大嫌いな冬が終わり、春がやってきた。

 

青空が気持ちいい日が続き、気分もアゲアゲだ。

 

 

となるとやはり単純なボクは海が見たくなるのであって・・・

 

 

JRに乗り込み、千葉の最東端の町「銚子市」へやってきた。

 

 

JR銚子駅のホームは

「ようこそ！醤油のまち銚子へ」

のメッセージが。

 

 

「へぇ～銚子って醤油が有名なんや～」

なんて思ってると、その横にはこんな展示物が・・・

 

 

「ようこそ銚子へ！イルカに逢える町」

 

 

まだ電車を降りて、１分も経っていないが

とにかく「銚子という町は醤油とイルカがすごいんだぞ！」と充分に思わせてくれた。

 

 

 

 

そのままとりあえず、銚子駅の改札を出ると・・・

 

 

そこには最高の天気。

 

 

「ようこそ！青空が綺麗なまち銚子」

 

という看板がありそうなくらい綺麗な青空が待っていた。

 

 

 

 

駅前のお土産屋さんに立ち寄ると

「One for All」

「SMASH!!!!!」

と記載された素敵なビールがあったので、即買い。

 

 

 

ビールは全く詳しくないが

はじめてきたまち銚子で吞む、はじめて呑むイカしたビールは不味いわけがない。（かと言ってめちゃくちゃうまいわけでもない）

 

 

 

これまた銚子名物である「濡れ煎餅」をママさんからサービスでいただく事が出来た。

 

 

 

この時点で「醤油」、「イルカ」、「青空」、「濡れ煎餅」が闘い、切磋琢磨している・・・

まさにOne for All・・・

 

 

 

 

「ありがとうございま”スマッシュ”！！！！」

 

とママさんに告げ、SMASHビールを吞みながら我々は再び銚子駅へ。

 

 

 

銚子へ来ると絶対に乗るべきレトロな鉄道「銚子電鉄」。

 

 

 

ボクは鉄道オタクではないが、レトロなモノな大好きだ。

 

この絶滅寸前のホームをみてテンションはブチ上がり。

 

 

 

「絶対にあきらめないちょうし駅」

これが正式名称というのだからカッコいい。

 

 

 

 

 

 

 

銚子電鉄に乗って、やってきたのは「本銚子駅」。

 

 

 

いや、正式名称は「上り調子 本調子 京葉東和薬品 もとちょうし駅」だ。

 

 

両隣の駅名も癖が凄すぎる。

 

 

癖は強いが、電車と駅自体はレトロな感じで最高なので

銚子の際は是非とも伺って欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

目的の酒場はこの駅から徒歩３０分ほどのところ。

 

 

酒なんてどこでだって呑める

 

あえて苦労し遠出してまで素敵な酒場へ向かうのが酒場ナビだろう？

 

バスやタクシーを探すなんて、絶対に考えられない。

 

 

我々はひたすら歩いた。

 

 

何故歩くのか？

それは最高のご褒美が待ってるからだ。

 

 

道中は省略するが、絶対に歩いたほうがオススメである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千葉の海を前にテンションがまさに上り銚子。

 

 

 

 

 

 

さて、前置きが長くなってしまったが

ここからが本題である。

 

 

 

 

漁港からすぐのところにある

 

『本当にうまいんだなあ　ここは』

 

と

相田みつを風に書かれた看板が目印の・・・

 

 

 

「こころ」

 

 

 

写真をみてわかるように

道のりが長かっただけに、いつもよりやや笑顔な表情で〔暖簾引き〕を敢行した。

 

 

 

店内へライドオンすると、なんと意外な先客が・・・

 

 

 

人懐っこくて可愛い猫ちゃんだ。

 

 

ママさんに聞くとどうやら毎日居るようで

完全に住人の様子。

 

 

「こころ」はママさんワンオペとみせかけて”ツーオペ”のナイスコンビである。

 

 

 

 

優しいママさんと挨拶をほどほどに瓶ビールをコール。

 

 

 

 

 

ここまでの道中が少し長かっただけに、染み渡るビールの味。

 

 

 

瓶ビールを一気飲みしたところでメニューチェック・・・

 

 

 

 

マグロ丼、カレー、ラーメン・・・

どれも空腹のボクからしたら魅力的ではあるのだが

実はすでにここで注文する料理はほぼほぼ決まっていたのである。

 

 

お客さんのほとんどの方が注文すると言われてる「おまかせ定食」だ。

 

 

 

 

キッチンにいらっしゃるママさんに注文をしに行くと、そこには田舎の実家感満載のキッチンが・・・

 

 

 

絵に描いた〔ただの家〕だ。

 

 

 

 

 

そしてそんなただの家キッチンから出てきたこちら

 

「おまかせ定食」

 

めちゃんこ旨そうな定食である。

 

 

新鮮さ抜群な刺し身盛り合わせに・・・

 

 

 

日替わりの煮魚が付いて・・・

 

 

さらに天ぷら、小鉢、味噌汁、お新香、ごはんの定食で

なんと１,１００円という鬼コスパ良い値段設定なのである。

 

 

 

全て手作りなので、味も完璧でありながら

味噌汁に魚が入ってたり、煮物のハイクオリティだったり

サイドも力強い。

 

 

脱帽レベルだ。

 

 

 

 

 

たまらず瓶ビールを追加。

 

胃袋がもう少し大きければ、もっともっと色々食べてみたかった・・・

 

 

いや、そういう事じゃないな。

また来れば良いだけだ！

 

 

 

 

しかし早起き、二日酔い、朝吞みがあいまって

ボクは早々に居眠りタイム・・・

 

 

 

 

 

 

猫ちゃん、一緒に寝てくれてありがとう。

 

 

「こころ」何から何まで最高でした！！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今後「銚子ってどんな町？」と聞かれる事があったら

 

「醤油の町」

「イルカに逢える町」

「濡れ煎餅の町」

「銚子電鉄がある町」

 

などと答えるのが一般的かもしれないが

 

 

ボクはドヤ顔で

「おまかせ定食で有名な”こころ”がある町やんっ！！！」

と答えるであろう。