稚内(北海道)「居酒屋丸ちゃん」日本最北端の地で大暴れ!
次の日
車内で音ちゃんのハードコアなイビキ音で起きる。
それに加えて前日の酒が残りまくりで最悪の目覚めである。
せっかく稚内市まで来たので、音ちゃん超オススメの“湯治”で有名な『豊富温泉』へ行く事になったのだ。
「湯治」とは一体どういう意味なのか?
筆者も初めて聞く言葉で全く意味が分からなかったので調べてみると・・・
【温泉地に長期間(少なくとも1週間以上)滞留して、特定の疾病の温泉治療を行う行為】 のことを指します。 また、それ以外にも、農閑期に疲れを癒やすため温泉地に滞在することを言う場合もあります。
本来の目的である「療養」はもちろん、疲労を回復させて健康を保持するための「休養」「保養」の場として温泉地を利用されています。
との事であった。
音ちゃん曰く「キマる温泉」との事だったんで期待度マックスで訪れる事にした。
「キマる温泉」っていう言葉表現に多少疑問があったが、壮大な北の大地でそんな細かい事を気にするんではない!と言わんばかりのドライブ捌きで、あっという間に豊富温泉へ着いたのであった。
豊富温泉というのは温泉街であって、幾つかの温泉で成り立っているのである。
中でもおすすめの「ふれあいセンター」で入浴する事にした。
音ちゃんは豊富温泉が他の温泉と何が違うのかと、頑なに教えてくれなかったのだが
一瞬でその違いに気づいたのであった。
そう、答えは「油分」である。
温泉に何か浮いてて、最初は
“おっさんの垢が浮いてるやんけ!”
“なんかゴミが浮いててめっちゃ汚いやんけ!”
と思ったのだが
実はこれが豊富温泉最大の特徴である「油分」だったのである。
独特な匂いと油分が濃いお湯・・・
こいつは確かに”キマる温泉“である。
言葉には表す事が出来ない、行った人にしか分からない名湯である事は確かであった。
更に上級者クラスになってくると、風呂場横に置いてある別途容器に入ってる油を体に塗りたくるらしい。
このようにである。
一人で油を塗りたくる光景は実にシュールであったであろう。
油を塗りたくった事によってキマリ度も大幅にアップしたのであった。
今年の一皿に選ばれた「パクチー料理」で
追加でパクチーを入れる事を”追いパク“というみたいだが
筆者的今年の一湯を選ぶとするのなら
「豊富温泉ふれあいセンター」の“追い油“にしたいと思う。
色々”キマった“ところで、腹ごしらえにジンギスカンを頂いた。
豊富温泉に来て”追い油”をかまして、昼間から極上のジンギスカンを喰らえば
もう二日酔いなんてとっくに飛んでいき、長旅の疲れも癒されたのであった。
稚内には本当に感謝したい。
ジンギスカンを食べ終えると、音ちゃんは「もう一風呂入ってくるわ〜」と言い放ち、当たり前のようにまたあの油の湯に浸かりに行ったのであった。
この男、なかなかの上級者である。
そして豊富温泉を後にした我々は
さらに勢いづいて、旭川市にある『スタルヒン球場』へ向かう事にした。
試合はしてなかったみたいだが、野球好きの筆者としては最高にテンションが上がった。
当時日本プロ野球史上初の300勝とシーズン42勝という驚くべき記録を打ち立てた世紀の大投手スタルヒンさん。
あなたは偉大である。
よく考えれば外国人投手なのに、日本に自分の名前の球場があるなんて大した事である。
あなたは旭川市のスターである。
もし夢が叶うのなら、一度あなたと真剣勝負がしたいものだ。
稚内遠征ではロシア大陸が見えたり、縦型ダブルレインボーが見れたり、贅沢にも美味すぎるズワイ蟹が食べれたり、豊富温泉に行けたりなど
全てがうまく行っていたのだが・・・
なんとこの日休みだったはずのスタルヒン球場内にも職員さんの計らいで、特別に入らせてもらったのだ!!!
職員の方、本当にありがとうございました。
北海道は本当に良い街です。
長文最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございました。
居酒屋 丸ちゃん(まるちゃん)
住所: | 北海道稚内市大黒2-8-28 マルフクビル 1F |
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TEL: | 0162-23-6900 |
営業時間: | 17:00~翌1:00 |
定休日: | 日曜日 |