本厚木「酔笑苑」酔って笑って最後は◯◯で〆たら最高の夜に
ボクは焼き肉が好きだ。
日本人ならほとんどの人が焼き肉を好きだと思う。
しかしボクが好きな焼き肉屋と言えば
食べ放題メインのような焼き肉屋でもなく、「叙〇苑」のような高級焼き肉屋でもなく
やはりガッツリお酒を呑める(呑ませてくれる)渋くて、汚い焼き肉屋が好きだ。
テーブルは油っぽくて、換気扇は真っ黒くらいがちょうど酔い。
そんな焼き肉屋で呑むべく
少し西へ
本厚木CITYへやってきた。
行きたい酒場の為に電車に乗り
自宅から1時間以上かけて、呑みに出かけるなんて”粋”だ。
本厚木駅で降りて、街へ繰り出すと
光輝くネオン街・・・
何かと期待が出来そうな街である。
そんな通りから少し歩くと・・・
炭火の匂いと
見るからに名店の匂いがするこちらが姿を現した。
「酔笑苑」
外観は勿論の事、店名までもカッコいい・・・
「酔笑苑」と書かれた赤提灯
「炭火焼」と書かれた赤い看板
そしてオレンジ色が主役になってる外観・・・
全てがパーフェクト!!
焼き肉屋はオレンジ色の外観に限るなと
この時改めて強く思った。
事前情報で結構並ぶ覚悟で来たが
この日はそこまで並んでなかったとの事。
〔酒場の神様〕いつもありがとうございます。
そして自分たちの番が来て、いざ店内へライドオン!
1階はまさかのカウンターオンリー
カウンター席にギュウギュウに詰め込まれたお客さんたちが
それだけで画になっている。
冒頭でも書いたが、肝心なのは
ガッツリ酒で酔わせてくれるかだ。
メニューを見るからに
ビール、サワー、日本酒、ウイスキー、ワインと豊富な品揃え
更にはホッピーやボトル、一升瓶もあったりで
これは相当酔わせてくれそうな焼き肉屋さんであるだろうと期待が高まる。
まずはいつもの大好きなプレーンの酎ハイで〔酒ゴング〕!!
この雰囲気と炭火の匂いで軽く酎ハイ2杯は呑めるくらいだ。
しかしやはり目の前に七輪がある限り、焼かない選択なぞないのだ。
どれどれ続いて肉メニューを拝見させて貰おうではないか。
この日は名物の「シロコロ」は売り切れとの事だったが
そんな事ものともしない肉のラインナップたち。
全メニューが主役になれそうな強者揃いだ。
店員さんに「オススメはどれですか?」なんて
そんな野暮な質問は出来ない。
もし自分が店員でお客さんに
そんな質問されたら、ちょいキレ気味で
「全部オススメですけど!?」
って言うだろう。
嬉しい炭火焼きスタイル。
炭火で上手に焼いたらどんな肉だって絶品に仕上がるのは
立証済みだ。
ボクは知っている。
結局みんな肉が好き。
インスタでも肉の写真をあげるとイイネが多い。
肉専門のインスタグラマーは
一体世界で何万人いるんだ?
同じ写真ばかり上げて何が面白い?なんて突っぱってた時期もあったが
やはり肉の写真って素晴らしい。
肉になんの罪もない。
もう一度言う、目の前に七輪があったら焼かない選択なんて絶対にない。
店員さんに料理とおかわり酎ハイを告げ、待ってる間は
キャベツという王道の先頭打者で口の寂しさを誤魔化すのだ。
特製のピリ辛味噌タレが美味しい・・・
今夜はコイツがこの酒場のキーマンになりそうな気がする。
「ホルモンミックス」
最初やってきたのは、豚の臓物たち。
もうこれまで何度も食べてきた精鋭たちがお皿に豪快に盛り付けられている。
そんな臓物たちを網の上にピットイン。
各部位を丁寧に陳列し、繊細に焼き上げる。
ボクは一気に豪快に焼くのが嫌いで
ちまちま焼くのが好きだ。
それの方が自分のペースで
肉1枚1枚に集中出来るからだ。
焼き肉において
焼き加減は肉の鮮度と同じくらい大事だと思う。
ホルモンに続き、注文した肉たちがどんどんやってくる
それらを1枚1枚丁寧に焼き上げて
特製の味噌タレにつけ、口に放り込み
酎ハイでおっかける。
この作業をひたすら繰り返すのみ。
2分に1回やってくるお口の幸せ
ダメだ、明らかに酎ハイのペースが速い。
肉の量とうまく比例していない・・・
だがこれが酔いんです。
ボクはこんな焼き肉屋を求めてたんです。
この肉1枚で酎ハイの半分は消えてもおかしくない
明らかにミスってるペース配分・・・
ボクは入店して20分も経たないうちにベロベロだ。
さっきから酔いと笑いが止まらない・・・
酔いと笑いが右肩上がりで上昇して行ってるのが分かる。
「酔笑苑」が本領を発揮してきた!!
まだまだ肉が喰い足らないという事で追加注文。
せっかく遠くまで来て、並んで入った店なので
ここで完結したって良い。
次のハシゴ酒の事なんて考えずに、ここで満腹になる事を誓った。
これでもかってくらい分厚く切られた豚タン。
これ以上分厚く切ると、中まで火が通りにくい
そんな火加減の事を考え、最大限にまで分厚くされた肉厚タンを塩コショウでいただく。
味噌ダレも美味しいけど、やっぱり原点は塩味だ。
ボクはタレより絶対に塩派!
恐らくボクの舌が今後このルールを変える事はないだろうと思っている。
隣の女性客がお酒の注文なのに店員さんに
「甘めで!」
なんてコールしてやがる。
一体なんの事かと思いきりゃ、正体は「梅割り」だった。
「甘め」とは恐らく梅シロップ多めとの事だろう。
梅割りの存在を知ったからには
無視する事なんて・・・
そんな野暮な事は出来ない。
ボクは酒場ナビの看板を背負ってる・・・
店員さんに「梅割り”辛め”で!!」とコールするのみだ。
肉を焼く→口に放り込む→酎ハイで流し込む
のループから
肉を焼く→口に放り込む→梅割りでお口直し
に切り替える。
胃袋も八分くらい埋まって
梅割りで酔いにも満足出来たところで
最後の注文に取り掛かる。
お客さんのほとんどが最後の〆に頼んでるのがこちら!
「特製ラーメン」
焼き肉屋の〆と言えば、冷麺だったり、ビビンバだったり、玉子スープだったりするが
こちらの〆は意外にもラーメン!
胃袋は八分くらい埋まってるのに、ラーメンなぞ入るスペースがあるのか!?!?
・・・
それがあるんです。
今まで食べた肉たちは前座だったのか?
と勘違いさせてくれる本格派のラーメン。
口から喉にかけ、脂まみれになってるのを
綺麗さっぱり落とし流せてくれる繊細なスープ。
お腹いっぱいでもこれなら全然食べれる。
ラーメンを注文してるお客さんたちは
これに照準を合わせて、焼き肉を楽しんでたに違いない!
最初から最後までパーフェクトで肉を、酒を、そして〆までも楽しめる事が出来た。
100点満点をあげて酔いでしょう。
ボクはこんな焼き肉屋さんを求めてます。
ガッツリ酔わせてくれるこんな焼き肉酒場知ってるよ!って方は
是非とも情報提供お願いします。
酔笑苑(すいしょうえん)
住所: | 神奈川県厚木市中町3-2-21 |
---|---|
TEL: | 046-221-6245 |
営業時間: | [火~金] 16:00~23:00(L.O.22:40) [土] 15:30~23:00(L.O.22:40) [日・祝] 15:30~22:00 |
定休日: | 月曜日 |