【タイ王国】カオサン通り「路地裏の屋台」CHAOSな街のCUTEな屋台飯
前回タイで持ち金が無くなり、カオサン通りで資金集めをするハメになったのだが・・・
今回はその続き。
「お金を降ろせない」と言うなかなかの窮地に立たされながらも
呑気に瓶ビール呑んでると”ある事”を思い出した。
それは・・・
タイ1日目のムーガタのお店で宝くじを買ってたと言う事だ。
これが当たってたらまさに形勢逆転満塁ホームランだ。
早速ネットで宝くじの当選結果を調べてみると・・・
かすりもしない大外れ・・・
さらに追い討ちをかけるかのように
旅友が仕事の為、日本へ帰国する事に・・・
カオサン通りにほぼ所持金無しで一人残されてしまったボク・・・
盛り上がるカオサン通りの夜とは反対に
テンション下がり気味・・・
「もっと騒ぎたい・・・」
そんな事を思いながらSNSを通して、SOSを発信してると
ここでようやく奇跡が起きたのだ。
酒友の友人がバンコクに住んでるらしく
お金を貸してくれるとの事だった。
早速その友人の方に連絡を取り、見事現金をゲット!!
持つべきものは
赤提灯で知り合った酒友だ。
赤提灯で知り合った酒友と
結婚してからでも呑みの誘いを断らない友人は信頼していい。
先ほどのローテンションとはうって変わって
超ハイテンションでホテルへチェックイン。
遅れを取り戻すかのように
急ぎ足で盛り上がってるカオサン通りへカムバックした。
歩いてるだけで楽しい夜のカオサン通り。
この雰囲気、日本で言うならば・・・
10年以上前の週末大阪アメ村の夜と言えば分かりやすいだろうか。
当時その時代にアメ村で遊んでた方なら理解していただけるであろう。
人の多さ
屋台の誘惑
電飾のテンションの高さ・・・
どれをとっても
異世界で最高だ。
しかしここは外国・・・
そしてボクは一人・・・
英語もタイ語も話せやしない・・・
英語タイ語が話せる友達5、6人で来てたら
もっともっと楽しめるんだろうなぁ〜
なんてしんみりしながら歩いてると
目の前にサソリの売り子さんが話しかけてくれた。
ありがとう
次しんみりし出したら、自分への罰としてこのサソリを買いに来るよと勝手に約束した。
結局「ここだっ!」という酒場に出会えず
カオサン通りの端っこまで来てしまった。
そしてやはり前回と同様に
”路地裏”へ向かう自分が居たのであった。
路地裏へ行くと何かが起きる
未知の世界を知るには歩く事が一番だ
日本だろうが、海外だろうが
やる事は一緒。
今まで酒場ナビで教わった事を地道にやるだけだ。
カオサン通りから道路を挟んで、少し薄暗い路地を歩いてると
小さな屋台街が見えてきた。
やはり今回も路地裏が全てを教えてくれるのだろう。
こちらはこちらで
カオサン通りとは違った盛り上がりをしている。
これまた誘惑的な屋台が沢山あって
「そもそもこれは何の料理なんやっ!?」って思う屋台もいくつかあった。
そんな屋台激戦区な場所で
一番心を揺さぶられたのがこちら。
屋台激戦区通りから一歩離れ
大通りのイルミネーションの下で孤独に営業。
リヤカーを改造したコンパクト屋台。
屋台集団に紛れず、1人で孤高に営業するスタイルに心が打たれ
即座に〔酒場センサー〕が名店の匂いを嗅ぎつけた。
この職人さんは一体何を売ってるのだろうか?
屋台激戦区では本場のタイ料理から肉、揚げ物など
どれもそそられる料理を販売するなか・・・
この屋台では一体何を・・・?
そんな”リヤカー屋台”に近寄ってみると・・・
た、たこ焼きっ!?!?
ここに来て、まさかのたこ焼きを食べる事になるのか・・・?
とびっくりしてると
マスターはたこ焼き機を使って、目玉焼きを作り出したのだ。
鶏の卵ではなく、おそらくウズラの卵
小さい目玉焼きを使って、一体どんなタイ料理を作ってくれるのだろうか。
ドキドキしながら待っていると
マスターから手渡されたのは信じられない一品であった・・・
「目玉焼き」
出来上がったタイ屋台飯はまさかの目玉焼き・・・
誰がどう見ても目玉焼き
日本人ならほぼ全員が食べた事があるであろうジャパニーズ日の丸料理。
そしてめちゃくちゃ可愛い絵面・・・
タイのディープな街に来て
まさかこんな可愛い目玉焼きを食べる事になるとは・・・
すぐ近くではイルミネーションが綺麗で
余計にシュール感が増す。
リヤカー屋台のすぐ近くで
目玉焼きを食べる事にした。
ところでこの料理はタイ語でなんという名前なんだろうか。
とても可愛いサイズの目玉焼き(20バーツ)
日本円にして約70円だ。
リフトアップして食べてみる。
「どんな味?」
と聞かれたら
「目玉焼き」
と答えるであろう。
誰がなんと言おうと
普通の目玉焼き。
タイ料理っぽさはなく、なんなら下にはキャベセンまで敷いてある徹底っぷり。
良い意味で裏切られた感がある。
イルミネーションが綺麗な大通りで
ウズラの目玉焼きを食べるのは、考えてみると日本では経験がないかな。
そもそも屋台で目玉焼きって・・・
一応報告しておくが
ビールとの相性はバッチリだ。
このあとカオサン通りに戻って、他の屋台にも店にも寄ったのだが
あの目玉焼きを超える衝撃には出逢えなかった。
ここからは余談なのだが
深夜泥酔でホテルへ戻り眠ろうとしたのだが、カオサン通り沿いにある激安ホテルは防音設備が全くなく
結局深夜3時頃まで爆音で眠れず・・・
安さの理由はそう言う事だったのか。
ホテル側の配慮で
枕元には耳栓があったのだが、これを貫くくらいの爆音で眠れるわけがなく・・・
結局ボクはこの夜も屋上のナイトプールへ飛び込むのであった・・・
カオサン通り(かおさんどおり)
住所: | Thanon Khao San, Khwaeng Talat Yot, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ |
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