立石に引っ越してきた

 

 

 

住所は

東立石３丁目

 

仲見世商店街を抜け

奥戸街道も超える

 

駅からは少し離れるが

そこは

流石立石

 

 

 

 

ご近所に

呑れる場所は数多ある

 

素晴らしきかな

東立石3丁目

 

一生

ココに住んでやるぞ

 

 

 

 

そんな

愛してやまない

東立石3丁目に・・・

 

 

 

 

うわっ！！

 

東立石三丁目酒場っ！！

 

 

 

こんな酒場があったんだ・・・

 

 

なんて

素敵な屋号なのでしょう

 

 

僕が来るのを

待っててくれてたかと

錯覚する

 

 

扉を開けると

「お帰りなさい」

と　

お声もらえるんじゃなかろうか

 

 

 

 

店内は

コの字というか

末広がりで縁起がいい

八の字カウンター

 

 

「いらっしゃ～い」

 

お帰りではないが

お出迎え頂けた

 

 

マスター・・・

 

 

優しそうだな

 

 

 

 

串かつ酒場なんだ・・・

 

右下に描かれしは

紅しょうが豚巻きのゆるキャラか・・・？

 

 

わさび肉巻き・・・

 

気になる

 

 

 

 

おっ！！

 

一品おツマミもある・・・

 

三丁目サラダ・・・

 

気になる

 

サーロイン１０００円・・・

 

気になる

 

 

 

 

串かつ5本セットと

揚げ上がり待ちに

イワシ刺しを所望

 

 

ウホッ！！

 

 

 

 

メチャメチャ旨いぞ・・・

 

 

串かつメインの酒場の

お刺身なので

そんなに期待してなかったのが

正直な気持ち

 

揚げ上がり待ちだなんて

とんでもない

 

浅はかな先入観を持つ

自分が恥ずかしい

 

 

 

 

となると

串かつへの気持ちも

トキメいちゃう

 

思わず鼻歌交じりに

 

ヒガシタテイシッ

スキトキメトキス♪

ニドヅケキンシッ

スキトキメトキス♪

 

 

 

 

豚串かつ旨いし

デカイッ

 

そして安いっ！！

 

追加しない手は無いぞっ！！

 

 

 

 

とりももネギも満足サイズ

 

こりゃ

駅前までいく必要なしっ！！

 

 

 

 

ゆるキャラのヤツも頂きまして・・・

 

 

ん？？

 

アントニオ

ってなんだっ？？

 

 

 

 

エノキかっ！！

 

 

トリッキーな角度から

言葉遊びを打ち込んでくる・・・

 

いい一発を

貰っちまったぜ

 

 

 

 

安くて旨くてユニークで・・・

 

ウチから近くて・・・

 

気になる宿題も幾つか・・・

 

 

うん

 

 

通いたいっ！！

 

 

 

 

今日のところは

一旦引き上げよう

 

 

そして・・・

 

 

改めてマスターに

通わせて頂くという

意思表示

をしにこよう

 

 

 

 

酒場においての

通う意思表示ってなんぞや？？

 

そうそれは

ボトルキープ

をするってこと

 

 

緊張してきた・・・

 

 

 

 

我が家から

歩いて3分

走って1分

 

平日は16時から

土日は14時には開いている

 

そのタイミングは

スグに訪れた

 

 

 

 

ボトルを入れるということは

 

「いい店ですね」

 

と　自分の気持ちをお伝えするということ

 

 

「後日　また来ます」

 

と　次の約束をするということ

 

 

 

すなわち

 

 

「好きですっ！末永く僕とっ！！」

 

と　愛の告白をしてるようなモンだ

 

 

 

ドキドキしてきた・・・

 

 

 

 

心の準備も必要だ

 

先ずは赤星と

宿題の三丁目サラダで

落ち着こう

 

 

韓国海苔とニンニクチップ

 

いわゆる

チョレギサラダか・・・

 

濃い味で

ビールは瞬く間に無くなる

 

 

 

 

さぁ

時は来た

 

心臓バクバクの

告白タイム

 

 

「お客さん　ほぼ一見さんだよねぇ・・・」

「在庫あったかなぁ・・・」

「カシスとカルア　どっちにします？」

「今　リバウンドボトル警戒期間なんでぇ・・・」

 

 

などと返され

断られたらどうしよう・・・

 

フラれたショックから

引っ越してしまうかもしれない・・・

 

 

 

勇気を出して・・・

 

 

 

 

 

「マスター　ボトルいいすか？」

「はいー」

「キンミヤありますか？」

「はいー」

 

 

 

 

 

実った・・・

 

 

 

 

案ずるより産むが易し

 

 

ここからは

もう祝杯と言っていい

 

1リットルの炭酸と

ペールいっぱいの氷

 

1本全部呑んじゃいそうな

セッティングだぜ

 

 

 

 

キンミヤソーダには

揚げ物を合わせたい

 

串かつもいいが

鶏竜田揚げ

を　お願いしてみる

 

するとマスターに

 

「ソースマヨネーズで食べても美味しいよ」

 

と　ご指南頂く

 

 

 

 

以前

静岡の大石商店の美人姉妹に

ポン酢マヨネーズ

を　教えてもらったことがあったな

 

あれも

タチウオのフライに

ドンピシャだった・・・

 

 

 

 

ソースマヨ格別っ！！

 

なんというか

いい意味での駄菓子感を

味わえて楽しい

 

 

それにしてもマヨネーズって

キティちゃんぐらい

誰とでも寝るんだな

 

 

いい意味で

 

 

 

 

「マスター　サーロインはもう無いんですか？」

「売り切れちゃったね」

「ホンヒツス・・・？」

「ホンビノス　千葉でとれる二枚貝だよ」

「ハマグリのようなもんですか・・・？」

「ガーリックバターで」

「それ下さいっ！！」

 

 

 

 

鼻腔ズアイラブユーッ！！

 

 

貝とニンニクとバターの香りが

鼻どころか体中を刺激し

これだけで夢見心地

 

 

ホンビノス・・・

 

 

美味しいけど

もうちょっと

馴染みやすい名前

つけれなかったのかしら・・・

 

 

 

 

「マスター　この出汁メッチャ旨いすね」

「汁　少し残しといて・・・」

「えっ・・・」

「うどんを　つけ麺みたいにして・・・」

「それ下さいっ！！」

 

 

 

 

なんなら

こんなの出来ますか？

って聞こうとしていたぐらい

欲していた

うどん

 

 

痒い所に手が届かれる・・・

 

 

感謝です・・・

 

 

 

 

卓上の黒コショウを少しかけ

ズボズボズボーーッ！！

っと啜り上げる

 

 

おほっ！！

 

海のエキス独り占めうどんっ！！

 

 

表現があってるかわからないが

もはや

東京湾ガブ飲みっ！！

 

 

絶品・・・

 

 

素敵な酒場だ・・・

 

 

馴染みたい

 

 

わさび肉巻きも宿題だし・・・

 

 

 

 

「こんちわー」

 

 

ご常連さんだろうお客さんが

入ってこられた

 

先輩は

キンミヤのボトルを手にすると

自ら冷蔵庫開け

ホッピーを取り出された

 

 

 

 

 

 

 

憧れるぜ

 

 

 

 

こっちの立石もどうぞ

↓

「倉井ストアー」酒場炭水化物探偵がいく カレーライス編 その１