ビールを注いで頂ける

日本酒を注いで頂ける嬉しさよ

 

彼女たちはその瞬間

世界中他ほかの誰でもなく

僕の為だけに

尽くし　ご奉仕し　真心を伝えてくれる

 

 

そんな

やらせてくれる

 

もとい

 

入れてくれる美人

を5人ほど

 

 

 

 

1人目は

京成本線お花茶屋の

 

ときわ食堂

 

 

 

 

僕がライフワークとしている

ときわ食堂マラソン

 

 

葛飾足立荒川には

給酒所

が沢山あり困っちまうぜ

 

 

 

 

いきり立って

開店時間11時に暖簾をくぐる

 

いや

正確にはまだ暖簾が出てないのに

いけますか？

なんて扉を開けて入ったので

くぐるというのは表現が違うか

 

 

 

 

メニューの多さにキョロキョロと

 

特大ほっけ焼き・・・

なすと肉の生姜いため・・・

 

迷った末に

ミックスフライを注文

 

もちろん瓶ビールも

 

そこに不意に現れた

お花ときわの美人が・・・

 

 

こちらっ！！

 

 

 

 

「早い時間からいいわね～」

 

 

彼女はそう言いながら

両手でしっかりそれを握り

優しく注いでくれた

 

この迸ほとばしる可愛らしさよ・・・

 

花柄に花柄を合わせるセンス・・・

 

大衆割烹すみれのお母さんに

然さも似たりだ

 

 

 

 

ミックスフライはボリュームたっぷり

アジとイカとエビ2本

 

ビールを追加して

もう一度入れてもらうか・・・？

 

 

 

 

まぁ

欲張り過ぎずにね

 

 

 

 

2人目は田端の

 

喜多屋酒店

 

 

 

 

熱い酒場でお馴染み

立飲スタンド三楽

のお隣

 

東京屈指の激渋角打ちだ

 

 

 

 

みんなの行ってほしい酒場

で　ジャカルタの虎さんが

この酒場の素晴らしさを

熱弁して下さりました

 

ジャカルタの虎さんも

また会いたいでしょう

喜多屋酒店の美人が・・・

 

 

こちらっ！！

 

 

 

 

「上喜元です～」

 

 

彼女は大きなそれを抱え込み

僕のこれに並々とついでくださった

 

この酒のように

溢れんばかりの美しさ・・・

 

紫にピンクを合わせるそのセンスは

さながら

お座敷列車の華

のよう

 

 

 

 

ソーセージをかじり

コップに口付け上機嫌

 

あっ

 

餌を待つ雛のように

口をあんぐりしていたら

彼女がソーセージ

入れてくれたりしないかな・・・？

 

 

 

 

まぁ

あまり欲しがらずにね

 

 

 

 

3人目は綾瀬

 

綾瀬川沿いに佇む

外観バキバキの町中華

新来

 

 

 

 

中もバキバキッ！！

 

 

外から射す日光で

古いお店でしか見れない

例のタイプのテーブルが照らされ

香ばしい

 

 

そこに不意に現れた

新来の美人が・・・

 

 

こちらっ！！

 

 

 

 

「お疲れ様です～」

 

 

彼女はそう言いながら

コースターの上にグラスを置き

ワンハンドスタイルでそれを握り

優しく注いでくれた

 

そう

ビールは注いで頂けるほうが稀なので

出会いはいつも突然

 

この女性ひと僕のこと好きなんじゃないか・・・？

なんて想像してしまう

 

僕からの告白を待ってるんじゃないか…？

なんて妄想してしまう

 

その

給食のおばさんキャップを脱がすと現れるだろう

ロングヘアーを拝みたいぜ

 

 

 

 

チャーハンは

しっとりラードの効いた

あの感じのヤツ

 

 

おっ

 

 

 

 

紅ショウガで

チャーハンが真っ赤に染まっちまってるぜ

 

僕の頬のように

 

 

 

 

4人目は新小岩

 

もんなか～

もりした～

しんこいわ～

 

うおいち～

うおに～

魚三っ！！

 

 

 

 

他店と同じく

コチラもダブルコの字カウンター

 

ほう

柔道のウルフアロンって

新小岩出身だったんだ

 

 

 

 

トマトとべったら漬けとモロキュウ

なんて注文をしたら

粋だろうか・・・？

 

いやバカだっ！！

 

瓶ビールととろぶつを所望した

 

 

 

 

彼女はスグには出てこない・・・

 

じらしやがるぜ・・・

 

 

 

 

喉の掃除も終わり

ハゼの天ぷらを注文し

コップ酒をお願いすると

やっとこさ現れる

魚三新小岩店の美人が・・・

 

 

こちらっ！！

 

 

 

 

「アンタ　美味しそうに呑むね」

 

 

彼女は

コップ酒を舐めてニヤけている

僕を見つめそう言った

 

「お姉サマにお酌して頂けたんで　いつもより旨いです」

 

と僕が返すと

 

「調子いいこと言ってんじゃないよっ！！」

 

と怒った後に小声で

 

「でも　ありがとね」

 

と　囁いた

 

 

 

 

ちくしょう・・・

 

このツンデレに・・・

 

キュンキュンきちまうぜ

 

 

 

 

最後5人目は高円寺

 

大衆酒場バクダン

 

 

 

 

話はコロナ渦前までさかのぼる

 

 

 

 

この薄暗さはどうだ・・・

 

同じ庚申通りの

赤天

もディープだが

こっちもなかなかだ

 

 

 

 

彼女は

ビールを呑やっていても出てきてくれない

 

ホッピーや炭酸を頼むと

可能性が高くなる

 

 

 

 

ハムカツなんぞを頂戴し

ホッピーをチビリチビリ

 

そうこうしてると

ナカ

が　欲しくなってくる

 

 

 

 

焼酎は別コップで提供される

 

そのタイミングで現れる

バクダンの美人が・・・

 

 

こちらっ！！

 

 

 

 

「コオリ　イレマスカ？」

 

 

彼女はカタコトの日本語で

妖艶に誘ってくる

 

わざと聞こえないふりをして

「えっ？」

と　とぼけ

それを何回も引き出さす

 

 

 

 

「コオリ　イレマスカ？」

「えっ？」

「イレマスカ？」

「えっ？えっ？」

「イレマスカ？」

「入れますっ！！」

 

 

 

 

ふう・・・

 

気持ち良かった・・・

 

 

 

 

コチラの美人もどうぞ

↓

（顔出しあり）美人とブスと ちんこうえんでまんこいを呑んでみた