「竹家食堂~生麦~鈴富」市場メシで呑ろうぜ
初めて築地に行ったのは
20年以上前だろう
漫画酒のほそ道で
主人公の岩間宗達が
早朝
築地場内の食堂でミックスフライを食べて
その後会社があるのにビールを呑んでしまい
最終的には会社を休むというエピソードをみて
東京にはそんな素敵な場所があるのか・・・
と刺激を受け駆け込んで
鮮魚売り場に狂喜乱舞した後
八千代か小田保かにいって
ミックスフライを食らったのを覚えている
口に含んで
んー--
っと唸るぐらい旨かった・・・
市場メシってのは心躍るぜ
3軒ほどいってみた
1軒目は
東京大田区の
大田市場
流通センター駅や平和島駅から
バスに乗るとスッと来れる
品川駅港南口からもバスが出てるが
ラッシュ時に重なると
めちゃくちゃ混むし
むちゃくちゃ待つので
避けた方が賢明だ
場内に入ると
ぬほっ!!
ミニオンズ達が
勢ぞろいでお出迎え
あっ
運搬車か・・・
場内をチロッと見学
水産物部もいいが
大田市場は
何といっても・・・
圧巻の規模のデカさの
青果部
敷地も広いが屋根も高い
分かりにくく例えるなら
東京ドーム1個分の高さがあるだろう
市場中に
果物の甘い香りが充満してる
あんまり嗅ぎすぎると
太るんじゃないかと心配になるぐらいの
スウィートフレグランスだ
そんな大田市場の
店舗飲食街の関連棟に
気になってる食堂がある
ドラマとんぼで
小川英二に内緒で付き合っていた
を演じていた俳優さんが
数々のメディアで紹介してる店
鈴富
だ
「英二さん おひさしぶりです」
のセリフが印象的な
水戸常吉を演じていた俳優さんが
絶賛しているのが・・・
アジフライ
生あじフライ
という
鮮度抜群間違いなしのメニュー名が
期待感をあおる
パン粉が揚がった香りが
鼻を刺激し
興奮が沸点に到達
先ずは
何も付けずに一口・・・
素意や素意や素意や素意やっ!!
旨味が深すぎて
思わず
水戸常吉を演じていた俳優さんの
ヒット曲を叫んでしまった
ソースもいいが
タルタルに醤油を2滴落としたら
もう咀嚼が止まらない
瞬く間に皿から無くなってしまった
咲きほこるアジフライは~♪
散るからこそに美しい~♪
せっかくだしもう一品・・・
もつ煮込みでもハムエッグでもいいが
やはりここは魚で・・・
銀だら煮付けにしてみた
それに合わせて
呑みモノを
ちべたい日本酒にスイッチ
黒光って
いい色艶してやがる
食べ物茶色最強説なんていうが
キッチン南海のカレーしかり
黒色だって名作は多い
特に銀だらときたら
浦安羅甸の
激旨黒銀鱈という実績がある
汚れちまった悲しみに~♪
俺の青春もナンボのもんじゃいっ!!
とろける濃厚な味に
思わず
水戸常吉を演じていた俳優さんの
男塾のほうのヒット曲を叫んでしまった
そんな騒がしい口には
ちべたいので
黙らせてやる
ツイーーッ!!
半ライスもらって
をやろうかなとも思ったが
酒ケジュール的に
泣く泣く我慢した
2軒目は
鶴見線の国道駅
ゾクンッ
このガード下に来ると
冷たいオシボリで首の裏を撫でられたような
錯覚に陥ってしまう
大きな男根
もとい
弾痕が残っている壁を見て
その歴史の深さを
改めて感じる
カリスマジュンヤが
儀式のように毎年訪れていた
この酒場も
過去になっちまったんだな
その国道駅のお近く
正確には市場ではないのだが
いい匂いを振りまく
一本の道がある
生麦魚河岸通り
幾つもの魚屋さんが軒を連ねるそれは
さながら魚市場
この日は到着が昼を超えていたので
店じまいムードだったが
早い時間に来れば賑やかだったろう
そんな通りにゴクリな店が
その名も
酒食事処生麦
納得丼・・・
気になるネーミング・・・
納得できるかな・・・?
今日は何曜日だ・・・
あっ!! 金曜だっ!!
「すいません 海鮮ちらし下さいっ!!」
うおっ!!
いや
魚っ!!
具だくさんの向こう側っ!!
マグロ イカ タコ エンガワ
ホタテ イワシ ハマチ シラス
が
ワンルームに何人も住んでる
バングラディシュ人のように
ギチギチに寝てやがるぞ
日本酒2号呑っても
新鮮絶品丼は半分も残っている
これで900円は
お値打ち過ぎる・・・
納得丼は宿題だ
3軒目は
横浜市中央卸売市場
かつて
みのかんがあった
神奈川駅からでも
横浜駅からでも徒歩圏内
タイヤが売ってそうな
カジュアルレストランの側にある
規模は
大田市場の三分の一ぐらいだろうが
それでも一通り回ると
足に乳酸がたまる大きさだ
水産物部のほうに関連棟があり
飲食店が並んでいる
どの店にも惹かれるな・・・
自らのよだれで足が滑りそうだぜ
ムグ・・・
木村家さんの
トンケイ旨そうやなぁ・・・
市場で魚以外を食すのも
通っぽくていいかな・・・?
よし決めたっ!!
青果部のほうにある
魚が旨そうな
竹家食堂
の暖簾をくぐった
うん・・・
そりゃそうなるわな・・・
「今日こそは あっさり いくでぇ」
と
天下一品に入って
やっぱりこってりラーメンを頼んでしまう
アレだ
選択肢が多くて選びかねるな・・・
ビールを呑りながら
吟味するか
おっ!!
同じDRYなのに
サントリーのドライなんてあったんだ・・・
記憶にないな
むっ!!
ベイスターズの昔の集合写真がっ!!
尾花監督ってことは2010年ぐらいか
番長よりバトンタッチ・・・?
ほう
かつてねぎとろ番長って
伝説のメニューがあったんですね
「すいません 二色丼下さいっ!!」
嘘んっ!!
三色やんっ!!
ねぎとろと赤身と大トロの
コントラストが美しい
マグロの赤身が
エゲつないぐらい旨い
醤油なしでも
いけるんじゃなかろうか・・・
ねぎとろは
ゴマ油の風味で飽きさせない
レシピ教えてほしいな
大トロは
口の中でとろけるどころか
脳がとろけそう
市場メシ・・・
最高やな
行ってない市場はたくさんある
横浜南部 千葉 船橋 川崎幸
埼玉にもあるのか
日本の市場をコンプリートするのが夢です
関係ないけど
筒香頑張れ
竹家食堂(たけやしょくどう)
住所: | 神奈川県横浜市神奈川区山内町1-1-1 |
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TEL: | 045-461-6888 |
営業時間: | [月〜土] 05:00~12:30 |
定休日: | 日曜・祝日・休市日(主に水曜) |