先月のクリスマスの夜

ボクは押上スカイツリーの下に居た。

 

 

 

「クリスマスにスカイツリー最上階のおしゃれな店で夜景をツマミにワインを呑みながら、口説いてる女性とデート」

みたい記事も、たまにはアリかなと思ったが・・・

 

しつこいようですが、やはりボクは酒場ナビの看板を背負ってる訳で・・・

 

今回のこの記事はいつも見てくれてる独身男性、そしてアラフォー、アラフィフの男性読者の方々へ捧げます。

 

 

 

 

 

前々日くらいに唐突に、下町の”あそこ”久しぶりに行きたいなぁ〜なんて思い立って

ダメ元で電話してみると、なんと席が空いてるとのこと。

 

 

やはりこんな日くらいは皆さん、チキンを食べるのでしょうか？

 

 

〔酒場の神様〕に感謝しながら

下町の名店へやってきた。

 

 

 

ボクは店バックにスカイツリーが見える、このアングルがとても大好きだ。

 

 

 

酒場好きなら皆さんご存知の下町の超有名酒場

 

「もつ焼き まるい」

 

早速店内へライドオンすると、賑わうカウンターを通り抜け

２階へ案内された。

 

 

階段前のこのミニキッチンと・・・

 

良い感じに色あせた階段がなんとも渋い。

 

この階段の先には予想外の光景が待ってるのは、もう分かっている。

 

何度来てもこの階段を登る時のウキウキ感は新鮮だ。

 

 

２階席へ上がると、そこは・・・

 

〔ただの家〕！！！

 

 

飾られる「まるい家」の思い出と勲章たち・・・

 

実家のおばあちゃん家感がすごい。

 

 

滲み出る幸せを感じながら、ちゃぶ台の前に着座。

 

お客さんはまだボクらだけだ。

 

 

今ならここで全裸になることだって出来る・・・

そんなしょうもないことを考える性なる夜。

 

 

 

 

「レモンハイ」

 

ここへ来るのは、今回で３回目。

 

 

予約必須の名店に関しては

基本的にボクはよっぽどのことがないと再訪はしない。

 

なので３回も来たということは、よっぽどハマってしまったのであろう。

 

 

お通しは「うなぎの白焼き」

こだわりがあるだけに料理が来るまでに少し時間がかかってしまうので

このお通しはとても嬉しい。

 

 

これだけで最低レモンハイ２杯は闘えるであろう。

 

 

うなぎの白焼きに醤油をかけて、ちびちび飲ってると

意外と早くやってきた「まるい」の名リードオフマン

 

「馬刺」

 

圧巻のこのビジュアル・・・

そして驚異的な肉感。

 

 

まだここの馬刺しより分厚い肉を出してくれる酒場に出会ったことはない。

 

 

そしてその立派な肉を覆い被すかのように、存在感を出してくるレタスも見物だ。

 

 

最高級の馬刺しを塩ごま油で喰らうのもよし、シンプルに醤油で喰らうもよし

どちらにしても豪快に我が口へ放りこむだけだ。

 

 

覆い被すレタスがまるで、波のよう・・・

 

そのビックウェーブに乗る馬刺しというサーファーが

ボクの口の中で見事に泳いでくれる・・・いや暴れてくれる。

まさに暴れ馬だ。

 

 

 

 

・・・

もっともっとうまく食レポ出来るようになりたいかな。

 

 

 

「まるいサラダ」

 

サラダというか、もはやガツ刺し・・・

 

レタスときゅうりの上にこれでもかってくらいガツが盛られている。

 

 

これを「サラダ」と命名するあたりが、「まるい」らしくて素晴らしい。

 

 

 

ちなみに「まるい」には肉以外のメニューがほとんどない。

 

けど、それで良いのだ。

こんなにも美味しい肉が食べれる店で、わざわざ枝豆、ポテトフライを注文する方がおかしい。

 

 

「黒牛タン」

 

 

「まるい」では必ず肉を楽しんでください。

注文は肉だけで良いと思います。

 

「肉ばっかりキツイなぁ〜」なんて思わないのは

あのビッグウェーブレタスさんのおかげなのだろうか。

 

いや、単純に豊富な肉メニューが舌をそう納得させるのであろう。

 

 

 

「仔牛ステーキアボカド」

 

やって来ました、４番バッター。

 

めちゃんこウメェ仔牛さんがなんと８５０円で食べれるというのも

この店の強みだ。

 

 

もはや脱帽レベルでいつも行くような店ではなかなか食べれない味。

 

 

途中からアボカドで遊んでみると

それはもう高級フレンチの域。

 

 

〔ただの家〕で高級フレンチが食べれるのは、ここだけじゃないだろうか・・・

座ってる場所の雰囲気と料理の味のギャップがすごくて、脳と舌が混乱気味である。

 

 

 

そしてあまりの美味しさに

思わずシェフを呼び出し感謝の気持ちを伝えそうになったくらいだ。

 

 

もっともっと色んな肉が食べたい・・・

 

メニュー表を再度見直すと

「フォルマッジョチキンステーキ」という聞き捨てならないメニューを見つけてしまった。

 

 

き、気になる・・・

 

そしてチキンということもあって、クリスマスの夜にはぴったりだ。

 

そして何より・・・

我らには〔酒場ナビ酒訓〕という掟がある。

 

酒場ナビ酒訓

第１５条　正体が分からない気になるメニューは店員に聞く前に頼め

 

ボクは店員さんに注文した。

 

 

すると作れる事は作れるが、時間がかかるとの事・・・

 

時間と胃袋と相談の結果

こちらは来年のクリスマスに持ち越す事にした。

 

すみません。

 

 

「地鶏皮」

 

地鶏皮でリカバーし、終始良い酒が充分に呑めたのではないだろうか。

 

 

満足度は非常に高い。

まだまだ食べたいメニューがあるので

次回またボクか誰かの誕生日、何かの祝い事の日にでもここへ来ようと誓った。

 

 

 

 

そして・・・

今度こそはカウンター席で呑みたいなぁ〜なんて憧れてみたり・・・

 

 

 

一流シェフが肉を焼いてる姿が一番よくみれる特等席〔酒場アリーナ〕で呑める日はやって来るのか。

 

定期的に通いたいな。

 

 

 

「マスター！ご馳走さまでした！！美味しかったです！！」

 

感謝の気持ちを全力で伝えると、マスターは・・・

 

 

「ありがとね。メリークリスマス！」

 

と言ってくれた。

 

 

 

 

ボクだけだろうか、この時マスターがサンタさんに見えたのは・・・

 

 

 

 

 

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