当たり前のように夜、酒場へ行ける喜びを改めて噛み締めている。

 

 

先日、祐天寺のもつ焼きの名店へ行ったのだが・・・

 

 

まだ休業中のようで（復活するにも入念な準備がいるのだろう）

結局再度電車に乗り、同じ系列店がある「中延駅」まで行ってみた。

 

 

 

そこで出会ったモンスターもつ焼きは人生最大の巨大さで度肝抜かれ

滞在時間１時間くらいだったのだが、お腹パンパンで店を出たのであった。

 

 

 

 

その後行きたかった武蔵小山方面にある「鳥勇」という店を目指そうとしたのだが

あまりの満腹さに散歩がてら歩いてみることに。

 

 

 

 

すると道路沿いに見えた赤提灯と人だかり・・・

 

なんやここはっ！？

 

 

 

外の道路沿いで呑んでらっしゃる衝撃的な光景を目の当たりにしたのであった。

 

 

 

この衝撃さに一瞬で〔酒場センサー〕が大反応し、ボクの脳へ指示を出して来た。

 

 

「迷わずここへ立ち寄りんしゃい」

 

 

次の予定？

 

お腹いっぱいじゃないの？

 

 

 

そんな事言ってる場合じゃないと思わせてくれる、この店の雰囲気に脱帽だ・・・

 

 

店前では既に先客さん達が焼き立ての焼き鳥で呑られてる様子。

 

 

ほほぅ。

店で呑む場合は皿に綺麗に並んだ串を自分で取って食べて

帰り際に串の本数を数えて清算するシステムか。

 

 

焼き鳥も１本１００円で安い。

 

 

「なんでこんな安いんですかっ！？」

 

なんて野暮な質問しようもんなら、マスターは

 

「だって計算しやすいじゃん！」

 

ってよくあるパターンの感じで答えられそうだ・・・

 

 

 

 

とりあえず店員さんに缶ビールを貰い、なんとか立ち呑みスペースを確保させていただき

はじめて来る街での素敵な出会いに乾杯した。

 

 

交通機関を使っての移動の方が早いし楽だけど

歩きだとこういう出会いがあるのだから、やはりはじめて来る街は歩き移動が断然オススメだ。

 

 

 

 

皿の焼き鳥たちが減ると女性店員さんが焼かれて、どんどん皿に盛り付けるスタイルである。

 

 

 

 

 

 

大きなお皿に盛られた何種類かの焼き鳥たちから

ボクが一番最初に選んだのは・・・

 

 

 

一際目立っていたコイツっ！！

 

 

可愛いウインナー串。

 

 

ウインナー自体も美味しいけど

単純にタレの味が濃いくて、好みのヤツ。

 

 

 

これなら満腹でもまだもうちょい戦えそうだ。

 

 

 

 

言い方は悪いがお化け屋敷みたいな外観がこれまたカッコよくて・・・

 

今更だけど店の名前は「鳥忠」と言うみたいである。

 

 

 

店の隣にはコインランドリーが隣接されているので

洗濯が終わるまでの時間にサクッと呑めるのも使い勝手が良い。

 

 

 

こちらの外国人さんたちはまさに今その状況だろうか。

 

 

 

隣の親子さんもノンアルではあるがボクと同様に立ち喰いされている。

 

 

ボクが子供の頃には絶対になかった食事スタイルが

この周辺に住まれてる少年少女にはあるのだ。

 

 

子供用にウインナー串を置いてるのであろうか・・・

 

 

何はともあれ少年よ、いつかここでまた再会したいな。

その時は一緒に呑もうぜ！！

 

 

 

 

あとから来たサラリーマンの方は

クリアアサヒを持ち込まれて、ガッツリ晩酌モードのようで見てて気持ちいい。

 

 

 

 

ボクが立ち呑んでたらテーブル席の方が「一緒にどうぞ」と椅子を出してくれ、一緒に呑む事になったので

そりゃもうアルコールは加速するわけで・・・

 

 

 

 

 

 

ちなみにお酒持ち込みOKなので、近くのコンビニを行き来してると

すぐにこの有様・・・

 

 

 

落ち着きのないボクなんかは席を立ち上がって

あえてもう一度外観を見て、それをツマミに呑んでみたり・・・

 

 

 

早く次の目的の酒場へ向かわないと間に合わないのだが

ここを超える衝撃はあるのだろうか？

そしてそれ以前にここで呑むお酒が美味しい・・・

 

 

ダメ押しで言うと、次に狙っていた「鳥勇」はくしくもここと同じ『呑める焼き鳥テイクアウト店』なのだ・・・

 

 

 

 

常連さんも良い意味でボクを長居させようとする。

 

 

「この赤レンガも良いでしょう〜」

 

「あとよくみてください、火を使ってないのに蒸気が出てるは何故だと思います？」

 

 

ほんまやっ！？

 

何故なんだっ！？！？

 

 

答えはこの謎の機械が水を温めて、蒸気となり

皿に並んだ焼き鳥が冷めないという原理になってるみたいだ。

 

はじめて見たなぁ〜

 

 

 

外で呑むってやっぱり気持ちいい・・・

 

これまで幾度となく、外呑み酒場を紹介してきたが

こちらも最高の外呑みが出来る酒場だ。

 

 

楽しい時間というのはあっという間にすぎてしまうもので・・・

 

閉店の時間になってしまった。

 

 

ていうか２時間近くもここで呑んでたのか・・・

 

 

「空き缶はここに捨ててくれて良いからね！」

 

 

奥からマスターが出てきて、溜まりに溜まった空き缶を親切に捨てさせてくれた。

 

 

お会計も自己申告制で

何を呑んで、何本串を食べたか・・・

 

確かボクの会計は７００円くらいだったような・・・

 

 

安すぎる・・・

これを書いててなんだか申し訳ない気分になったから

今度行く時は腹ペコで行って、沢山食べよう。

 

 

 

マスター、ボクは世界一満足度の高い７００円の使い方をしたかもしれないです。

 

 

 

 

ずっと店内で仕込みをしてたマスターは喋ってみると結構お茶目なキャラで・・・

 

それもまた素晴らしかったです。

 

 

 

 

天国のような酒場は案外『外』にあったりするのではないでしょうか。

 

 

皆さんが知ってる素敵な外呑み酒場あったら、是非ともこちらに教えて下さいっ！！

ボクが確実にいきますんで・・・

 

 

 

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