牧志(沖縄)「大衆串揚酒場 足立屋」これが沖縄のモーニングセットだっ!!!
11月中旬某日。
筆者(カリスマジュンヤ)は完全ノープランで南の島沖縄へやって来た。
特に大きな理由などなく、11月中旬に入った今尚、単純にまだ夏を終わらせたくないという衝動がこのような行動に現れたのだ。
まずは牧志「第一公設市場」近くにある「BAJO」へ挨拶がてらに立ち寄った。
酒場ナビでは今回で4度目となる最多出演を誇るあの「伊藤さん」のお店だ。
(「BAJO」の記事はこちらから)
サプライズ来沖にも動揺せずに、伊藤さんの口からは「今日は呑むか」と男気発言が放たれたのであった。
相変わらず、公設市場近辺の酒場ではこの「センベロ」の文字がどこでも見られる。
「宮古島から来たさぁ~」
「あたしは座間味出身さぁ~」
狭い店内にはそんな沖縄レディたちが夜な夜な集結し、初対面だろうが関係なく
「BAJO」での沖縄ver『酒ゴング』が毎晩行われるのだ。
仕事を切り上げた伊藤さんは
「ジュンヤ君を連れていきたいところがある。そこを知らずにして沖縄を語る事は出来ない!!」
と言われるがまま、我々は以前筆者が酒場ナビで記事にもした沖縄のディープタウン「栄町市場」へ夜な夜な向かったのだ。
(栄町市場での記事はこちらから)
怪しいビルの階段を慣れた足取りで駆け上がる伊藤さん・・・
「おいでおいで」が少し不気味に見え、持前の『酒場センサー』がこの時異常反応を起こしてたのも事実だった。
店内は独特の異様な雰囲気・・・
あとから思うと酒場センサーは沖縄でも正常運転だったと言えるだろう。
『酒は太平洋 女は神様』
そう壁に大きくかかれたこの言葉は一体誰が考え、どう言う意味なのであろうか。
この言葉を考えた方にこの言葉が持つ意味を聞いてみたいところだ。
とにかくこの緊張を和らげる為に、泡盛を早く呑みたかったのだが
注文を伺いに来られた店員さんもやはり少し様子がおかしい。
夢でも見てるのか?
ここは一体何なんだ!?
その不安をかき消すかのように残波をハイペースで吞んだ。
気づけば伊藤さん、筆者、この店のボスである「春ちゃん」(ゴリゴリのゲイらしい)の3人で
名言をバックに仲良く記念撮影をしていた。
結果的に言うと、ここは「歌声酒場 春ちゃん」 という酒場で
ここらでは有名なやり手のゲイ「春ちゃん」が経営するカラオケ酒場との事だった。
伊藤さん・・・
沖縄に着いてまだ1時間くらいなのに、1軒目からパンチ力がすごいぜ・・・
上機嫌な伊藤さんは次に「いきつけの面白いおっさんが居るBARがあるからそこへ行こう!」と次の酒場へ案内してくれた。
店内へ入ると、やはりここでも持前の酒場センサーが異常反応を起こす。
たしかにこの店員のおっちゃんトークがかなり面白いのだが、言葉使いが気になる・・・
このおっちゃんもゴリゴリのゲイやっ!!!!
入店してから伊藤さんから聞いたのだが、この店は「BAR A-Z」という正真正銘ゲイバーとの事だ。
まさかのゲイ酒場ハシゴ酒を選んだ伊藤さんを少し疑ったが、これが沖縄の洗礼なのであろうか。
時刻はこの時点で深夜4時。
伊藤さんの口から「朝6時になったら開く店あるから、6時まで頑張って吞もう!」と全力のお出迎えに筆者は本気の愛を感じたは言うまでもない。
結局朝6時まで
「お気に入りのローションはこれだ」
「私はこう見えて、ネコだ」
「オリジナルのコンドームをプレゼントするわ」
ゲイのおっちゃんである「タモツさん」と全力ゲイトークに華を咲かせたのであった・・・
ちなみにこちらがタモツさんから頂いた見たことないパッケージのコンドームである。
さんぴん茶ハイでテンションが”ハイ”になった筆者は、加速を緩める事はなく
朝6時を迎え、目的の酒場へ向かうべく、公設市場まで戻る事にした。
朝6時・・・
「大衆串揚酒場 足立屋」
本当に朝6時からオープンしていて、しかもびっくりだったのが
開店と同時にすぐにほぼ満席になったのだ。
そして皆さんが当たり前のように頼んでるセットが朝6時から10時まで限定のモーニングセット(お酒2杯₊めざし)なのだが
その値段はなんと500円なのである。
モーニングセットの貼り紙の横に手書きで「希望」と書かれた貼り紙も、壁に乱雑に書かれた落書きも
雰囲気があって酔い。
本来ならお酒2杯とめざしの500円モーニングセットなのだが、常連の伊藤さんが店員さんに
「めざしじゃなくて、磯辺揚げがいい~~~!」とお願いしてくれたので、磯辺揚げを出して頂いた。
この緩さもやはり沖縄らしくて酔い。
朝6時に酎ハイで酒ゴングを鳴らしてると、筆者の隣席に見覚えのある人が現れた。
さっき行った栄町市場「歌声酒場 春ちゃん」の店員さんやっ!!!
どうやら仕事終わりで来られたみたいなのだが・・・
明るい所で見るとやはりこのアフロヘア―のパンチ力は凄まじいものだ。
良くみると奥の席にもアフロヘア―の方がいらっしゃるのだが、朝6時の酒場でアフロヘアーの方が二人も同じカウンターに座る確率って一体何パーセントなんだろうか・・・
アフロさんと盛り上がりを見せる中、隣では伊藤さんが遂に体力を使い切り、眠りに陥ったのであった。
昼から働いてらっしゃったのだから、無理もない。
追加注文で「もつ煮込み」。
いつも東京下町で食べるもつ煮込みと変わらない本格派のもつ煮込みであった。
アフロヘア―がトレンドマークのこのお姉さんは「アフロ真理子」さんという方みたいなので
沖縄で見かけた際は「アフロ真理子さんや!」と声をかけてあげてください。
(※注:ただし会話中、アフロヘア―をガン見してはいけません。アフロ真理子さんの機嫌が悪くなります)
幸せそうにまだ眠る伊藤さんを、アフロ真理子さんにゆだね
次の目的地へ向かうべく、足立屋をあとにした。
足立屋をあとにした筆者はその足で「泊ふ頭旅客ターミナルビル「とまりん」」へ向かい
朝10時の便の「フェリーとかしき」に乗船し、「渡嘉敷島」へ出航した。
11月中旬で天気が曇りというものあってか、渡嘉敷島は以前来た時よりも人気が少なく寂しい感じだった。
渡嘉敷島の海と自然とカリスマジュンヤを写真でどうぞ。
帰りの最終便を待つ間に一人で渡嘉敷の海を見ながら港で呑んだ、シークワーサー焼酎ハイボールと沖縄ソーセージ「ポチギ」の味は一生忘れないであろう。
まだまだ「沖縄出張酒場ナビ」は続く・・・
大衆串揚酒場 足立屋(たいしゅうくしあげさかば あだちや)
住所: | 沖縄県那覇市松尾2-10-20 1F |
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TEL: | 098-869-8040 |
営業時間: | 6:00~22:00 |
定休日: | 無休 |