奈良「MARU」鹿せんべいが値上げしても店は値上げせぇへん。ちょっと怪しい激安DEEP酒場で立ち呑む
人生初の奈良酒場ナビは
最高の赤暖簾のおかげでスタートダッシュをかます事が出来た。
2軒目の酒場を目指し
奈良の夜の繁華街へ・・・
リサーチしていた酒場へすぐにハシゴするのもいいけど、まだ時間は全然あるので
せっかくなんで夜の街を散策。
はじめての街を散歩するのは物凄く好きだ。
「あ、蔵ってここにあったんか・・・」
遠くから良さげな酒場を見つけて、近づいてみると
そこは以前イカと味論が訪問済みの酒場だった。
だったらここは一旦スルーとして・・・
さぁ、どこへいく?
1軒目が最高だっただけに2軒目の酒場選びが慎重になる。
ボクははじめての街で呑む時に
立ち呑みへ行きがちだ。
理由は店員さんや常連さんに気軽に話せて、すぐに距離感が縮まり
色んな情報が得られるからだ。
これに関しては既に何度も立証済みなので
チェックしていた立ち呑み屋へ向かった。
雑居ビルの3階にあるStanding Barとな・・・
実に怪しいぜ
ダッシュで階段を駆け上がり、3階へ向かった。
「MARU」
店内から笑い声が聞こえてくる。
期待を膨らまし、ライドオン。
生活感が溢れまくってる店内がディープで酔い。
カウンターオンリーの立ち呑み酒場で
お願いすれば椅子も出してくれるっぽい。
既に酔われてる先輩が、若手のお客さんに楽しそうに絡んでいる。
本当にどこでもみる光景だ。
「何呑みます?」
そういってマスターはメニューを渡してくれた。
なぬ!
ドリンク1杯300円〜やとっ!?
「チューハイ」
「300円ってめっちゃ安いっすね!」
「そろそろ値上げ考えてんのやけど・・・まぁまだええっかってとこやね」
「たくさん呑ませてもらいますっ!!」
「料理はこっから3品選んでください。3種盛りで300円です」
大皿に盛られたおつまみがどれも魅力的だ・・・
揚げ物はスルーして、健康的なヤツを3つ選ばせていただいた。
3種盛りで300円って・・・
昼にみた奈良公園の「鹿せんべい」は150円から200円に値上がりしたというのを聞いたが
こちらも値上げをするべきではないのか・・・
「値上げはまだ考えてへんなぁ〜」
酒と書かれたキャップ被るマスターの酒に対する熱意をビンビンに感じる。
ボク以外のお客さんがみんな仲良く喋っている。
普段はあまり自分から話しかけないが、せっかく同じ空間で呑んでるんだし
奈良の情報を色々聞きたかったので
隣の学生さんに話しかけてみた。
「ここよく来るんですか?」
「初めてなんですよ!」
「なんでこの店選んだんですか??」
「食べログの写真見て良い感じやったんで来たんですけど・・・店の雰囲気、全然写真と違いました(笑)」
「ほんまやっ!!ネットの写真と全然違うっ!!」
「でも楽しいんでもうここで3時間以上呑んでます。良い意味で騙されました」
君たち絶対出世するよ。
一人寂しく呑んでるボクを見かねて、奈良の先輩がわざわざ店まで来てくれた。
「ところでジュンヤ、鹿はもう見たか?」
「はい、昼間に見ました!」
「いやちゃうねん、鹿は夜みた方がいい」
「え、なんでなんですか!?」
「夜徘徊してる鹿たちは鹿小屋に帰らない”BAD KIDS”たちやからなかなか強気よ」
「スティックパン持ってたら、めちゃくちゃ囲まれるしあとで行こうぜ」
「ついていきます!」
さすが奈良のハイスタと言われてるだけあって
イケイケな提案をしていただいた。
「明日ちゃんと天理ラーメン食べてから東京帰れよ」
「近鉄奈良駅から難波駅向かう電車は、日本人見つける方がムズイからなぁ」
楽しい奈良トークに300円のアルコールは次々となくなっていく。
ボクが思う奈良人の印象って・・・
京都人ほど丁寧ではない
大阪人ほど荒くない
そのちょうど良い間かな。
京都人も大阪人も和歌山人も滋賀人も
たまには奈良へ遊びに行ってはいかがですか。
華MARUに仕上がった奈良の夜・・・
MARU(まる)
住所: | 奈良県奈良市林小路町13 |
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TEL: | 050-5890-2528 |
営業時間: | 17:00~23:00(L.O22:30) |
定休日: | 日曜日、但し祝月曜日の場合、日曜日営業します。祝月曜日代休になります。 |