押上「小松」VS錦糸町「小松」 墨田区大衆酒場”小松”対決
Googleで
墨田区 小松 酒場
と検索すると
マップに2つの小松が現れる
以前やった
のように
両店とも
いってみよう
1軒目は錦糸町の
小松
ウインズのおひざ元で
土曜日曜は朝10時から
お馬さん好きに酒を振舞う
この狭い入口堪んねぇなぁ
ビニールカーテンをめくると
そこは呑兵衛の楽園
このカオス感ときたらっ!
丸源が閉店して
錦糸町で一番の
混沌酒場
と言っていいだろう
テーブルや奥に小上がりもあるが
一人で来て
二の字カウンターに座るのが好きだ
対面のお客さんの
呑み方を見るのが楽しいし
何より
このカウンターの柄を愛でている
裏メニューが
あるという情報を得た
マスターは不愛想
聞くのが怖いが
勇気を出して
「すいません チキンカツってありますか・?」
「・・・」
「・・・」
「はい あんちゃんチキンカツー!」
ほっ
キャベセン マヨネ レモン からし
と共にチキンカツ登場
ムフフ
ボリューミーですなぁ
横だけでなく
縦にも包丁が入って食べやすいサイズ
これは
お客さんの前歯に負担をかけない
錦糸町酒場の心意気
知らんけど
もう下品に
中濃ソースドバドバで
パックンチョ
ハフハフの口をビールで冷やす
ルーティーン
マヨキャベセンもあるので
ロクサンサンでは
足りない足りない
ホッピーを所望すると
会えました
創業65年ぐらいとのこと
たぶん
この65年でナカ焼酎の量
倍ぐらいに増えただろうな
錦糸町の呑兵衛の
もうちょいもうちょいもうちょい
の期待に応えながら
ブリ刺し
もお願いする
仕込みバッチリで
開店するんだろうな
小松の刺身はスピードメニュー
嬉しい
提供の速さも旨味だぜ
ワサビをチョンと刺身にのっけて
いえいえ
小松にそんなのは似合わない
醤油にグチャグチャに溶いて
ジャブジャブ泳がせ
バクンッ!
咀嚼すると鼻に
ツーンッ!
これこれーー!
もう一品・・・
何か未食のアテは・・・
レバニラ炒め・・・
レバ野菜炒め・・・
レバピーマン炒めですとっ!?
どんなだろう・・・?
これいってみるか
アハッ!
文字通り
レバーとピーマン炒めただけっ!
ピーマンの切り方の豪快さに
二ヤケちまう
うほっ!
思ってる以上に旨いっ!
オリジナルの
炒めダレ
みたいなのを使って
味付けしてるとお見受けいたす
残ったこのタレを
残す手はない
僕の酒場の師匠
シュンデルマツモトよろしく
ブリ刺しの大根のツマを絡めて
シャクッとな
行儀なんて
悪ければ悪いほど旨めぇんすヨ
それにしても
マスター笑わねぇなぁ
水曜日のダウンタウンで
錦糸町小松のマスター笑わせ選手権
やってくれないかしら
2軒目は押上の
小松
スカイツリーをバックに従え
ロケーション最高
何回か
入店を試みたがいつも満席で
願い叶わず
今回気合い入れて
開店17時の10分前に
ライドオン
もう暖簾かかってるじゃないか
扉を開けたら
開店前なのにもう満席とかないよな
常連さんで成り立っている酒場なら
可能性はゼロではなさそう
ドキ・・・
ドキ・・・
ドキ・・・
ほっ
先客ナシの
口開け一番乗り
何年か越しの
悲願達成満たされた気持ち
長野久義が
2回の入団拒否を経て
3度目の正直で巨人に入った時
こんな気持ちだったろうな
店内は
緩やかなUの字カウンターのみ
マスターお一人で
切り盛りなさってる
何回も
満席のカウンターを見てきた
マスターを
独り占めできる優越感よ
押上小松は
焼鳥屋さん
酒場博士の
rincorincoさんから
ご指導頂いてる
小松の鳥刺しは
必須だと
「すいません ビールと鳥刺し下さいっ!」
お通しはサバの湯引きのゴマ和え
みたいな一品
これが旨いっ!
お笑い芸人が言っていた
酒場のお通しは
漫才のツカミ
ぐらい大切だと
ツカまれたゼ
「鳥刺しお待たせー」
「イヤンッ! 鳥刺しキュンッ!」
いやはや
聞きしに勝る美しさ
表面を湯がいて
薄切りにし
フグ刺しのごたる菊盛りに
長嶋茂雄みたいに
箸でグルっと1周したいが
そんな勇気はない
僕なりの贅沢
2枚つかんでポン酢で
ペロリ
美味しい・・・
薄切りなのに
シッカリ弾力を感じる歯触り
ポン酢で食べてるのに
ほんのり甘くて風味豊か
赤おろしや三つ葉の薬味も
ソレを引き立てる
これが20枚もあるなんて
もう
世界はそれを幸せと呼ぶんだぜ
こりゃ
焼き鳥も期待大だ
気になっていた
あのお酒と共にお願いしよう
「ひなどりとササミ あと小松ハイ下さい」
小松ハイは
少し甘みのあるレモン味
スッキリでいい
やはり
焼き鳥も旨い
特に
ひなどりは鶏の味が濃ゆく濃ゆく
驚きの肉食ってる感
深追いしたいぞ
押上小松
もう一品・・・
鶏の部位の王様いっちゃうか・・・
「手羽先2本とハイボール下さいっ!」
ぬはっ!
肉厚な手羽先っ!
皮の焼けた香りで
期待感バキバキで
ガブリッ!
バリ旨いっ!
こんなにコッテリしてるんだ・・・
表現するなら
鶏の霜降り
絶品・・・
想像を超えてきた・・・
いつも満席の理由が分かった
名店でやんすね
押上小松
正直
誰にも教えたくない酒場だ
帰り際マスターに聞いてみた
「なんで小松という屋号なんですか?」
「前の店主の時から小松なんだよ この店」
「そのまま受け継いだんですね」
「それとね」
「はい」
「アタシの出身がね」
「はい」
「新潟の小松原ってトコでね」
「へぇ」
「ちょうどよかったって言うか」
「運命ですね」
近々
未食の焼き鳥
全部食べに来よう
こちらの墨田区もどうぞ
↓
小松(こまつ)
住所: | 東京都墨田区江東橋2-16-10 |
---|---|
TEL: | 03-3631-3369 |
営業時間: | 月・火・水・木・金 15:00 - 22:00 土・日・祝日 10:00 - 18:00 |
定休日: | 不定休 |