京王線代田橋駅には『沖縄タウン』という素敵な街があるのを

皆さんはご存知だろうか。

 

 

 

 

沖縄が好きで沖縄ディープ酒場を紹介しているボクからすれば、絶対に見逃すわけにはいかない街・・・

 

 

 

 

かつてよく通ってた「第一食堂」はもう閉店してしまい

昔と比べてだいぶ沖縄料理の店は減ったみたいだが、まだまだ沖縄感は香る。

 

 

 

「片桐酒店」で沖縄っぽい酒をGETしたので、せっかくなので打ち上げを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「升屋 満」

 

 

沖縄感ゼロで

THE大衆酒場な外観

 

「升屋」と書かれた暖簾が二つ

 

どうやら入り口が二つあるみたいだぞ。

 

 

 

 

外から店内の混み具合を確認し、右の入り口から突撃。

 

 

 

偶然１席だけ空いてたので、右カウンター奥の席へライドオン。

 

実はこの酒場へ来る前に２軒ほどフラれてたので、今宵も〔酒場の神様〕に感謝だ。

 

 

 

 

カウンターと奥の座敷が１つ

 

ちょっと珍しい二の字カウンターである。

 

 

そしてオシャレでイケメンなマスターが印象的だ。

 

 

 

 

さぁどれどれ、メニューはどんな感じだ？

 

 

オリオンビール、さんぴん茶ハイ、泡盛なんかが食い込んでくるかと思ったりもしたが

その予想は大はずれ。

 

 

しかし別に全然構わない。

いつものように大衆酒場を楽しむだけだ。

 

 

 

「レモンサワー」

 

 

「あれ、ジュンヤじゃん！ビックリしたよ」

 

 

隣で呑んでた方がたまたま知り合いで、１杯目からまさかの酒ゴング。

 

 

知らない街で初対面の方と乾杯するの最高だが

 

知ってる街で知ってる方と乾杯するのも勿論最高だ。

 

 

 

ちなみに酒類はシングル、ダブルと焼酎の濃さが選べるとのことだが

まぁそこはダブルの一択で。

 

 

なんなら「トリプルで！」って

ドヤ顔で言ってもよかったなぁ〜

 

 

 

 

ツマミのラインナップも

教科書通りのTHE大衆酒場感

 

 

逆に選びにくいとはこのことかな・・・

 

 

ホワイトボードのおすすめからチョイスしてみることにした。

 

 

 

 

 

 

「赤貝刺し」

 

 

 

オレンジに輝くコイツが、マスターに負けじとまぁ男前なビジュアル。

 

 

独特なコリコリ食感もあって、２度楽しめる。

 

 

 

ていうか

今この記事を書いてて気づいたけど、これが４８０円って安いな。

 

 

 

 

 

テレビはプロ野球中継

その横には手書きの夏の甲子園トーナメント表が。

 

マスター、野球好きなんですか？？？

 

 

 

 

 

「チャンジャのせ冷奴」

 

 

豆腐の上にごま油とチャンジャを乗っけた間違いないヤツ。

 

 

ボクは何気にチャンジャが大好きなんで、これだけ沢山乗ってたら

これだけでまぁまぁの杯数を稼げる。

 

 

 

ていうか

これも今気づいたんやけど、３５０円って安いな。

 

 

 

 

一応もつ焼き屋さんでもあるんで、こちらも忘れずに注文。

オーダーは合わせて２本以上から。

 

 

 

「もつ焼き各種」

 

左から塩でつくね、ナンコツ

タレでカシラ。

 

 

 

 

あれだけ、ほぼ毎日と言っていいほどもつ焼き食べてたけど・・・

 

ちょっとだけご無沙汰してましたね。

 

 

 

改めて焼きとんの素晴らしさを再確認したところで、ドリンクをおかわり。

 

 

焼きとんにはやっぱりホッピーでしょうということで

店員さんにコールしようとすると・・・

 

 

 

ほほぅ

こだわりの三冷ですか・・・

 

 

いやっ！！

 

メニューの文字をよく見ると

「水冷」と記載してあるっ！！！

 

 

 

「水冷ホッピー（黒）ダブル」

 

 

見た感じは横須賀などでよく見る三冷ホッピーとほぼ一緒・・・

 

 

ジョッキ、焼酎、ホッピー瓶が冷えてるあのタイプだ・・・

 

 

実際に呑んでみると、味もほぼ同じで何が違うのか・・・

 

 

 

 

その答えは隣の常連さんが教えてくれた。

 

 

「水で冷やしてあるから水冷って言うんだよ」

 

 

まぁ普通に考えてそうか・・・

 

冷蔵庫じゃなくて、あえて水で冷やすことに

何か意味があるのか？

 

 

 

なんで水冷なの？

の質問をする前に自分で考えてみた。

 

 

「水で冷やしてる方がオシャレじゃん」

 

「冷蔵庫で冷やすより、電気代が安いんだよ」

 

「水で冷やした方が、冷たさの持続性があってね」

 

 

 

とは言っても真夏の大衆酒場だ。

 

 

少し緩くなった水冷ホッピーに

「マスター！氷もらえますか！」

とお願いしようとしたが、それはこの酒場では御法度かな。

知らんけど。

 

 

 

 

とにかく、今夜は水冷を楽しもうじゃありませんか。

 

それが『酒場で呑む』ってことでしょう。

 

 

 

 

「ところで店名の升屋 満の”満”って何なんですかね？」

 

「マスターの名前だよ。みっちゃんって呼ばれてるんだ」

 

「それでみっちゃんのお父さんが升屋を始めたの」

 

「あの写真がお父さんだよ」

 

 

店内を一番見えるところから見守ってくれてるお父さん。

 

 

 

 

お会計をし

帰り際マスターの満さんにはじめて喋りかけてみた。

 

 

「マスター、凄く良い店ですね。天国のお父さんも喜んでくれてると思いますよ」

 

 

 

 

 

「・・・いや、生きてるよ！今日も開店前に仕込みしてたし。凄く元気です！」

 

 

 

大変失礼しました・・・

 

 

 

そういうことなら

次はオープンに来て、おやっさんに逢いに来よう。

 

 

そして聞き忘れた『水冷ホッピー』の真相を聞きに来よう。