中野「天太」あの”10円寿司”の系列店を発見!
この日筆者(カリスマジュンヤ)は中野ブロードウェイに居た。
目的はこれである。
円谷プロが制作し、1972年に放送された『レッドマン』の貴重な資料を展示するイベント「赤いアイツ展~Exhibition Of REDMAN~」が
中野ブロードウェイ3Fにある「墓場の画廊」にて開催されていたので足を運んでみたのだ。
正直レッドマンには申し訳ないのだが、このイベントを知るまで筆者はレッドマンの事を何一つ知らなかった・・・。
しかしネットでこのイベントの詳細を知り、「これは行かなくてならない!」という衝動にかられ、すぐさま行く事にしたのである。
もうかれこれ3年近く東京に住んでるが
中野ブロードウェイに来るのはこれが2回目で、新鮮な気持ちで乗り込んだ。
そもそもレッドマンとは何者なのか?
『レッドマン』は、1972年4月24日から10月3日まで、日本テレビ系の子供番組『おはよう!こどもショー』内で放送された、円谷プロダクション制作の特撮コーナードラマ、及び主人公の名である。
(Wikipediaより)
とにかくウルトラマンみたいだけど、ウルトラマンではない。
筆者の世代では確実に知名度の低いレッドマンであるが
そのビジュアル、レア度、赤さ・・・
全てに置いてウルトラマンよりかっこいいと感じたのだ。
「かっこいい」に理由など要らない。
そう思わせてくれる「レッドマン」であった。
何となくレッドマンの事が知れたので最後はレッドマンとツーショットをキメさせて頂いた。
この写真がカッコよすぎて、思わずSNSのプロフィール写真に変更したのは言うまでもない。
帰ってすぐにレッドマンの映像をチェックする事を心に誓った。
レッドマンよりデカくて強そうな方ともついでにツーショット。
ブロードウェイにて心を満たされたので、せっかくなんでそのまま中野で酒場放浪を敢行する事にした。
何も調べてないで、持ち前の酒場センサーをビンビンに張って
飛び込みで探す事にしたのだが、この日は本当に気温が低く寒くて、とにかくどこでも良いから早くお店に入りたかった。
そんな願いが通じたのか、早速こんなお店を発見する事が出来たのだ。
熟成生ハム10円!?!?
何なんだこのお店は!?
そしてこの看板を見た時すぐにあのお店を思い出した・・・。
そう、もはやネットでは話題の代々木にある10円寿司で有名な”名前のない寿司屋”である。
ちなみにこちらが”名前のない寿司屋”の1貫10円の寿司である。
とにかく10円というのがびっくりである。
これは神のお告げだ!
“名前のない寿司屋”の謎も解明できるだろう!
という事で迷わずお店に入る事にした。
筆者はその”名前の無い寿司屋”に何度か訪れた事があるのだが
内観、外観、メニュー、値段設定・・・
全てにおいてこのお店と激似してたのだ。
※ちなみにこちらが代々木”名前のない寿司屋”の外観である。
そしてどうやらこのお店は天ぷら専門店のようである。
マスターも渋くて、やってくれそうな匂いがプンプン漂ってる。
そして一番大事な共通点である店名はどうであろうか。
店先でパッと見た感じ「しずか」という文字と「天太」という文字が見られたので
どうやらこのお店には店名があるみたいだ。
あとで店員さんに聞いてみると
「天太」というのが店名の正式名称らしいです。
え、じゃあ「しずか」は文字は何なの?
って思ったが、「質問の多いクソガキだな!」ってマスターに思われないようにあえて聞かないようにした。
そんな葛藤と闘ってると、早速頼んだ生ビールがお通しの里芋と共に到着した。
このお店は代々木の”名前の無い寿司屋”と違って、お酒も激安なのである。
オープンの17:30~21:00まではハッピーアワーという事で生ビール、サワー、ハイボールなどが
なんと全品190円なのだ!!!
(メニュー表には17:30~19:30の2時間限定と書いてありますが実際は17:30~21:00で合ってます。)
普通ハッピーアワーと言えば、基本的にオープンから1〜2時間の間だけなのだが
このお店はなんと3時間半もハッピーアワーが続くのである。
そしてハッピーアワーとは早い時間帯にお客さんを入れようする為のサービスなので、ほとんどのお店は遅くて大体19時くらいまでには終わるのだが
このお店は21時までハッピーアワーが続くではないか。
なんともハッピーなお店だ!!
もしこのお店に店名が無いのであるのなら、世間からは確実に「ハッピーな天ぷら屋」と呼ばれるであろう。
そんな感じで生ビールを呑みながら、ハッピーな時間を楽しんでると
早速10円寿司ならぬ、大特価品の「10円生ハム」が運ばれてきた。
正直なところ10円なんだから
2切れ・・・いや1切れが小さな皿にお通し感覚で出てくるのだろうと想像してたのだが
立派な生ハムが4切れも皿に盛られてきたのだ!
お一人様1皿までとは言え、10円でこのサービスは嬉しいものである。
メインの天ぷらはヒマラヤ塩と抹茶塩、天つゆで頂ける。
そしてメインの野菜天ぷら盛り合わせ(1個各50円)が
渋いマスターによって揚げられた。
1個50円とは思えないくらいしっかりと揚げられている。
野菜を油で揚げて、生ビールで流し込むこの感じ・・・
ヘルシーなのか、ヘルシーじゃないのか分からない組み合わせであるが
以外と野菜好きの筆者としては最高のタッグなのである。
もしかして生ビールに一番合う一品って野菜天じゃないのか?と思ったくらいだ。
これぞ、「天太」最強のせんべろセットである。
結局お会計は生ビール2杯とサワー1杯と生ハムと野菜天5品で
税込み1110円という激安っぷりでした。
伝票の「生ハム」が「生ルム」になってるのと
激安の「激」が途中で終わってるのが少し気になったが
「いちいち、細かい事気にすんじゃねぇ!」とマスターの機嫌を悪くさせないように黙っておいた。
こんな満足のいくせんべろ優良店であるだけに
最後の最後でこんな事いうのも申し訳ないのだが・・・
実はこのお店、11月いっぱいを持って閉店したのである。
「おいおい!それじゃあこのお店行けじゃねぇか!」
「閉店した酒場の記事書いて何の意味があんだよ!?」
と思われるのは承知で今この記事を書いております。
本当は11月中に早く紹介したかったのであるのだが、名刺交換もしてマスター(オーナー様)に「記事にして良いですか?」と確認したところ
ネットには書かないで欲しいとの事だったんで閉店後に記事する事にしたんです。
(今までも取材はすべてお断りしてきたとの事だ。)
じゃあ何でわざわざ記事にしたの?
って思われる方も多いと思うがそれにはちゃんとした理由がありまして。
オーナー様から
“この「天太」を閉店後、詳細は公表出来ないが、新たに新店舗をオープンする”という情報を聞きだしたのだ。
ということは!
ここからは完全に筆者の予想であるが・・・
その新店舗でも代々木の「名前のない寿司屋」の10円寿司、そしてこの「天太」の10円生ハムに続く”10円○○“を出すのではないかと考えられる!!
なので情報が一切ないが今後どこかで
この「天太」に似たようなお店をみつけた!
“10円○○”というメニューを出してるお店をみつけた!
という方は
酒場ナビにまで連絡を一報頂けると幸いです。
“10円○○“の系列店の目撃情報は
酒場ナビHP上の「お問い合わせ」、またはmail→「customer@saka-navi.com」 までよろしくお願いします!!!
【閉店】天太(てんた)
住所: | 東京都中野区中野5-50-5 十富ビル 1F |
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TEL: | 不明 |
営業時間: | 閉店しました |
定休日: | 閉店しました |