赤土小学校前「九州屋蒲鉾店~三好弥」呑める蒲鉾屋さんから下町洋食ガールズバーへ
マラソンが趣味だ
と言っても
42・195キロ走るわけではない
むかしむかし
雑誌酒とつまみに連載されていた
ホッピーマラソンの企画名をなぞり
共通点のある店舗をいくつも巡ることを
マラソン
と呼んでいる
今日の種目は
三好弥
現在
東京に20店舗ほど営業している
洋食屋さん
荒川区東尾久らへんから
香ばしさが漂っている
舎人ライナーに乗って
やってきたのは
やってきたのは・・・
覚えては忘れる・・・
この駅名なんて読むんやっけ・・・?
せきどしょうがっこうまえっ!!
あかど
かぁぁぁぁ
熊本に赤ど漬けという
郷土料理があるらしい
次はそれを紐づけて思い出そう
赤ど漬けを忘れるんやろなぁ
駅から少し入ると
いかにも下町
セント酒もできるが・・・
一旦様子を見よう
おやっ
おぐぎんざ・・・
下町名物ふれあい夕市ですとっ!
土曜日に開催となっ!
今日は何曜日だっ?
やたっ 土曜日だっ!
時刻もちょうど16時過ぎ
なんたるいいタイミングっ!
毎月第一第三土曜日開催・・・
今日は・・・
うわぁぁぁぁぁ
第4土曜日やぁ
ずいぶんともてあそばれたが
それでも商店街は賑やか
通常運転でこの大盛況って
素晴らしいな
おぐぎんざ
おっ
この蒲鉾屋さんシブいなぁ
練り物めっちゃ種類あるやん
こんなん見せられたら
住みたくなっちまうぜ
せきど
いや
あかど小学校前
うひょー
おでんテイクアウトできるんやぁ
むむっ!
ちょいまちっ!
ベンチが
設置されてるってことは・・・
「すいませーん あの・・・」
「いらっしゃ~い」
「ココで食べれるんですか?」
「どうぞ~」
「・・・あの」
「ん」
「つかぬ事をお伺いしますが・・・」
「なんですか」
「ビール買ってきて呑みながらでも・・・」
「あはは どうぞどうぞ」
「ヒャッホイ! 買ってきます!」
こうなったら予定変更
お目当ての店の前に
ここで一人0次会だ
1次会も一人だが
それにしても
聞いてみるもんやなぁ
なんか以前も
全く一緒のシチュエーションあったよな
せやっ!
三ノ輪の田川商店やっ!
近所のスーパーで
ビールとプラコップも購入
缶から直接より
コップに移して呑むほうが好きだ
ビールがぬるくならないうちに
急げ急げ
「すいませーん」
「おかえりなさい」
「えっと 牛すじと」
「はーい」
「この赤いのは紅ショウガですか?」
「さくらエビなの」
「じゃあそれと これはシイタケですか」
「シイタケの傘に すり身を入れてね」
「こつこつ庵の ギョロッケのごたる」
「ん?」
「それと ぎょうざ巻き下さい」
「はーい そこにカラシあるからねぇ」
「ありがとうございます」
ぬほっ!
おでんからの
晴れ風からの
自転車人が行き過ぎる眺め
最高やん!
調子乗って
4種類も頼んじゃった
先ずは汁から
ジュルリと
旨っ!
昆布とカツオで
しっかり出汁取ってるのが
伝わってくる
全く違うかもしれないけど
関西風のお味
九州屋・・・?
「すいません」
「はい」
「なんで東京なのに 九州屋なんですか?」
「杉並にあった九州屋ってとこで 修行してね」
「ソコの暖簾分けのような」
「そうね」
「その杉並の九州屋さんは・・・」
「九州から来てたみたい」
「納得です!」
さくらエビ
美味しいじゃないか
練り物の味が先に来て
そこにさくらエビが追っかけてくる
枝豆の食感も心地いい
これ
シイタケ好きにはたまらんな
シイタケから出るダシを
すり身が受け止め
旨味全集中
ぎょうざ巻きって
誰が考えたんだ
蒲鉾屋さんて常に
なんか練り物で巻けないかなぁ
ってアンテナはってるのかしら
考えすぎて
わけわからんようになって
迷走してしまうだろうな
ぎょうざ巻きがあるなら
春巻き巻き
があってもいいだろ・・・
語呂もいいし・・・
それを肉で巻いたら・・・
肉巻き春巻き巻き
それを牧秀吾と結婚した
後藤真希に食べさせれば・・・
牧真希が肉巻き春巻き巻きマキまきMAKI
ボカーーンッ!!
と
後藤真希マキ多すぎて爆発コント
みたいになってるんだろうな
知らんけど
おふぅ
トロットロの肉から
噛むほどに溢れ出す
旨味たるや
おでん界ナンバーワンじゃないか
この牛すじ
これ自分へのお土産に
後ほど買って帰ろう
ちょうどアキレス腱も痛いし
今夜は
同物同治祭りじゃ
ほろ酔い・・・
移り行く景色を見ながら
なんと気持ちのいいことよ
いい寄り道ができた
さぁ
本来の目的地に向かいますか
カリスマジュンヤが興奮していた
今は残念ながら休業している
を通り過ぎ・・・
出たっ!
三好弥っ!
年季が入って
いい面構えじゃないか
あっ
17時開店と思いきや
17時半だったか
いいんです
食品サンプル見て待ちますんで
一番上の陳列は酒しかない潔さ
酔わしてくれる三好弥だぜココは
おっおっ
いよいよですなぁ
お姉サマが暖簾をかけられた
一番乗りだな・・・
いざっ!!
酒場あるある
一番乗りと思って入店しても
なぜかもう呑んでる人が居る
あなたに憧れるぜ先輩
店員さんは3人で皆様女性
向島の岩金と同じくの
ガールズバーだ
女性が切り盛りする酒場
花飾られがち
壁のメニューを
ジロジロリ
まぐろ中おち
あじたたき
煮込み
ブリカマ
ココは洋食屋の皮を被った
呑み屋じゃないか
ここいらのツマミから
始めるつもりだったが
おでんでもう下地はできている
いきなりメインディシュを
オーダーしよう
三好弥のルーツは
愛知県三河
であるからして
THE名古屋メシの
味噌かつ
を提供する店舗が多く
ココもその一つ
今日はそれをツマミに来た
「すいませーん 瓶ビールと」
「はーい」
「味噌かつ単品 小さめカットでお願いします」
「はいはーい」
小さめカットがすんなり通るのが
呑み屋たる所以だ
ビールと共に
漬物が出てくるのも
呑み屋たる所以
ちょっと口に塩分があったほうが
ビールは旨い
嬉しおす
「はーい お待たせぇ」
「ありがとうございます」
待ってました
味噌かつっちゃん
茶色に焦げ茶色がかかって
旨そうなんの
関係ないけど西川口に
っていう店名のお弁当屋さんが
できたみたいです
甘い旨いっ!
時々食べたくなる
この力強い甘さ
以前
味論と名古屋酒場を巡った時は
この味にハマりまくり
という酒場疾患にかかってしまった
一口食べて
再発しちまったな・・・
噂によると
浅草千束の三好弥の味噌かつは
仰天するぐらい濃厚だそうな
食ってみたい・・・
って
三好弥に居ながら
他の三好弥のことを考えてるなんて
なんたる酒場不埒
目の前の風景を
楽しまなければ
ハイボールにチェンジして
ダラダラと
ツマミは濃ゆいし酒は硬てえし
長くもつぜこりゃ
あこがれの先輩が
女将さんに尋ねた
「今日アレあんの?」
女将さんは
「あるよ」
と答えた
2分後
女将さんが先輩のテーブルに置いたのは
馬刺し
だった
シビレるねぇ
馬刺しで呑れる洋食屋
浅草店もいいが
深追いすべきは
せきど
いや
あかど小学校前店のようだ
また来ます
外に出ると
人懐っこいヤツがいたので
にらめっこしてやった
あっ
牛すじ買って帰んの忘れた
こっちの
酒持ち込みOKおでんもどうぞ
↓
九州屋蒲鉾店(きゅうしゅうやかまぼこてん)
住所: | 東京都荒川区東尾久4-31-11 |
---|---|
TEL: | 03-3800-0328 |
営業時間: | 09:00 - 19:20 |
定休日: | 火 |