立石「宇ち多”」土曜日の朝5時55分に宇ち多”の行列に並んでみた
京成立石に引っ越してきた
住み家が立石にあるので
当然立石に帰って来る
その日は新宿で呑りすぎて終電を逃し
ネットカフェで眠り
早朝の電車で立石駅に帰ってきた
時刻は7時前
改札を出て
エレベーターで仲見世前におりて
その光景に
わが目を疑った
行列??
駅の壁を背にして
大勢の人が並んでいる
その数30人か
それ以上か
皆様ベテランか・・・?
そのようだ
ぬおっ!!
宇ち多”のキャップを
被ってる方がチラホラ・・・
おっ
栄寿司側の先頭に並んでる先輩が
にこやか
だ
勇気を出して聞いてみるか・・・
「あの先輩・・・」
「ん」
「これって 宇ち多”の行列なんですか?」
「そうだよ」
「あまりにも早すぎませんか?」
「フォッフォッフォ 土曜はね」
「先輩 何時から並ばれてるんですか?」
「6時だよ」
「ろっ ろっ 恐ろしや」
「フォッフォッ」
「今から 僕も並んだら・・・」
「今日は もう1回転目いっぱいだよ」
「ムグ・・・」
「フォッフォッ」
「先輩っ!!今度6時に並びに来ていいですか??」
「フォッ あんまりお勧めしないよ」
「勉強させて下さいっ!!」
以前住んでいたのは
隠れ渋谷区の幡ヶ谷
朝6時に立石に居るのは
なかなか難易度が高い
しかし今は
家から宇ち多”まで徒歩7分の
東立石に住んでいる僕・・・
おーん
結局
誰が行くいうて
僕がいかんと
はっきり言うて
(どんでん語録)
先日ついに
を達成する日がきた
パジャマからの着替えを枕元に置き
目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるなんて
小学生の時に迎えた
遠足の日の朝のようだ
奥戸街道から
まだ薄暗い仲見世を小走りで
時計の長針は
11の所を指している
1番乗りではなかろうか・・・?
「ギャンッ!! 先輩 もういらっしゃるやないですかっ!!」
「おはよう いつも1番だよ」
「先輩 いや先生と呼ばせて下さいっ!!」
「フォッフォッフォ」
「今から開店まで並ぶんですね」
「違うよ」
「えっ??」
「7時半に点呼があるんだよ」
「点呼といいますと・・・?」
「店の人が 7時半に来てくれてね」
「はい」
「1番2番3番って みんなに番号付けていくんだよ」
「番号を・・・」
「番号貰ったら もう並ばなくていい」
「整理券みたいなことですね」
「そう 土曜日は10時開店なんでね」
「早い」
「9時40分くらいに また戻ってきて」
「なるへ」
「番号順に 次は店の前に並ぶんだ」
「先生っ!! 勉強になりますっ!!」
そういうルールだったんだ・・・
ってことは
今から1時間半この場で
立ってなきゃならないってことか・・・
そんな長丁場
人生で初だぞ・・・
僕チャンいけんのか・・・?
開店準備する栄寿司を
眺めれるのは嬉しいが
近くに止まった車から
荷物を運び入れてらっしゃる
今まさに市場から仕入れてきた材料かしら・・・?
あっ・・・
一旦シャッター閉められるんですね・・・
時間潰しはスマホに頼ろうか・・・
こち亀40冊ぐらい
持ってきたらよかったな
「おはようございます」
「あっ おはよう」
「1.2.3・・・ よかった間に合った」
「今日は集まりが ゆっくりだね」
時間が経つにつれ
人が増えてくる
皆様
一回転目の制限人数みたいなのを
ご理解なさってるのだろう
今日も口開けの客になれるぞ
という
安堵の表情が可愛らしい
「先生 質問いいですか」
「いいよ」
「1回転目の人数って 何人ぐらいなんですか?」
「二手に分かれて入店するからね」
「はい」
「14人と23・4人ってとこだね」
「何時ぐらいまでに並んだら間に合いますかね?」
「6時半だったら大丈夫だけど」
「7時は微妙ですか?」
「その時によるよね」
「肝に銘じますっ!!」
スマホもイジり飽き
8近本 144得点
4中野 107盗塁
9森下 新人王
5佐藤 61本塁打
3大山 162打点
7高山 得点圏打率・493
2梅野 盗塁阻止率・645
6小幡 エラー0
などと
来季の阪神タイガースの
レギュラーと成績を予想したりして
何とかしのぎ
ついに・・・
待ちに待った7時半・・・
時が来た
「はい 1・2・3・4・・・・・」
やったっ!!
阪神で一番のイケメン
熊谷敬宥の背番号と同じ
4番
を頂けた
今の僕
カワイイ顔してるだろうな
「先生 今からはどうなされるんですか?」
「一回帰りますよ」
「みなさん 帰られるんですかね」
「ちょうどこの時間に ドトールもサンマルクも開くからね」
「喫茶店で待たれる方も いらっしゃると」
「それでは後ほど」
「2時間後も よろしくお願い致します!!」
皆様
映画12人の優しい日本人の
ラストシーンのように
一人 また一人と
この場から離れていった
住み家に戻って小休止
スケベな動画をみたいが
そんなところに体力を使っていいものか・・・?
万が一
寝落ちでもして
起きたら11時とかだったら
一生の不覚だ
ロシア人がケンカをしている動画を見て
闘争心を掻き立てた
風呂に入り体を洗い
口に含んだ日本酒を股間に吹きかけ
清めの儀式終了
制服
に着替えると
そろそろ頃合い
いざっ!!
本日2回目の仲見世へ
それにしてもこの入り口は
いつ見ても
いい面構えをしているよな
タカラトミーが
立石仲見世プラモとか出してくれないかしら
時刻は9時35分
普通にまだ朝やん・・・
先生
次は入り口前に並ぶって言ってたな
どんな景色だろうか・・・?
コッチはじゃないのか・・・
アッチは・・・?
「ギャギャンッ!!」
「おかえり」
「先生 人増えてませんか?」
「2巡目の入店を 目当てにしてる人も来たからね」
「後は 呼ばれるのを待ってたらいいんですか?」
「ホネとハツシオ食べるかい」
「ん? ホネって何ですか?」
「煮込みにホネ入ってんのだよ」
「ナンコツみたいなのが入ってるんですか?」
「フォッフォッフォ まぁ頼んでみなよ」
「はい」
「今から 聞きに来てくれるから」
「聞きに・・・?」
「ホネ食べる人ーー??」
「あっ はいっ!!」
「じゃあ ホネ3番ね」
「はいっ!!」
「ハツシオ食べる人ーー!!」
「あっ はいっ!!」
「ハツ2番ね」
「はいっ!!」
「先生 ホネ3番ハツ2番でした」
「フォッフォッフォ」
「あらかじめ 聞いといてくれるんですね」
「人気のオカズは スグ品切れになるからさ」
「早く来た特権ですね」
「平日は シンキもあるよ」
「平日も来ますっ!!」
「おっ そろそろお店に入れますね」
「雪に耐えて梅花麗しっ!!」
先生の隣に座らせて頂き
先ずはお酒
「ビールダイビン あっ オオビンを」
先生は
のっけから梅割りのご様子
「タンハツオス」
「タンハツオス」
「タンハツオス」
呪文のように皆さま叫ばれてる
タンハツの生にお酢をかけたヤツのことか・・・
僕も
「タンハツオスッ!!」
「ホネ3番 だれー?」
「あっ 僕ですっ!!」
「先生 これがホネですか」
「うん その左の塊がね」
「あっ こういうことでしたか」
「ホネのまわりの肉を食べるんだよ」
「スペアリブ感覚で旨いス」
「フォッフォッフォ」
「ハツ2番 だれー?」
「あっ 僕ですっ!!」
「先生 ハツ旨すぎて心臓弁膜症治りそうですっ!!」
「フォッフォッフォ」
「串は皿の上より テーブルに置きな」
「はいっ!!」
「皿は広げずに できるだけ重ねて」
「はいっ!!」
「先生 会計はテーブル見て計算してくれるんですよね?」
「その通り」
「じゃあ ビール吞みすぎたら置く場所無くなりますね」
「ある程度いったら 王冠を置くんだよ」
「栓をっ 勉強になりますっ!!」
「先生 食べ終わったホネを 箸置き にするのはルールですか?」
「それは コチラの 貴闘力部屋ってTシャツ着た方がやってるだけです」
「勉強になりますっ!!」
「それじゃあ アタシはこれで」
「えっ? 先生もうですか?」
「はい」
「まだ20分くらいしか居ないじゃないですか」
「フォッフォッフォ」
「粋過ぎます」
「フォフォ」
「ちなみに先生 平日は何時から並ばれてるんですか?」
「11時だよ」
「14時開店ですよね・・・」
「そうだよ」
「・・・」
「・・・」
「今度僕もその時間に来ますっ!!」
「フォッフォッフォフォフォーー」
梅割りを
ツイッーー!!
先生
ご指導ご鞭撻頂けた皆様
ありがとうございました
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宇ち多゛(うちだ)
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