酒場ナビの大人気シリーズ

『呑める◯◯屋』

 

 

 

これまでにビックリ仰天酒場を紹介して来たが

なかでも個人的に一番燃えるのが『呑める魚屋』だ。

 

 

 

 

そんな呑める魚屋がこの世にはまだまだ存在するわけで・・・

 

しかも都内に・・・

 

 

 

東大前駅へやってきた。

 

 

目的の酒場へ向かう途中に八百屋さんと服屋さんが合体してる店舗を見つけた。

 

 

『着れる八百屋さん』

 

もう意味が分からなくなってきた・・・

 

 

でも分かることはこの街は

変則的な営業形態をする店に寛容であると言うことはわかったぞ。

 

 

 

一応店に入って、服と野菜を見てると黒板に料理のメニューが・・・

 

 

ま、まさかっ！？

 

店員さんに聞いてみる。

 

 

「ここって呑めるんですか・・・？」

 

ゴクリ

唾を飲み込みながら、店員さんの答えを待った。

 

 

「あ、これは可愛いから飾ってるだけでここは飲食店ではないです。」

 

「ですよねっ！！興奮しかけましたよっ！！」

 

「ごめんね、”普通”の八百屋で・・・」

 

「いや、普通ではないですけどね・・・」

 

 

 

 

 

とにかく出だしは好調だ。

 

 

 

そんな不思議八百屋兼古着ショップからすぐのところにあるのがこちら

 

 

「魚安」

 

 

 

外観はやはり普通の魚屋さん

 

近所の方も普通の魚屋さんと思ってる方も居るだろう。

 

 

 

 

未知の世界が近所にあることを知らない人が

当たり前に居る事実も

これまた呑める◯◯屋シリーズの酔いところだ。

 

 

 

 

 

入店後、早々に飲食スペースを確認し

ひとまずガッツポーズ。

 

 

「生きててよかった」

と素直に思ったのは、言い過ぎな感情ではないだろう。

 

 

 

 

 

これを職業病と言っていいのか

 

街で普通の魚屋さんを見かけた時に

そこに飲食スペースがなく、”呑めない”のが分かると

「残念過ぎるっ！！」

と思うようになってきた。

 

 

 

 

余計すぎるお世話だが、ついつい顔見知りになった魚屋さんには

徹底的に

「ここで呑めたら最高ですよね〜。作ってみませんか？飲食スペースを。」

とアドバイスしている自分がいる。

 

 

 

 

 

お金儲けというか、これからの酒呑みたちの明るい未来を願って

『全国の魚屋さんを呑める魚屋さんにする』

というコンサルティングをやってみたい。

 

 

 

あぁ

魚屋の息子として産まれたかった・・・

 

 

 

捌いた魚をその場でお客さんに食べてもらって、一緒に美味しい酒を呑める魚屋さんをやってみたい。

 

 

 

 

 

いや、その夢は今からでも間に合うのでは？？

 

親が魚屋を経営してる独身の女性と知り合い、結婚すれば

叶わない夢ではないぞ。

 

 

 

 

マッチングアプリを登録して

検索ワードに「魚屋」って検索することから始めてみようか。

 

 

 

 

 

どこまでも膨らむ妄想を一旦制御し

店員さんに、「魚安セット」を注文した。

 

 

 

「お刺身盛」と「選べる小鉢」と「好きな飲物」で１,１００円という

 

ここ最近で一番ときめいたせんべろセットだ。

 

 

 

缶ビール、缶酎ハイ、そして日本酒まで置いてるという・・・充実っぷり。

 

 

これなら、心ゆくまでガッツリ呑めるっ！酔えるっ！！

 

 

 

少し話は変わるが

たまに飲食店で「ビール」と「日本酒」しか置いてない店があるが

「ホッピーとかレモン酎ハイも呑みたかったな・・・」って悲しい思いをしてしまうのはボクだけではないだろう。

 

 

甘くない缶酎ハイが置いてあって本当に本当に良かった。

 

 

 

 

 

そして選べる小鉢は

「メジナ白子」、「マトウダイのキモ」、「クロダイ白子」

というこだわりっぷり・・・

 

 

マスター、あんた相当な酒呑みだな？

 

 

 

 

 

プリン体多めの珍味をキンキンに冷えた缶ビールで酒ゴング。

 

自分が痛風じゃなくて本当に本当に、本当に良かった。

 

 

 

 

 

普通に魚を買いにきたお客さんたちを横目に魚屋さんで立ち呑む・・・

 

 

 

この優越感も呑める魚屋の醍醐味だ。

 

 

 

 

 

「お刺身盛」

 

 

注文されてから都度捌いてくれるお刺身盛。

 

 

 

ショーケースに陳列されている刺身でも全然良いが、捌きたてっていうのが

より酒場感を味わえて酔い。

 

 

 

 

 

 

当たり前にアルコールは加速する。

 

 

そしてまだまだ海鮮料理を食べたいという気持ちが高ぶる・・・

 

 

 

 

 

焼き魚も魚フライも野菜の天ぷらもある・・・

 

 

 

 

悩みに悩んだが、やっぱり見逃せなかったのがこちら。

 

 

 

《調理します》

・鮮魚　＋１００円で塩焼き

 

 

 

この魚たちをその場で焼いてくれるだと・・・

 

 

 

想像しただけで

喉チンコが勃起する・・・

 

 

 

ボクはマスターに焼いて欲しい魚を告げ、焼き上がるのを待った。

 

 

 

お母さん、たまには家じゃなくて

店で魚を食べてみませんか。

 

 

 

 

 

 

 

「ブリ、鮭（塩焼き）」

 

 

＋１００円払っただけで、最高の至福を味わえるのだから

焼き物はマスト注文で。

 

 

ちゃんと大根おろしを添えてくれてるところに優しさを感じる。

 

 

 

脂が乗ったブリンブリンのブリと

焼きたての鮭はアルコールどころか「白飯」も欲するヤツだ・・・

 

 

次回は白飯持参決定かな。

 

 

 

 

 

 

まだまだ世間には知られてない呑める魚屋の実態。

 

 

 

 

『マツコの知らない世界』に応募して

呑める魚屋の素晴らしさを全国放送してもらうか。

 

 

 

 

 

 

まだまだツマミのバリエーションは広く、鰻の肝があったので

それもチョイス。

 

 

 

 

 

セルフでトースターで焼けば・・・

 

 

 

 

 

 

はい、言うまでもなく完全優勝。

 

 

 

 

 

最後は「カワハギのアラ汁」で〆れば、最高の格安海鮮フルコース。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

酒場ナビを始めてもう８年目・・・

 

 

【酒場ナビ〜すいません、焼酎濃い目でお願いします〜】

なんてサブネームがあるのだが

 

いつか

【酒場ナビ〜アナタの呑める魚屋教えてください〜】

なんて名前に改名する時が来るかもしれないな・・・

 

 

 

 

 

ボクは野球が好きでたまに東京ドームへ行くのだが

ここからも近いので、これからは前打ちで使わせて頂こうかな。

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず今年中に一都三県の呑める魚屋

全部制覇するか。

 

 

アナタの呑める魚屋教えてください！！！