うわーーーーっ！！

 

 

 

 

 

 

電車とホームが

世界一

離れてる駅じゃなかろうか・・・

 

 

落ちそうになり

冷や汗をかき

呼吸を整える

 

 

鶴見線の

浅野駅

 

 

 

恐るべし

 

 

 

 

鶴見線の行き先は数多

 

 

このまま乗っていると

カリスマジュンヤお馴染みの

海芝浦駅

に行ってしまうので

恐怖の浅野駅

で乗り換え

 

 

 

 

やってきたのは

安善

 

 

こちらは

危険

ではなさそうでホッとした

 

 

 

 

駅は無人だが・・・

 

 

 

 

 

駅前の角打ちには

人だかり

 

 

気になる・・・

 

 

ほていや酒店

を横目にたどり着いたのは・・・

 

 

 

 

まちだ家

 

 

みんなのいって欲しい酒場

で

くうさんから

 

鶴見線安善駅横の踏切を渡らず直進するとバキバキの店構えの食堂まちだ家があります。ＯＨＳがありその横に小銭が箱に無造作に入れられています。工場地帯にある店なので朝活も可能です。

くう さん

 

と

ご情報頂き

来たくて仕方がなく

ようやく時が来た大衆食堂だ

 

 

 

 

暖簾も出ておらず

準備中の札

 

ただ安心していた

 

最近は酒場に

電話をする癖がついている

 

営業しているのは確認済み

 

 

 

「おじゃましまんにぃやわ」

 

 

 

 

うわあああああ

 

渋いいいいいい

 

バッキバ・・・・？

 

 

いや・・・？

 

 

店は古いが・・・

 

 

 

めちゃめちゃ清潔感があるっ！！

 

 

 

 

「いらっしゃーい」

 

 

お母サマに

迎え入れて頂けた

 

 

「あっ　電話下さった方」

「はいっ」

「お待ちしておりましたーー」

 

 

なんとも・・・

 

 

上品な・・・

 

 

思っていた感じと違う・・・

 

 

 

 

お花っ！！？？

 

 

 

正直

日本ボロ食堂ボ紀行

のつもりで来た

 

 

 

とんでもない・・・

 

 

繊細な女性らしさ

を醸し出している

 

 

この感じどこかで・・・？

 

 

そうだ・・・

 

 

小倉の平尾酒店の美しさだ

 

 

 

 

とはいうものの

レトロ感もバッチリ

 

 

 

おっ！！

 

あれはっ！！

 

 

 

 

オカズの入ったショーケース通称

OHS(お－えいちえす)

 

 

 

ココの中から好きなモノを・・・

 

 

ん？？

 

 

 

 

違うっ！！

 

食品サンプルだっ！！

 

 

 

ふぅ

 

なんだか

気持ちを弄ばれている・・・

 

 

一旦落ち着こう

 

 

 

 

お品書きの中から

焼肉とアジフライをチョイス

 

 

 

 

ん・・・

 

 

 

端から端までっ！！

って言いかけるぐらい

お財布に優しいな

 

 

 

 

キャベセンもケチャスパもミカンも

添えられた一皿

 

 

雑さを微塵も感じさせない

美しい作品

 

 

綺麗な焼肉だ・・・

 

 

 

 

焼肉というネーミングだが

いわゆる

豚の生姜焼き

 

 

量も多い

 

 

他人グラス

の瓶ビールは一瞬でなくなった

 

 

 

 

レモンサワーを頂戴し

アジフライと共に

 

 

２匹で３００円

 

１匹１５０円

 

やはり添え物もある

 

 

 

安いなぁ・・・

 

 

 

 

サックリフワッとした食感が

堪らない

 

店の雰囲気と合わせた

コスパの高さよ

 

 

うん

 

 

アジフライ選手権開催

またやりたくなってきたな

 

 

 

 

「お母サマ　だいぶ歴史がありそうですね　このお店」

「うーーん　６５年ぐらいね」

「凄いっ！！　なのに清潔感も凄いですね」

「普通にしてるだけよ」

「素敵です　失礼ですけど７０代でらっしゃいますか？」

「あはは　もうちょっといっちゃったね」

「見えないです　秘訣はやっぱりお店ですか？」

「そうね　あとお弁当作りね」

「お弁当・・・？」

「毎日　息子と息子の弟子にね」

「お弟子さん」

「若い子には　ちゃんとしたモノ食べさせたいしね」

「素敵です　僕も食べたいです」

「あはは　息子の弟子になりなさい」

 

 

 

 

まちだ家

を後にした

 

 

 

 

老舗食堂素晴らしきかな

 

 

あっ

老舗食堂といえば・・・

 

 

せっかく

コッチ

まで来たのでもう１軒

 

 

 

 

再び

鶴見線に乗り・・・

 

 

 

 

ディープ立ち呑み

浜川崎商店

のある　

浜川崎で下車し

ちょいとタクシーを使わせて頂き

 

 

 

 

陸に孤島にある

丸一食堂

へ

 

 

創業昭和３０年

と書かれたの暖簾の白さがいい

 

 

 

 

まちだ家

とは異なり

古さは全く感じられない

 

 

６５年の歴史の中で

改装なさったのだろう

 

 

 

 

おっ！！

OHS！！

 

 

こちらは

食品サンプルではない

 

 

ココの中から

好きなモノを好きなだけ

選んでいいのだ

 

 

 

 

 

 

何を頂こうか・・・

 

 

全部取りたいな・・・

 

 

悩む・・・

 

 

 

 

 

 

「お刺身　美味しいですよ」

 

 

 

僕の悩みは

お母サマの優しい口調で放たれた

セリフによって解決された

 

 

派手なハムエッグ

みたいなのもあったので

それと二つ頂戴しよう

 

 

 

 

おふぅぅ

 

 

色っぺえ赤身

でやんすね

 

 

 

 

毎朝

川崎南部市場

から仕入れているマグロが

旨いっ！！

 

 

日本酒が欲しくなるが

お酒は

おビールだけとのこと

 

 

いえいえ

 

モチロンそれで

大満足ですお母サマ

 

 

 

 

僕の他にお客さんはおらず

お店は静かだ

 

 

派手なハムエッグで

チビチビやりながら

ちょいとお母サマに質問を

 

 

「お母サマ　お生まれも川崎ですか？」

「違うの　長野出身なの」

「そうなんですね」

「昔はここらへん　東北の人が多くてね」

「工場に出稼ぎとかですかね？」

「そうそう　嫁いでばっかりの頃はね」

「はい」

「神奈川の人って訛ってるなぁ　って思ってた」

「あはは　リトル東北があったんですね」

「嫁いで５６年経っちゃった」

「早朝から夜まで食堂のお仕事を　５６年ですもんね」

「そう」

「尊敬します」

「あはは　でもこないだご褒美貰ってね」

「ご褒美・・・？」

 

 

 

 

 

「NHKの　小さな旅っていう番組知ってる？」

「はいっ！！」

「少しウチが映ってね」

「そうなんですかっ！！」

「ちょっと楽しかった」

「見たいですっ！！」

「もう放送されたからね」

「探しますっ！！」

 

 

 

 

タイミングよく

４月２６日(月)午前０：１５に

BS１で再放送されるみたいです

 

 

 

 

 

 

 

 

鶴見線沿い

 

もっと巡ろう

 

ほていや酒店もいかなきゃだし

 

 

 

 

皆様

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