中延「忠弥」肉を喰らえっ!野獣になれっ!!”都内最大もつ焼き”酒場
先日、最高の出逢いをした荏原中延「鳥忠商店」を記事にしたのだが・・・
その前に呑んだ酒場も最高だったので紹介します。
目的だったもつ焼きの名店、祐天寺「忠弥」へ訪れるも、この日は休業。
仕方がなく次どこへ行こうかネットで調べてみると、なんと中延にも同じ系列で名前も同じの「忠弥」があったので
せっかくなので中延へ向かってみた。
「忠弥」
店前で立ってるサラリーマン2人組
並んでるのだろうか・・・まだまだこの日のファーストドリンクが長そうだ。
「すみません、今どのくらい並ばれてます?」
サラリーマンの方に質問してみると
「いや、私たちは友人を待ってるので。揃ってじゃないと入店出来ないんですよ」
との事だった。
なので先に失礼させていただくと、運よく席が空いてたので
早速ライドオン成功。
店内はテーブル席無しで
コの字カウンターのみ。
そして焼き台には白のはちまきに鉛筆をさしてるマスター。
外観の渋さを見て、既に名店を選んだ自信があったが
席に座ってそれが確信に変わった。
「ビール」
「ビール」とだけ書かれたブツはキリンラガーの大瓶。
やっと呑めた本日のファーストドリンクが染みやがる・・・
まだ身体全体に染み渡ってる最中であったが
皆さんが食べられてる串に我慢が出来ず、すぐにメニューチェック。
席の場所的に少しメニューが見づらかったが
「ぺてん」、「シビレ」、「わっぱ」、「どて」
と普段のもつ焼き屋ではあまり見慣れない部位があったり。
目の前にある紙に自分でメニューを書き、店員さんに渡した。
結構短めの割り箸で、お通し(?)のキャベツの浅漬けをつっついてると・・・
ママさんが目の前の大鍋からお皿に盛ってくれたのが、トップバッター!
「煮込み」
色んな部位が入った塩煮込み。
あっさり目のスープにモツの甘みが凝縮されてて、シンプルだけど旨いヤツ。
串だけじゃなく、これもマストで注文すべき一品。
煮込みを食べつつ、急ピッチで焼かれてる串たちを見ながら
ボクも負けじと急ピッチで胃袋にビールを流し込んだ。
ビールを呑み切ったので、いつものように酎ハイに切り替えようとするのだが
どうやらこの店には「酎ハイ」というメニューが無い様子・・・
またビールか
それとも普段呑まない御酒をいくか・・・
え、え・・・
「カクテル」ってなんだっ!?
カクテルって・・・
大雑把にまとめてるけど、一体どんなカクテルが出てくるのだろうか。
「カクテルってどんなお酒ですか?」
と店員さんに聞くのは野暮すぎるし
〔酒場ナビ酒訓〕に違反している。
「カクテルお願いしますっ!!」
そして出てきたのはこちら・・・
色的にウイスキーベースの何か?
いや、呑んでみると焼酎ベースだ。
下町ハイボール?
いや、それ以上に甘さを感じる。
呑めば呑むほど頭は困惑状態・・・
何で作られたか分からなかったけど
初めて行くBARで、店員さんオススメカクテルでこれが出てきたら
ボクは確実にそのBARに通うだろう。
それくらい好みの味だった。
カクテルの正体を考えてると、やってきたのがコチラ
「牛はつ大串焼」
でっかっ!!!
あまりの大きさに思わず叫んでしまった・・・
大串焼というか、超特大串焼って改名した方がいいくらいの大きさ・・・
「大串焼」というメニューを置いてる酒場関係の方がこれをみると
自分の店のメニュー名と大きさを見直さなければいけないレベルのデカさだ。
先ほど頼んだカクテルの正体なんて、もはやどうでもよくなってしまうくらいの衝撃だった。
しかしデカいだけじゃダメだ
肝心の味はどうだろう・・・
肉食動物になった気分で思いっきり喰らいつくと・・・
焼き加減も最高でめちゃくちゃうめぇぇぇえ!!!
このデカさでも全く飽きがこずに、一人で全部食べれた。
人間が摂取していい動物のハツの最大摂取量ってどのくらいなんだろうか・・・
こんなに食べると身体に異変が出たりしないかな?
そんな不安をよそに、思いっきり喰らいつけた。
「豚ほっぺ大串焼」
巨大牛はつを一気に喰らいついたが、休む間なくまたやってきた大串焼・・・
豚のほっぺという事は、普段食べてる「カシラ」の部分だろうか。
相変わらずデカい大串を持ち上げると
その下には2本の串が隠れていた・・・
これでなんとなく大きさは伝わっただろうか。
そして先ほどの牛はつと同様にデカいのに大味じゃなくて
最後まで楽しめるヤツ。
カクテルは加速した・・・
野暮な事を言うかもしれないが、このカクテルをジョッキで欲しいくらいに。
卓上にあった自家製っぽいラー油の使い方は何が正解だったのだろうか・・・
ボクは串にぶっかけたりして味変を楽しんでみたのだが
あれで合ってたのだろうか。
ラー油プレイなどでもつ焼きを楽しんでると
隣の常連さんらしき方がアドバイスをしてくれた。
「兄ちゃん、スタミナにしてないの?忠弥といえばスタミナだよ」
大串焼のおかげでお腹いっぱいだったけど
ここで宿題を残すわけはいかなかったので、言われた通りにコールした。
「ひも(スタミナ)」
ニラとニンニクが効いた甘めの味付けでウマッシュっ!!
これって他の部位でもスタミナ味に出来るのだろうか・・・
店員さんに他の部位でスタミナ味コールをしようとしたが
さすがに”胃”からのドクターストップがかかったので次回の宿題となってしまった・・・
「兄ちゃん、この店の〆を知ってるかい?」
またしても頼れる隣の常連さんが声をかけてくれた。
「是非レクチャーをよろしくお願いしますっ!!」
「最初に出てきたキャベツの浅漬けをもう一度頼むんだよ。そしてそのキャベツを余ったタレへぶっ込むんだよ」
言われた通りに追加でキャベツを注文し、タレが残った皿へぶち込んだ。
よく混ぜてから、そのまま食べても美味しいが・・・
ボクは更なる刺激を求めて、ラー油もぶっかけた。
頼れる常連さん・・・
肉ばっかり喰ってたから、ここに来ての野菜がいつも以上に美味しく感じました。
少し言い過ぎかもしれませんが
この「タレキャベツ」を食べる為の、大きな肉たちだったのかもしれません。
絶対にそれは言い過ぎですが・・・
滞在時間は1時間
しかし胃袋は既に限界で満足度も高しっ!
ここよりデカい肉が喰えるもつ焼き屋さんってあるのかっ!?!?
あったら教えてくれっ!
知らなかったら自分で探すっ!!
そんなこんなで2021年もお疲れ様でした。
2022年もまた引き続き赤提灯で逢いましょうっ!!!
忠弥(ちゅうや)
住所: | 東京都品川区東中延2-10-9 |
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TEL: | 03-3783-2257 |
営業時間: | 17:00~20:00 |
定休日: | 土曜・日曜・祝日 |