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渋谷「ゆうじ」熱いぜ!!酒場ナビの『肉酒場フェス』開催!!

 

〝フェス〟

音楽フェス、グルメフェス、観光フェス……。
読者の中でも、何かしらのフェスに参加したことがある方も多いと思うが、私は最近、初めて体験するフェスに参加してきた。

 

 

 

ある平日の夜――。

 

「今夜は〝肉酒場フェス〟に参加や!!」

 

いつもの様に、唐突に、イカが私とカリスマジュンヤに叫んだ。

 

「イカはん〝肉酒場フェス〟ってなんですのん!?」

「そもそも、どこでそんなのやるんだよ?」

「渋谷の『ゆうじ』でやるに決まってるやろがいっ!!」

 

渋谷の『ゆうじ』といえば、知る人ぞ知る渋谷の人気焼肉店である。曜日によっては、一週間や二週間前からの予約じゃまず入れない店なのだ。

 

「え!?もしかして『ゆうじ』の予約取れたんスか!?」

「せやで!一ヶ月前から予約の電話してん!」

「一ヶ月!?マジかよ……」

 

要するにイカが、今夜のために一ヶ月前から電話で予約を取り、勝手に名付けた『肉酒場フェス』という名の下で〝フェス〟を開催するとのことだった。
なんのこっちゃと思うところだが、何にせよ、あの『ゆうじ』のプラチナチケットをゲットできたのは凄いことであった。

 

よし、

この『肉酒場フェス』、やってみようじゃないか……!!

 

 

 

 

 

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『ゆうじ』

 

『肉酒場フェス』の参加メンバーは、イカ、カリスマジュンヤに加えて、イカがよく酒を飲み行く『野瀬正人』という役者の四人。

開店の20分前だというのに、もう予約の客で店先は溢れ返っていた。

そして開店時間となり、入り口の看板が輝くと、待っていた客もザワつき始める。

 

 

 

「……なんや、妙に緊張すんなぁ!」

「ホンマや、なんやこの雰囲気」

 

そうなのだ。
この店は待っている時からだが、なぜだか緊張感を漂わせる。 そして、店が開いたからといって客は店には入らずイベントスタッフの……、いや、店員の誘導どおりに入り口に並び始める。
まさに、〝開場時間〟が始まったフェスを思わせるが如く、あのドキドキする雰囲気だ。

 

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客は予約名を〝イベントスタッフ〟に伝え、次々と決まった席へと案内され、私たちも同じくステージ前……、いや、テーブル席へと案内された。

 

 

 

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「えーと、靴はこの中に入れておくんやな」

「イカさん!それ服を入れる袋や!」

 

初めて行く名店で緊張のあまり、テーブル席だというのに、靴を脱ぎだし衣類用の袋に〝素〟で靴を入れ間違えるイカ。

 

「なんやっ、ワザとや!」と、逆ギレ気味に靴を取り出しつつ、何のかんのと着席することができた。

 

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「まずはビールでいいんやな?……ホンマに〝ビール〟でええんやなっ!?」

 

イカが先ほどの失態もあり、疑心暗鬼でビールを注文する。まったくの〝肉酒場フェス童貞〟ぶりに、私たちも苦笑いである。
間もなく、瓶ビール二つは間違いなく私たちのテーブルに届いた。

 

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酒ゴング〟を済まし、私は早速メニューを広げた。

 

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「……あれっ!?」

「お前もや!それ、中身なんも書いてへんやないかい!」

 

丁度、横のカリスマジュンヤが私の天然ボケを撮影。緊張しているのは、どうやらイカだけではないようだ。

 

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「ハツ刺し頼んで…、あ、レバとホルモンも……」

 

小さな子供は、おもちゃの載った広告チラシをみていると、欲しいおもちゃを言葉にしながら指を置いていくものだ。

 

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四十歳をとうに越えたこの大きな〝酔い子〟も、指が絡んで抜けなくなるのではないか、という程に欲しい肉に指を置いていては注文していく。

 

 

 

さぁ、

 

〝肉酒場フェス〟がはじまる……!!

 

注文した料理が届くと、四人のオーディエンスと共に『肉酒場フェス2017 in ゆうじ』の幕が遂に上がった。

 

 

 

『ハツ刺し』

んっまーいっ!!

いきなりの〝超アップテンポナンバー〟で舌が歓声をあげた。最近では『ハツ刺し』もそれほど珍しいものではなくなったが、安い店のモノだと少し固い。しかし、この店のモノは張りのある生レバの様で、煩わしい咀嚼を気にすることなく、かつ、ハツ自体の味を存分に楽しめる。

 

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『煮込み』

続いて、すまし顔をして登場した煮込み。流石に肉のプロが厳選しただけあり、旨味が満載のモツである。老舗大衆酒場の様に、〝継ぎ足し〟でのウマさというよりかは、肉を知り尽くした焼肉屋の『テクニック』でここまでの味を〝魅せる〟という言葉が相応しい。

 

 

 

「前すいませーん、ちょっと下がってください」

 

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興奮して前かがみ気味の私たちに、警備員が……、いや、店員がアルミ製であろう厚めの〝ステージ〟をテーブル中央に置く。ザワザワとする私たちオーディエンスをよそに、遂に〝ステージ〟上に七輪がセッティングされた。出来過ぎた〝前座〟のこともあり、いよいよメインの〝焼き〟が始まるのかと、酒と息を飲む四人。

 

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『レバ』

(うおぉぉぉ!!生で食べたいっ!!)

と、その場の四人全員が心の中で叫んだであろう、この見るからにしっとりと柔らかそうで味の濃そうなレバ。〝痛くない〟私たちは、〝しっかり〟とステージ上の七輪で焼き、その濃厚な味わいを堪能した。

 

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『ハラミ』

「もっと……!! もっと燃えるんや!!」

 

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京都・福知山の〝ファイヤー男〟こと、カリスマジュンヤが炎を操る。魔法の様に立ち昇った炎を纏い、『ハラミ』は最高の焼き上がりで、私達を熱狂させてくれる。
スーパーで売っているハラミはあんなに目立たないが、なぜか焼肉屋になると主役級のポジジョンに〝のし上がる〟不思議。まさに聞いたこともない参加バンドでも盛り上がれる〝フェスマジック〟の様だ。

 

 

 

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既に熱気にやられそうになった私たちは、水分補給も兼ねて『マッコリ』を頼み、次の〝アーティスト〟の登場に備えた。

 

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『ツラミ刺し』

料理名を見ていただければ分かるとおり、実はこれ『刺身』なのだ。焼肉屋で何も言われずにこれをポンと出されたら、間違いなく焼き網に乗せてしまいそうになる派手な見た目。ジャンルで例えるなら〝ヴィジュアル系〟といったところか。

 

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すき焼き用の肉ほどにスライスされた紅い肉は、甘い醤油味にベストマッチ。この時はしなかったが、ライスをこれで巻いて食べたら……、想像するだけでヨダレが出る。

 

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『上ミノ』と『テッポウ』
肉のウマさも然ることながら、付いてきた『つけダレ』が秀逸。かなり生姜が利いた醤油ベースなのだが、そこにハチミツのような甘みも加わり、なんとも言えないウマさなのだ。本物のミュージシャンも、MC中にこれを入れたペットボトルを客席に投げ込んでくれないだろうかと願うばかりだ。

 

 

 

――完璧、

 

何もかもが完璧過ぎるっ!!

 

ここにいる誰かの誕生日でも、何かの記念日でもない、ただの平日にこんな幸せがあって大丈夫なのかと不安になる程だ。

これが『肉酒場フェス』なのか……!!

 

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途切れることなく、運び込まれては次々とステージ上の炎へダイブする肉達。

と、そこへ……、

 

「わぁっ!!」

「あ!申し訳ございません!」

 

〝イベントスタッフ〟が持って来た『ホルモン』のタレが、オーディエンスの『野瀬正人』のズボンにかかってしまった。

 

大変だ!!客席乱闘か!?

と、思ったのも束の間、なんとイカが、ズボンのタレの付いた部分に吸いついたのだ。

 

「うわっ!?イカさん何してはるん!?」

 

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「もったいないやん」

 

恍惚とした表情でズボンのタレを吸うイカに、イベントスタッフと『野瀬正人』は少し引き気味であったが、そのおかげで客席乱闘は事なきを得た。

 

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『ホルモン(タレ)』

『肉酒場フェス』は最高潮を向かえ、その〝うまタレ〟に浸るホルモンは、そのたっぷりの油のおかげで網に乗せるやいなや、炎と〝スモーク〟の演出で、もはやお互いの顔を見るのも困難なほどであった。
しかし、その〝スモーク〟から登場したホルモンは、フルフルと柔らかい甘油と、わずかに残る〝ジュッ〟とした歯ごたえを楽しませてくれるのだ。

 

 

〝オマエらー!! まだまだ食えるよなぁー!?〟

〝うおぉぉぉ!!〟

〝もう一回!! まーだーまーだー食えるよなぁー!?〟

〝うおぉぉぉおぉぉぉっ!!〟

 

煽り上手な『ゆうじ』という〝メタルバンド〟が、尚も私たちを激しく奮わせる。

 

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『牛スジカレー』

そんなフェスの終盤戦、丁度、ライスが欲しくなるころに、定番である〝変り種〟の出番だ。

 

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ルーとライスを〝モッシュ〟し、肉味で染まった口に掻っ込むと、これがまた下手なカレー専門店よりウマかった。コクの深さや辛さも丁度いい。まさに〝お目当て〟ではなかったアーティストのファンになった瞬間の様だった。

 

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『牛テールスープのコムタン』

最後は大御所の登場である。
汗だく、炎だく、煙だくになって疲れていた私たちの体と喉を、そっと癒してくれるバラードの様な味わい。
(これでラスト曲か……)と少しセンチな気分で思い出と一緒に体へ流し込む。

 

そして、

 

『肉酒場フェス』は終わった……。

 

 

 

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気がつけば、すべてを食べ尽くし、私たちは暫し放心状態となっていたのだが……

 

 

〝アンコール!!〟

〝アンコール!!〟

〝アンコール!!〟

 

もちろん、実際には聞こえてはいないが、どこからか聞こえてくる様なアンコールの合唱。

 

そうだ、

酒場ナビの『肉酒場フェス』は、そう簡単に幕を下すわけにはいかないのだ――。

 

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「あー!めっちゃウマかったスわ~!」

 

満足げなカリスマジュンヤが、皿に残ったタレを徐に小指ですくい、しゃぶっていた。

すると……、

 

ガタンッ!!

 

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「ジュンちゃん……いや、カリスマジュンヤ!!まだ肉を隠し持っていたんか!!」

「えっ!?」

 

カリスマジュンヤが小指をしゃぶるのを見るなり、皆に黙って〝隠し肉〟を食べているんじゃないか?と身を乗り出すイカ。

 

「ち、ちゃいますよ!これボクの小指…、」

 

フェスやライブ後の様な〝ハイテンション〟のせいもあり、歯止めの利かなくなったイカがカリスマジュンヤの部位『コユビ』をパクりと噛み付いた。

 

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うわぁぁぁあぁぁぁっ!!

 

 

 

――こうして、熱狂の『肉酒場フェス2017 in ゆうじ』は、二人の謎の〝アンコール〟で幕を下ろした……。

 

 

 

ゆうじ(ゆうじ)

ジャンル: ホルモン、焼肉
最寄り駅: 渋谷
住所: 東京都渋谷区宇田川町11-1 松沼ビル1F
TEL: 03-3464-6448
営業時間: [月~金] 19:00~23:30(L.O) [土] 18:30~23:30(L.O)
定休日: 日曜・祝日

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miron-201710
【出身地】
秋田県秋田市
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信濃路(鴬谷)
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