
神奈川が近くなった
厳密にいえば
以前住んでいた幡ヶ谷からは
距離的には遠くなっただろう
ただ京成線が京急線と直結しているため
煩わしい乗り換えがないのだ
三崎口行きなんぞに乗れたら
座っときゃ川崎や横浜や横須賀へ行ける
気になっている
あのスーパーがある駅にいくのも
フットワークは軽い
立石から
24駅座って金沢八景へ
そこから各駅停車で
4つ目・・・
逸見へやってきた
逸見といえば
クイズSHOWbyショウバイの
イッツミーの嘘つき4・・・
へみっ!?
へみっ!!へみっ!!
ヘミッ!!ヘミッ!!
ヘミングウェイッ!!
オーシャンビューッ!!
フォーリンカントリーピーポー!!
ビターンッ!!
ギューーンッ!!
イツミではなかったんだ・・・
驚きのあまりクセが出てしまった・・・
駅をでると
すがれた商店街が現れる
全部の店舗の
シャッターが下りているのか・・・?
否っ!!
ふじみやは
不死身や
たばこ化粧品文具・・・
手広いですね
喫茶店の角を左に曲がると・・・
おっ
あれは・・・
出たっ!!
ダイヤスーパー香取屋っ!!
深緑色の看板に
ハートマークが二つ重なって
なんとも可愛らしい
ココでも吞めるという噂を聞いたが
本当だろうか
店頭には野菜が陳列されており
それこそ
呑める八百屋一平ちゃんのごたる
おんや
建物の隣に
赤ちょうちんと
酒と書かれた置き看板を発見
間違いなさそうだが・・・
開きづらい扉だな・・・
一旦
スーパーのほうから入ってみようか
店内は
何の変哲もないスーパーマーケット
ただ一番奥に・・・
縄のれんで目隠しされた
怪しい入り口が確認できた
ドキドキしてきたぜ・・・
店内で食事ができる
お気軽にお申しつけ下さい
の張り紙も発見
美人のお姉さま方に
申しつけ願おう
「店内で・・・吞めるんですよね・・・?」
「はい ちょっとだけルールがありまして」
「ルール?」
「こんなチケット購入してもらってね」
「チケットですか」
「ビールか日本酒のちょいのみ券ね」
「3杯で1230円ですか」
「お得だし 2杯でやめて次回残りを使ってもいいし」
「なるへ」
「まぁ 買わなくてもいいんだけど」
「あはは」
「あと この皿に500円分お惣菜取ってもらって」
「惣菜・・・?」
「ソコに並んでる」
「わっ 豊富ですね」
「小アジの唐揚げ 揚げたてだけどどう?」
「頂きますっ!!」
揚げ物 煮物 うなぎのきも串
おでんにグラタンまでいらっしゃる
目移りしながら
2品チョイスして・・・
小アジを頂戴して・・・
怪しげの向こう側に
いざなわれた
ウホッ!!
渋い酒場スペースッ!!
酒樽をテーブルにするセンスの良さっ!!
ドキドキがとまらねぇぜ・・・
そして
そこに集いし黒帯先輩たち・・・
呑み会
というより
呑密会
と表現したくなる空間・・・
誰にも教えたくない秘密基地を発見したよと
皆に教えたい
さあ
待望のお惣菜と633
赤星も瓶提灯を出して興奮してやがるぜ
小アジの唐揚げ
具入りたまご焼き
菜の花ニシン
が 僕なりの500円おつまみプレート
アツアツの小アジが
香ばしくてビールが進む
玉子焼きって個性が出る
ふわふわの出し巻きとは対極にあろう
硬めに仕上げられた玉子が
食べ応え十分
マリネされたニシンの酸味が
絶妙だ
日本酒頂くタイミングまで
置いとこうかしら
隣の先輩方の会話が耳に入る
「あの店はカストリ三号だってな」
「どういうことだよ?」
「カストリ焼酎ってあったじゃない」
「エチルアルコールのヤツだろ」
「あんな酒 三号呑んだら潰れちまうってね」
「ふむ」
「カストリ三号 イコール 潰れる って意味だよ」
「あの店 潰れるのかよっ??」
先輩・・・
勉強になります
「日本酒って選べるんですか?」
「選べないんですよ」
「そうなんですね」
「社長が ご贔屓の酒蔵さんのお酒なんです」
「社長さんの」
おっ
降臨
目の前で注いで頂くことによって
お酒の旨さが
通常の3倍上がると言われている
とかいないとか
パンチのある旨味の濃いお酒だ
これは
食べ物の味も引き立てる
ちょいのみ券のチェックは二つ
もう一杯いけるとなると
ツマミが足りないぞ
調達しに売り場に戻ろうとした
その時・・・
「おでん食べてないじゃなーい」
「あっ 社長さんでらっしゃいますか?」
「いらっしゃい」
「お邪魔してます」
「お兄ちゃん この辺の人じゃないでしょ」
「葛飾からきました」
「日本酒好き?」
「はい」
「じゃあ 遠くから来たご褒美だ」
「え?」
「次 これ呑んでみなよ」
「貴魂って酒でね」
「さっきのヤツと同じ酒蔵だ」
「長野塩尻の笑亀酒造だよ」
「ワインの塩尻ですか」
「おほっ!! 黄金色ですね」
「杜氏が森川貴之って名前でね」
「はい」
「貴之の魂で貴魂だよ」
「そうなんですね」
「日本酒に含まれる酸に挑戦した酒でね」
「さん・・・?」
「今まで酸の良さを引き出す杜氏は いなかったんだ」
「はぁ」
「貴魂はクエン酸 乳酸 リンゴ酸 コハク酸とあって」
「・・・」
「塩尻の大分水嶺の地下水があ
「社長もう吞んでもいいですかっ!?」
香取屋は焼酎を出してない
旨い日本酒を味わってほしい
日本酒の良さを広めたい
社長はその情熱をもって40年スーパーをやり
5年前からこのスペースで
おススメの日本酒を振舞っているとか
情熱が・・・
伝わりすぎるぜ
300円でこれでもかってぐらい
盛って頂いたおでんで貴魂を
ツイーッ!!
ふくよかな味わい
旨味が口の中にずっと居座っている
口福だ
「社長 サケホッピーって・・・?」
「その名の通り 日本酒のホッピー割りだよ」
「不思議な味がしそうですね・・・」
「そんなことない 美味しいよ」
「そうなんですね」
「ただ・・・」
「はい」
「あのチケットは・・・」
「はい」
「今まで1枚も売れてないかな・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」
社長・・・
次回必ず
こっちの呑めるスーパーもどうぞ
↓
姫路「あけぼのストアー」播州にもあった!吞めるスーパーマーケット
ダイヤスーパー香取屋(だいやすーぱーかとりや)
住所: | 神奈川県横須賀市西逸見町2-1 |
---|---|
TEL: | 046-822-2252 |
定休日: | 日曜日 |