知らない街へ行くのが好きだ。

 

 

初めて舞い降りた街で最高の酒場に出逢い

その街にしかない料理やお酒に出逢えると、それはもう最高でしかない。

 

 

 

時間とお金があれば、４７都道府県好きな時に好きな場所へ行くことが出来れば

それはもう最高の人生だがやっぱりなかなか現実的に厳しくて・・・

 

 

しかし東京という街はやっぱり凄く

もう１０年以上住んでるが、行ったことない街はまだまだ山のようにある。

 

 

 

 

この日、ボクは東京の西側で予定があったので予定終わりにちょいと一杯飲りたくて・・・

 

 

 

京王多摩川という駅に初めて降りてみた。

 

 

基本的に酒場が目的でわざわざ電車に乗って知らない街へ行くことが多いのだが

この日は帰り道にあえて途中下車をして、酒場を探すスタイルだ。

 

 

 

 

でも知らない駅で降りて、名店と出逢うことって出来るの？？

なんて思うでしょう。

 

 

大丈夫です。

 

そんな時の為に常日頃ケータイのメモやGoogleマップに気になる酒場をチェックしているのです。

 

 

 

もし周辺でチェックしてた酒場がなかったとしても

我々レベルになると、１０分少々の時間をくれればすぐに幾つかピックアップ出来るネットの検索技術があるのです。

 

 

『Google名酒場検索検定』

 

なんて試験があれば、なかなか上位を目指せるのではないでしょうか。

 

 

 

ほらみてください

駅を降りれば、早速気になる看板が・・・

 

 

『地域貢献&行政協力企業』

 

ホッピービバレッジ（株）

 

 

 

 

この街とホッピーに何が関係あるのか・・・

 

 

あとで調べてみよう。

 

 

 

 

 

小雨が降るなか、たどり着いた目的の酒場は・・・

 

 

 

 

「明月苑」

 

 

火が沈み始めたおかげで遠くから分かった黄色に光る看板はまさに明るく輝く月のようだ。

 

 

 

 

 

すりガラスで中が見れない中

少しドキドキでライドオン。

 

 

 

 

「さっき電話で予約した者です」

 

「そこのテーブルどうぞ〜」

 

 

縦に長い店内で

奥からママさんが出てきてくれた。

 

 

 

 

この店にホッピーは・・・

 

 

 

あった！やっぱりあった！

 

 

 

「黒ホッピーセット」

 

 

 

腹ペコの状態で黒ホッピーを流し込み

メニューと超真顔で睨めっこ。

 

 

 

今宵はこの最強メンバーでどう組み立てるか・・・

 

 

敵無しソフトバンクの監督って、毎日こんな感じで悩んでるんかな・・・

 

 

 

「みぶなキムチ」

 

みぶなってなんやったっけ・・・？

 

 

その正体を聞くなんて超御法度だ。

 

気になるツマミは店員さんに聞く前に注文しろって

〔酒場ナビ酒訓〕にはそう記載してある。

 

 

結果的にみぶなキムチをチョイスしてよかった。

 

 

 

 

 

ロースターに火がつき、こっちの胃袋の準備も完璧だ。

 

 

 

 

 

メニューに「ニンニクホイル焼」に赤線が引いてあったので

思わず注文したのだが、こいつが後半にだいぶ仕事をしてくれるんだろう。

 

 

 

 

 

「厚切り牛タン塩」

 

 

 

厚切りに切られた大きな牛タンが２枚

 

１枚８００円すると考えると牛タンって高級部位だ。

 

 

 

それでも絶対に注文してしまうのが牛タンの強さを証明する。

 

 

 

 

 

 

自分の好みの焼き加減でロースターから”救い”

さらに全体にレモンを絞るという拷問を・・・

 

 

牛の柔らかい舌が

ボクの喉ちんこを勃起させる。

 

 

 

 

 

「カルビ」

 

 

注文すると「辛さはどうしますか？」と聞かれたのだが

しっかりタレに漬け込まれた肉がやってきた。

 

 

辛いもの好きなボクとしては

タレの辛さを選べるなんて嬉しい誤算だ。

 

 

 

 

「ホルモンミックス」

 

見るからに旨そうなホルモン・・・

 

今からコイツと向き合うっていうのに、ジョッキのホッピーが足らなさすぎたので

ホルモンを置いて立ち去るママさんに、すかさず追加焼酎を高速コールした。

 

 

 

 

厨房はマスター

ホールはママ

 

だいぶ忙しそうなんで、追加注文のタイミングには気をつけたいところである。

 

 

 

「ハラミ」

 

 

濃い目のホッピーと肉を口に頬張る幸せのループ。

 

 

良い感じにお腹が空いててくれて本当に良かった。

生きてて良かった。

 

 

 

 

 

思わず溢れ出る勝利のガッツポーズと笑み

 

皆さん、悩んでる暇があったら

近くの焼き肉屋さんへ行けば良いですよ。

 

 

多少値が張るかもしれないですけど、悩みがぶっ飛んで明日から頑張れると思えば

安いもんですから。

 

 

 

 

ホッピー外１に対し、中３をちょうど良い感じに呑みきったところで

隣を通りかかったママさんにコール。

 

 

「すみません、酎ハイと・・・ライスもくださいっ！！！」

 

 

 

思わず出てしまったライスコール

自分を褒めてあげたいナイスなタイミングでのライスコール

 

 

 

これほどタレ感の強い肉をライス無しで闘うなんて

そんなもんバット無しでバッターボックスに立つようなもんですよ。

 

 

ボクは昔の長嶋茂雄になれなかった・・・

 

いや、ならなくて良かった。

 

 

 

ここの肉とライスとホッピーのコンボ・・・

 

ウマッシュっ！！！！

 

 

 

 

「まだイケる」

 

 

我が胃袋はそう合図している。

 

 

隣席の常連さんらしき方がしゃぶりつくモノが気になったので

〔ツマミ泥棒〕をやってみた。

 

 

 

 

 

 

「豚足」

 

コラーゲンの王様

 

冷えたコイツをそのままタレにつけて、しゃぶりつくのもいいが

ボクは俄然熱を入れたい派・・・

 

 

炙られて柔らかくなった豚足をしゃぶりつく。

 

 

煮込まれてプルプルの豚足も良いビジュアルだが

豚足は絶対に炙りたい！

 

 

 

 

 

しゃぶってる間に思い出した、この街とホッピーの関係性・・・

 

 

手の空いた店員さんに聞いてみると

単純にホッピービバレッジの工場が近くにあるとのことだった。

 

 

 

 

ホッピーに愛された街・・・

素敵です。

 

 

 

謎が解けたところで最後に〆の麺をいきますか♪

 

 

完全にオレの胃袋はバカになってた・・・

 

 

 

「コムタン麺」

 

もうすでにお腹いっぱいだが、別腹というものがある。

 

 

 

女子がいう食後のスイーツと同じくらい

ボクは焼き肉屋の「温麺」が大好きで別腹だ。

 

 

 

牛出汁が効いたスープとコムタン麺で〆る。

 

 

もうオレの体内にストレスというストレスは全て居なくなったかな。

 

 

 

 

皆さん、生きるって大変ですよね

 

今日もお仕事お疲れ様です

 

しんどいですよね

働きすぎてませんか？

 

 

今日くらいはちょっと高い肉を食べに行ってもいいじゃないですか

 

 

大丈夫です、きっと何事も上手く行くはずです。

 

 

 

この夜に美味しい肉と酒が気軽に食べれる環境がある限り・・・

 

 

 

 

 

 

 

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