福知山(京都)「吉田ホルモン」家族で行こう!出張酒場ナビ!
先月のお盆の話
筆者(カリスマジュンヤ)はいつものように実家京都府福知山市に帰省していた。
実家へ帰ると早速愛しき祖母(サチエ)が出迎えてくれた。
福知山という街は本当に田舎で(筆者が住んでた地域は特に田舎だった)
どこへ行くにも車が必要であった。
しかしその分米と野菜は自家菜園であったし、水も美味しかったから
久しぶりに食べれる実家の食卓に期待していたのであった。
居てもたっても居られず・・・
久しぶりに帰ってきての筆者の一言目が
「今日の晩飯何なん?」であった。
しかし予想とは裏腹に、母の返答は
「明日は親戚の人たちもたくさん集まるから、良い肉買って外でBBQ
するけど・・・アンタ急に帰ってきたし今日は特に何も考えてへんで。」
と予想もしてなかった返答であった・・・。
気持ちを切り替え、よしこれは出張酒場ナビへの思し召しだ!と思い
「じゃあ〜オトンと3人でメシ行こうや!」と母を誘った。
「え!?」
生まれてこのかた27年間、男3人兄弟の中で一番ヤンチャで反抗期も早く、言うこともなかなか聞かなかった問題児の息子が
極自然に初めて両親を外食に誘って来るなんて・・・
お母さん、嬉しいわ!!!
・・・みたいな感じの
「え!?」
であった。(実際のところはわからない。あくまでも筆者の想像だ)
「じゃあ決定やな!今から店探すな!!」
と強引に両親と3人での外食が決まったのだ。
とは言っても、福知山の飲食店事情をほとんど知らない。
しかし酒場百戦錬磨の筆者は、家族や地元の友人のオススメ酒場に聞く耳も立てず
早速いつものようにスマホで酒場をリサーチした。
そしてその中でヒットした『吉田ホルモン』と言う店が気になったのだ。
早速ネット上で『吉田ホルモン』について調べてみたが
キャバクラ、風俗街の中にポツンとある焼き肉屋さんで店の雰囲気も良く、昔からある老舗店だったみたいだったので
サカバー心が反応した。
早速電話で空席確認をしたところ
お盆という悪条件の中であったが、席は空いてたみたいだ。
調べてすぐに出てきた雰囲気の酔いホルモン屋さんの情報が舞い込んでき、すぐに席の予約も出来た。
うん、これは間違いなく酔い風が吹き出している証拠だ。
日も明るい時間から、両親3人と『吉田ホルモン』へ到着。
写真で見た通り、酔い感じの店構えで
最初の第一関門をあっさりとクリアしてくれた。
(暖簾が店内にあるスタイルだ!)
この時焼き肉の良い匂いと共に、確かに名店の匂いも感じたのはたしかだった。
早速店内へ入ってみたが、恐ろしいほど店内は煙たい・・・
想像以上じゃねぇか、吉田ホルモンさんよっ!!
店内はほど満席で、我々は狭すぎる4人席のテーブルへ案内された。
店内見てみると、エアコンも無く
これで「煙たい」、「狭い」、「暑い」の3拍子が揃ってしまったのだ!
酒場変態の筆者はこんなバッドコンディションに物凄く興奮したのであったが・・・
母の表情を見ると煙たい店内でもはっきりと曇ってるのが確認できた。
すまぬ、母よ・・・
まだヤンチャな息子で居させてくれっ!!!
ドリンクメニュー
焼き肉屋としては絶妙な値段設定である。
しかし店の雰囲気とは裏腹に可愛いメニューだ。
フードメニュー
さすがホルモン屋さんだけあってホルモンのメニューが比較的に安い。
それほどホルモンを推してるということであろう。
テキトーに肉を頼んで、早速次々と運ばれてくるお肉たち・・・
どれも妥協してない量で、どのメニューもしっかり美味しい!
机いっぱいに運ばれてきた美味しい肉を家族3人で食べてたら・・・
ここで事件発生!!
やはり酔い酒場では危険とサプライズが隣り合わせだ。
店主らしきお父さんが
「はい、どうぞ〜。」と頼んでないお肉を持ってきてくれたのだ。
筆者が「え?頼んでないんですけど・・・」と言う前に
「これ良かったらサービスなんで食べてください!」との事であった。
聞くところによると、この『吉田ホルモン』は
無条件で来てくれたお客さんにサービスでお店からお肉が頂けるのである!
例えどんなお店が忙しくても、来てくれたお客さんには感謝の意味を込めてお肉をサービスでくれるみたいだ。
なんて愛おしいサービスなんだ・・・
美味しいお肉を食べて、お酒もいっぱい呑めて
更にお店側から、優しいサービスまでされて・・・
もう至福の時だなぁ〜と油断して酔いに走っていたのだが、もう一つ宿題の答えあわせをするのを忘れていた。
なんでもこの『吉田ホルモン』には
齢90歳になるであろう「大女将」さんが存在してるとのを聞きつけていたのだが・・・
どこをどう見てもそれらしき人物は居ない・・・。
店の奥まで見たが、やっぱり店主さん、その奥さん?、その息子さん?、その娘さん?であろう恐らく家族経営の4人しか居ない。
体力的にもう店には出られなくなったのか
それとも不謹慎ではあるが”大女将あるある”でもう亡くなられたか・・・
気になりすぎたので、思い切って娘さんらしき店員さん(めっちゃ綺麗な方です)に
「今日はお母さんはお休みですか?」と聞くと
「今日はたまたま病院の日で居ないんですよぉ〜。いつもは居るんですけど、今日はたまたま・・・」
不幸中の幸であった。
まだ大女将さんは現役バリバリで働かれてるみたいだ!
まだ会えるチャンスはあるということだ!!
年末にまたこの福知山に帰ってくる予定なんで、絶対にまたこの『吉田ホルモン』の綺麗な店員さん・・・
ではなくっ!大女将さんに会いに来よう!!!
その大女将さんが一体どんな人物なのか、気になったのでネットで検索してみたところ、この画像1枚だけ出てきた。
出典:http://yaplog.jp/vgvgy/category_14/
もはや説明不要ではあるが、この手前の白髪の女性が大女将さんみたいだ。
いつの写真か分からないが、写真で見る限り元気そうだ!
そして聞くところによると、この大女将さんは店内で杖をつきながらお客さんの元へお肉を運ばれるみたいだ。笑
手が震えながら運ばれてくるお肉を受け取るのが
次の吉田ホルモンの目標だ。
あ〜年末福知山に帰るのが楽しみ!
それまでに酒場ライターとして成長するんで
大女将さん!まだ元気に働いといてくれよなっ!!!
店を出て、その後知り合いの焼き鳥屋で一杯呑んだ後、当たり前のように次のハシゴ酒を考える、父とその息子。
まぁまぁ二人ともベロベロだ。
母は呆れて帰ってしまった・・・。
取り残された我々は、父の先導により行きつけのスナックへと向かったのであった。
知らなかったのだが、父はこの店によく来るみたいだ。
店に入って、マイボトルの水割りを呑むなり
早速当たり前かのように1曲目を歌い始める父。
歌いたがりの父に戸惑いつつ、聞いた事のない曲を何度も聞かされたのだ。
案の定、入店して数分で飽きてしまったので
それを誤魔化すかのように、水割りを何度おかわりをした。
遠のく記憶と意識・・・
恐らくヤケクソで歌ったりしたのか?
気づけば2軒目のスナックに居た。
スナックの良さがまだ理解できない。
一回り以上年上のお姉さんと話して、水割りしか呑んでへんのに2人で6000円くらい取られたり・・・
知らんおっさんの熱唱をすぐ隣で聞かされたり・・・
一体スナックへ行く人ってどんな人なんだろう。
決して安くもなくて、料理も酒もさほど美味しくないスナックで呑むなんて・・・
一体何歳になったらハマるのであろうか。
そんな事を考えてると、3軒目のスナックへハシゴ酒しようしてる父が居た・・・
あ!このついついハシゴ酒したくなる癖・・・
純度100%で父譲りみたいだ。
吉田ホルモン(よしだほるもん)
住所: | 京都府福知山市中ノ216-22 |
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TEL: | 0773-22-9359 |
営業時間: | 17:00~22:00 |
定休日: | 木曜日 |