「この前タイ行ってきたけど楽しかったよ〜」

 

「オレなんて年５回以上はタイ行ってるぞ」

 

「タイを知らない人生なんてありえねぇぜ！！」

 

ボクの周りに居るバンドマン、芸人、役者の知り合いが口を揃えてそう言う。

 

 

あの『チャーハン野瀬』もそのタイ王国信者の一人だ。

 

 

 

そして前回の酒場ナビ主催『さよなら葵、さよならひろ子』呑み会に来てくれてた一人が

タイに住んでた事があるという情報をゲットし

早速「タイ案内してくださいよ」とお願いすると即答でOKを貰ったのだ。

 

 

 

時は来た・・・・・

 

 

ずっと行きたかったタイ王国・・・

 

聞くところによると１２月と言うのに、気温は３０度を超え、相当暑いとの事。

 

 

沖縄好き、南国好きのボクからしたら

１２月に夏をまた味わえるなんて最高でしかない。

 

 

まだ早朝の羽田空港に到着し、諸々手続きを終え

しばらく呑まないであろうジャパニーズアルコールで乾杯した。

 

 

 

 

あっちに着けば分からない事だらけなはず・・・

しかしまぁなんとかなるやろ精神で、ほとんど下調べなし、最終日のホテルの宿泊の予約も羽田空港で済ませるという余裕っぷり・・・

 

 

 

 

そんなこんなでようやくフライト。

 

 

お酒呑んだり、すごい独特な機内食を食べてると・・・

 

 

 

 

 

 

あっという間に７時間が経ち

バンコク「スワンナプーム空港」へ到着。

 

 

確かに暑くて、すぐさま半袖半ズボンになってしまいたい気温・・・

 

 

そして空港から車で１時間・・・

今回案内してくれる方の親族が住まれてる「シーラーチャー」という街のお家にお邪魔させていただいた。

 

 

 

是非ともタイ式焼き肉を堪能して欲しいとの事で

今回連れてっていただけたのが・・・

 

「The Farm Buffet Sriracha」

 

 

店内は広い上に、外テラスもあるという大箱なお店。

 

 

 

その名の通り、ビュッフェ形式で好きな食材や料理を取り

自分たちのテーブルで食するスタイルだ。

 

 

 

 

 

 

 

見慣れない食材があったり、タイ風の寿司があったり・・・

ただでさえテンションが上がるのに

ここがタイだと思うと更にテンションが上がる。

 

 

好きな食材を各々選んでテーブルで食べるなんて

万国共通で平和な行為だ。

 

 

 

 

遅くなったがこちらが今回案内してくれるケリーさん。

 

黒のサングラスと千葉ロッテの野球Tシャツが妙に怪しいファッションセンスだ。

 

 

 

タイ式焼き肉の準備が出来るまでは

惣菜コーナーのタイ料理で凌ぐ。

 

 

料理名は完全に忘れたが、日本料理に引けを取らない本格的な味付けで

タイビールの「Chang（チャーン）」が進む。

 

 

タイのビールは基本的にグラスに氷を入れて呑むスタイルで

ビール党の方ならこれを嫌う人も居ると思うが

ボクはビールよりホッピーの方が好きなので

むしろこの氷入れスタイルが好きだし、冷えてるに越したことはない。

 

 

ただでさえタイのビールは薄いと感じるのだが

氷を入れることにより更に薄くなるので、めちゃくちゃ薄いビールを呑んでる気分。

ボクはこれはこれでアリと思う派だ。

 

 

「そもそも何故ビールに氷を入れるのか」

 

色々諸説はあるみたいだが、ボクの見解では

・屋外で呑む事が多いから温くならないように

・冷蔵庫の電気代を節約してる

だと考える。

 

 

東京下町の人が値段の高いビールに寄せた飲み物ホッピーを作ったように

やはり世界各国、色々工夫して呑んでるんだなと思った。

 

 

 

 

そんなこんなでタイ式焼き肉『ムーガタ』の準備が出来たようだ。

 

 

見た事ない調理器具に戸惑いを隠せない・・・

鍋の周りにスープらしきモノが一緒に熱されてるのだ・・・

 

 

まずは見様見真似で

取って来た肉と魚介類を鍋の”上”で焼く。

 

 

 

好みだと思うが

基本的には肉を上で焼いて、野菜類は下のスープで茹でると言った感じだろうか。

 

 

確かに焼き肉やバーベキューをした時に、野菜ってどうしても焦げてしまったり

もっと言うと焼き野菜はそこまで美味しく堪能する事は出来ないのがネックではないだろうか。

 

 

この仕組みだと、焼いて肉の脂が下のスープに入って野菜にも良い出汁が染み込むという原理だ。

 

 

素材の特徴を生かした素晴らしい調理法。

 

いわば焼き肉と鍋を一緒にやってる感じである。

 

 

 

焼きあがった肉などを

にんにく、唐辛子、ナンプラー、レモン、パクチーなど作られた専用のタレで食べる。

 

 

これがまた驚くほどにハマってしまうくらい美味しい。

 

 

ムーガタは焼き肉と鍋を同時に出来るので一石二鳥であるし

場所も取らないので一つのテーブルで美味しく、そして楽しく料理を味わえる。

 

 

 

まずは焼き肉をしっかり堪能して

焼き肉の脂がきつくなったら、鍋の野菜を食べてを繰り返し・・・

 

 

時にはレアで焼いて、あとは鍋でしゃぶしゃぶするなんて事も

上級者っぽくてアリだ。

 

 

味に飽きてきたら、タレコーナーへ行って、オリジナルのタレを作成するのもオススメである。

 

 

個人的にはやっぱりニンニクと唐辛子をたっぷり入れるのがオススメだ。

 

 

 

 

ムーガタを楽しんでると

フレンドリーに話しかけてくる一人の男性が。

 

 

どうやら訳すと「宝くじを買わないか？」との事だった。

 

 

基本的にノーギャンブラーなボクとしてはあまり興味がなかったが

ここはひとつ旅の運を試してみようという事で

２００バーツ（約７１６円）のを購入した。

 

 

 

 

後日発表された結果は・・・

 

大ハズレ。

 

 

 

焼き肉と鍋が一度に楽しめるムーガタが

まだあまり日本で浸透してないのは何故だろう・・・

 

 

都内でムーガタを食べれる店をリサーチしたが

やっぱり思ったほど多くない。

 

 

 

何かしら理由があるかもしれないが

ムーガタが近々日本で大ブームを起こすのではないかと密かに考えてる。

 

 

 

 

---

 

 

 

その後は夜のシーラーチャーの街をブラ散歩。

 

 

 

あ～

異世界は楽しい。

歩いてるだけで楽しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイクレイジージャーニーまだまだ続きます。