新島「湯の浜露天温泉」島の混浴露天温泉で最高のセント酒
2020年、色々あったが
それでも沢山の素晴らしい酒場に出逢う事が出来た。
赤提灯は勿論の事だが
今年は「風呂上がりの一杯」にも例年以上にこだわる事が出来た。
最近YouTube配信&記事でも紹介した
はどちらも最高の湯と酒であった。
そういえば、去年の初冬にある諸島(ダジャレです)へ行って
最高の昼のセント酒があったので紹介しておきます。
以前伊豆諸島「新島」の酒場の記事をあげたが、その続き・・・
東京「竹芝客船ターミナル」から大型客船に乗り込み、約11時間というロングボーディングを喰らい(退屈だったのと、睡眠誘導の為、ひたすら船上で飲酒してた)
無事着いたのは”癒しの島”伊豆諸島「式根島」。
まぁ別に何が見たいとか、目的はなかったが
船の時間の都合上降り立つ事にした。
無事降り立つ事が出来たはよいが・・・
完全にノープラン。
何をすればよいか全く分からず・・・
結局迷った時の島サイクリング。
電動自転車でも良かったが、ここがあえて普通のママチャリをレンタル。
理由は後ほど分かります。
行きの船ではほとんど眠れず、かなり睡眠不足で
自転車をこぐのに、身が入らない状態・・・
なんとかよさげな海水浴場に着く事は出来たが、この時11月上旬・・・
入る事も出来ず、ただただゆっくりと黄昏るだけ。
正直眠気はMaxに近かったが
力を振り絞って、島散歩を続けた。
なんとなく見つけた島の高台。
ここまでママチャリで来るのに、相当体力を消耗してしまったようだ・・・
「あ~早く酒呑みてぇな~」
「やっぱり電動自転車にしとくべきだったかなぁ~」
なんて思いながら、ここでもネイチャーを存分に感じる。
「一人旅は孤独との闘いでもある」
これまでに幾度となく
孤高のトラベルを敢行してきたボクなので、このくらいはへっちゃらだ。
睡魔が限界突破しそうだったので
結局ボクは・・・
眠気をぶっ飛ばす為に、海へ入った。
そしてその後も時間の許す限り島探索を続ける事にした。
良い感じに廃れた”町スーパー”で買ったお弁当を持って、もう一度海が見える場所へサイクリング。
ここにキンキンに冷えた缶ビールがあれば最&高じゃないか
なんて思いながらも、グッと我慢し喉を乾かせた。
あっという間に次の島へ行く時間がやって来たので、ここで式根島とはおさらば。
「次は夏に来ます」とレンタル店のお姉さんと約束し、船乗り場へ向かった。
船のチケットを買う窓口で、「新島」行きのチケットを買いに来たのだが
ここでプチトラブル発生。
「すみません、新島行きのチケットください!」
「430円です。」
「次の新島行きって14時のヤツですよね?」
「・・・え~っと、〇〇さん!次の新島行きって何時?」
「次はねぇ~・・・あれ何時だっけ??」
窓口のお姉さんたちの会話で
少しだけ不安なムードになる。
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結局このあと色々あって
かなりグダグダになったのだが
長くなるので割愛します。
かなり簡単に言うと、波の影響で船が動かず、その日はそのあとも運行はなく
結局別ルートで新島へ向かったのだが、着いた新島の降り場が宿泊施設などがある繁華街の真逆だったらしく、バスで30分くらいかけて
ようやく目的の新島へ上陸する事が出来たのであった。
『トラブルが良いトラベルを生む』
とボクはこれまで自分に言い聞かせてきたので
このくらいはまだマシなほうだ。
宿泊施設にチェックインし、まだまだ日は明るかったので
ふたたび街を散歩する事にした。
まずは新島へ来て、ボクが一番行きたかった場所へ・・・
「湯の浜露天温泉」
かっこえええええ!!!!
カッコよすぎる佇まいにテンションは爆上がりだ。
映画のワンシーンで使えば、映えるの確実な露天温泉である。
しかも料金は無料で、なんと24時間営業・・・
無料で入れるのが申し訳ないくらいだ。
疲れ切った足を回復させる為に
まずは足湯スタート。
先ほど何故ボクが電動自転車ではなく、ママチャリをチョイスしたか・・・
それは身体を極限まで疲れさせて、露天風呂の快感を倍増させるという目的があったのだ。
(勿論疲れ切った足に足湯は効きまくったが
それを差し引いても、式根島は電動自転車をオススメします。
何故なら坂が多すぎるからだ・・・)
しかもここに来て気づいたのだが
なんと「湯の浜露天温泉」はまさかの『混浴』との事。
おいおいおい・・・
そんなサプライズあったのかよ。
階段を登るとサーフィン終わりで
水着を着たギャルが居たりしないだろうか・・・
高まる気持ちと股間を落ち着かせ、ボクは階段を駆け上がった。
混浴ってよく考えたら、人生で初めてかもしれない。
今となっては多種多様に使えるSNS、マッチングアプリのおかげで
デジタルな出逢いが普及している世の中であるが
こんな時こそ、やっぱりアナログな出逢いが素敵に思える。
伊豆諸島の混浴露天温泉でのドラマ・・・
気合バチバチで階段を駆け上がったが
結果誰一人おらず。
やはり時代はデジタルな出逢いなのか?
しかしそんな事を忘れさせてくらい気持ちいい露天温泉。
疲れた身体に
冷えた身体に
温泉というのは身体が疲れれば疲れるほど、冷えれば冷えるほど
気持ち良さが増していくのだ。
そして身体が火照り、体調面が復活すると
今度はアルコールが欲しくなる。
弱った身体→温泉で復活→最高の飲酒
素晴らしい流れだ。
ちなみにあとで聞いた話なのだが
この露天温泉は地域の方が自分たちで作り上げたのだという。
素晴らしいデザインと「露天温泉を作る」という発想センスに脱帽である。
完全復活を遂げ、夜の酒場へ向かう為に
海が見える砂浜でひと休憩する事に。
近くの売店で買った、缶チューハイとカップ麺。
そう、あえてここはカップ麺なのだ。
真夏の日、海の家で食べたカップ麺
子供の頃、夏休みでプール終わりに食べたカップ麺
思い出してください。
美味しかったでしょう?
それに負けないくらい美味しいカップ麺の食べ方
「露天温泉上がりに海辺で食べるカップ麺」
こいつがまぁ〜最高なんすよ。
出来上がったカップ麺の麺を
海風に吹かれながら、リフトアップ
決して室内では見る事が出来ないくらい素敵なリフトアップである。
そんなカップ麺を本能のままに一気にバキューム!!
そしてそれを追っかけるようにすかさず缶チューハイ!!
海風に乗って、小さな幸せがやってきた瞬間だ。
この為に昨日から自分を苛めぬいた甲斐があった。
最高の『セント酒』ここにありっ!!!
ちなみに余談ではあるが
混浴にあこがれて、この日の夜もまた露天温泉へ行ったのは
ここだけの秘密だ
湯の浜露天温泉(ゆのはまろてんおんせん)
住所: | 東京都新島村本村 |
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TEL: | 04992-5-0240 |
営業時間: | 24時間 |
定休日: | 無休 |