信頼出来る〔サカバー〕こと

東日本で一番赤星を愛する女酒場師『赤星★かなは』からナイスな情報をいただいた。

 

 

 

 

「西新宿４丁目に渋すぎる酒場があるんですよ～！是非行って欲しいですっ！」

 

Googleマップで調べてみると、ボクの家からも歩いていけるところにあった。

 

 

 

 

 

西新宿のキタナシュラン、人気町中華「山田屋」の近くである。

 

 

たしかにこの辺は住所が”西新宿”なのに、街並みは住宅街で結構ディープな匂いも漂う独特な場所だ。

 

 

 

 

「かなはちゃんはそこ行ったん！？」

 

「いえ、調べたところその酒場には残念ながら赤星が置いてないみたいなんで、是非ジュンヤ氏に調査してきて欲しいボシ～★」

 

 

 

 

 

 

そうだよな

酒場に赤星がなかった時には、こんな顔になるもんな・・・

 

 

 

なんて赤星に一途な姉ちゃんだ。

 

 

 

 

 

 

 

というわけで単独でやってきた。

 

 

 

 

「品川亭」という名の看板が見えてきたが

こんなところに料亭でもあるのか！？って期待感が膨らむ。

 

 

 

この坂の上に目的の酒場が待っている。

 

そう思えば全く辛くない坂道だ。

 

 

 

 

 

坂道のご褒美には最高の酒が待っている・・・

 

というには少し言い過ぎな、ちょっとした坂道なので

千鳥足の方でも安心してください。

 

 

 

 

古民家酒場っ！？

 

田舎の山奥に住んでるおじいちゃんおばあちゃんの家よりも古い造りだ！

 

 

 

 

「品川亭」

 

 

外観の渋さに圧巻される。

 

本当にここは新宿なのか・・・？

 

もう少し歩けば『都庁』に行ける場所だぞ・・・

 

 

 

看板の文字独特過ぎっ！！

 

グネグネした文字で「品川亭」と書かれた看板はアーティスティック。

 

 

 

このドアを開けるとどんな空間が待ってるのであろうか

他人にも聞こえるんじゃないか、というくらい高まる鼓動を抑え

店内へライドオンさせていただいた。

 

 

 

激渋っ！

 

ほぼ茶色っ！！

 

木材の量多っ！！！

 

 

 

入店して２秒で圧巻された・・・

 

 

 

 

古風やなぁ～！！

 

 

 

 

 

 

酒場ナビではこれまでに『博物館みたいな酒場』を紹介してきたが

こちらもなかなかの博物館っぷりだ。

 

 

 

 

令和の時代に、新宿でこんな酒場で気軽に呑めるなんて

非日常的だ。

 

 

 

 

 

 

「焼酎お湯割り」

 

 

 

２軒目ということもあって

この日は大寒波到来ということもあって

 

珍しくお湯割りでリスタート。

 

 

 

温かいお湯割りが身体に染みこんで酔える・・・

 

 

いや、”こんな渋い酒場でお湯割りを注文してる自分に酔っている”と表現したほうが正しいだろうか。

 

 

 

あとでやってきたお通しの「ほうれん草のお浸し」のおかげで

物凄く渋い組み合わせというか、画になった。

 

 

 

 

 

カウンターと厨房は近いようで遠く、ひょこっと見えたママさんの存在に

この酒場の歴史をしっかり感じさせられる。

 

 

 

 

博物館のように上ばかりみていて、下への視線がおそろかになっていたが

自分たちが座ってる椅子が樽型の椅子で可愛い。

 

 

これメルカリに出品したらまぁまぁな値段つくやろなぁ～。

 

 

 

 

 

「煮物」

 

 

いつも脂っこくて、味の濃いもんばっかり喰ってるから
せっかくなので身体に良き料理をチョイス。

 

 

そりたつ竹の子の盛りが素晴らしい。

 

全ての具材の味が優しい。

 

 

 

 

 

渋さ全開で無音の静かな状態かと思ってしまうかもしれないが

全然そんなことなく、お座敷ではグループさんが大盛り上がり。

 

 

 

ここで集まりあえる友達って素敵ですね。

 

 

 

 

「熱燗」

 

 

もう少し、自分に酔いたくなったので普段全くと言っていいほど呑まない熱燗をママさんにコール。

 

普段呑まない理由として・・・

 

熱燗×ジュンヤ＝デンジャラス

 

だからだ。

 

 

ボクが一番記憶を無くし、悪い酔い方をしてしまう酒

堂々のダントツ１位が「熱燗」なのだ。

 

 

 

 

 

そんな身の危険をかえりみず、この酒場で危険酒を呑む我よ・・・

 

今夜は気を付けるべしっ！

 

 

 

 

熱燗に罪はなく、冷え切った身体が更に温まる。

 

 

 

「今日が大寒波の日で良かった」

 

と、はじめて思えた。

 

 

 

 

 

「つくね」

 

 

まん丸のつくねが３つ

だんごみたいで可愛い。

 

「つくね」じゃなくて、「だんご」って表記でメニューに出してたらより渋いかな。

 

 

 

タレじゃなく塩での提供で、ワサビを付けて食べれば、なんて上品な味でしょう。

 

 

熱燗との相性もバッチリだ。

 

 

 

 

こんな隠れ家が近所にあったなんて・・・

 

 

もしボクが会社員で上司を接待する時、ここに連れてきたら

「ジュンヤ、キミ出来るねぇ。来月から課長に昇進だ！」

なんて言われるだろうな。

 

 

 

 

サブカル好き女子と呑む時、ここへ連れてきたら

「へぇ～ジュンヤくんって見かけによらず、こういう店でも呑むのね。意外っ！」

なんて驚かれて、ギャップに惚れさせた女子を余裕でお持ち帰りできるだろうな。

 

 

 

 

この酒場を知ってるか知らないかで人生が変わるような気がしてきた。

 

 

 

 

今度来る時は名物の角煮を注文しよう。

 

忙しそうで話せなかったママさんとマスターにも話しかけてみよう。

 

 

 

酒場文化遺産が好きならここはいくべし。

 

 

 

 

場所は西新宿で都庁へも歩いていける距離にある。

 

 

新宿でここより渋い酒場あったら教えて欲しいです。

 

 

 

 

接待とサブカル女子の為にも・・・