新三郷「うねめ」幻のホッピージョッキを拝みにいってみた ホッピーハウス巡り その3
ホッピーハウスってなんぞや?
平成の初め頃
ホッピービバレッジの前身
コクカ飲料が樽生ホッピーを売り出すために
幾つかの酒場に協力してもらったのがそれ
全盛期は十数店舗あったそうだが
現在は数えるほどに
現存するホッピーハウスは
全て行っておかなければ・・・
普段めったに乗らない武蔵野線でやってきたのは
新三郷(しんみさと)
埼玉県なんだな・・・
IKEAやららぽーとがあるビッグシティだ・・・
北斗晶が来てそうなコストコもあるぞ
駅から歩くこと5分・・・
出たっ!!
やきとりうねめっ!!
ぬあぁぁぁぁぁぁぁ
間違いないぃぃぃぃ
以前
一之江の六兵衛をホッピーハウスだろうと突入して
「ウチは違うよ」
と 女将さんに言われ撃沈したことがあったが
ここは確信が持てる
なぜなら・・・
看板に
7号店って
しっかり表記してあるやんっ!!
まごうことなきホッピーハウス
しかもココには
お宝
があると聞いている
武酒震いしてきたぜ
トリオで乾杯・・・??
ダチョウ倶楽部とかシティボーイズとかが
中にいるのか・・・?
白 黒 ハーフの
生ホッピーのことか
よし
全種類いってやろうじゃないか
いざっ!!
扉を開けると
ホッピー足ふきマットがお出迎え
可愛すぎる・・・
これで足を拭くなんておこがましい・・・
頬ずりしたいぜ
暖簾を外に出してなかったので
そのデザインが気にはなってたが
これも可愛いっ!!
む
これ
ホッピーの前掛けの柄ではなかったか・・・?
カウンターだけの店内
薄暗いな・・・
新宿の
ぐらいの秘密基地感があるぞ
「いらっしゃ~い」
「お好きな席どうぞ~」
物腰の柔らかい
マスターと女将さん
お二人の真ん前に陣取らせて頂き
早速お宝の話を
「マスター・・・」
「なんですか」
「年代物の ホッピーのジョッキがあると聞いたのですが・・・」
「ありますよ」
「うおっ!! それで呑むことできますか?」
「お安い御用」
「ありがたき幸せでありますっ!!」
「ぬおっ!!これがっ!!」
FRESH
hOPPY
BEER TASTE DRINK
と書かれている
Hが小文字なんだな・・・
Yの左上が
刺さるようなオレンジ色・・・
現在の
のロゴは
空を仰いで笛を吹く少年のフォルムをイメージして
作られたらしいが
昔のデザインも何か意味があるのかしら
白を注いで頂きこの仕上がり
うん
hOPPY
の文字が茶色だからあまり主張されないな・・・
まぁ
控えめでいいじゃないか
「見比べてみてよ」
「あっ 今のジョッキも」
「今のジョッキより ちょっとだけ細いでしょ」
「ホンマですね」
「あと 取っ手も細くてね」
「あっ 取っ手の穴の幅が 今の方が大きいですね」
「日本人の拳が 大きくなってきたからかな」
「なるほどですね」
いきなり
クライマックスを迎えたような
興奮具合だが
ツマミも頂きたい
ホッピーをハーフでおかわりして・・・
串やき5本セットを所望
おっ
辛味噌が添えてある
東松山までは近くないけど
もつ焼きとハーフの生ホッピーが
よくあうこと
ハーフって丁度いい
白ほどガキではない
黒ほど年増ではない
女優でいえば
ぐらいの味わいだろうか
「野毛の ホッピー仙人って知ってる?」
「はいっ!! 会いに行ったことあります」
「仙人も このジョッキ見に はるばるこの店来たんだよ」
「っていうか マスター何ですかこの本??」
「先代が 昔ホッピーの人に貰ったんだと」
「ホッピー戦士物語ですとっ!!」
「もう2冊あるよ」
「わっ 埼玉屋やっ!!」
「いったことあるの?」
「昔2度ほど でもレモンサワーしか呑んでない気が」
「あはは」
「マスター この店存じ上げないです」
「なんか 元祖ホッピーハウスらしいって聞いたけど」
「1号店ってことですかね」
「どうなんだろね」
「うねめは 7号店なんですね」
「うん 先代のママが 7が好き って言ったらそうなったって」
「そうなんですね」
「青井の五月が 5号店で」
「カリスマジュンヤが潜入してました」
「カリ・・・」
「あっ すいません」
「大師前の三ツ峰が 6号店」
「いきたいですっ!!」
「あとね・・・」
「はい」
「表の のぼり も古くてね」
「はい」
「旗は生ホッピーある店しか 持ってないんだよ」
「他に かかげてる酒場あるのでしょうか?」
「浦和の弁慶にあるね」
「いってみますっ!!」
「ホッピーハウスかどうかわからないけど・・・」
「確かめてきますっ!!」
宿題店が
みるみる増えて・・・
嬉しい悲鳴だ
トリオで乾杯
最後は黒に登場して頂き
カレーライスとあわせる
ワンパクぶり
酒場の炭水化物って
なんでこんなに
心躍るのだろう
優しいカレーだ・・・
元々はメニューに無かったのだが
常連のお客さんがママさんに
「カレー作ってよ」
と 無茶振りしたところ
「いつも 家で食べてるのしかできないよ」
と 我が家のカレーを作ってくれて
「俺もくれ」
「僕も」
「パパも」
と 大好評でラインナップに加わったに違いない
知らんけど
新米おにぎりってのも気になる・・・
幻のジョッキ関係なく
通いたい酒場だぜ
うねめ
「マスター 因みになんですが・・・」
「なんだい」
「あのジョッキは 何年前からココにあるんですかね?」
「40年以上前だね」
「うねめは 基本週休2日ですか?」
「そうだね」
「ってことは・・・」
「んっ」
「1日2人が あのジョッキ使用するとして・・・」
「・・・」
「年間 週10人を50週として・・・」
「・・・」
「40年やから・・・」
「・・・」
「凄っ マスター ざっと2万人の先輩がですね」
「2万・・・」
「このジョッキの フチ舐めてますわっ!!」
「・・・呑んでるでいいじゃない」
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うねめ(うねめ)
住所: | 埼玉県三郷市采女1-230 |
---|---|
TEL: | 048-957-6839 |
営業時間: | 18:00~22:00 |
定休日: | 月火 |