
いつまでもあると思うな親と”金沢中央味食街” 「鬼のパンツ」他
金沢酒場珍道中
なかでも一番注目していたのは「金沢中央味食街」
まだ店がどこもオープンしていない時間にしっかり調べをし
そのまま金沢おでんの店へ直行した。
金沢おでんを堪能して
再び金沢中央味食街へカムバック。
さぁ時は来た・・・
明るい時間に来た時でも雰囲気バキバキだったが、やっぱり酒場の灯りがつくと更に雰囲気は酔い感じだ。
目的の酒場は酒友にオススメされたこちら
「丹波路」
信頼出来るサカバーが
”ここのママが兵庫県丹波篠山市出身”と教えてくれたのが決め手でもあった。
だから店名に丹波がつくのだろう。
丹波篠山市といえば、ボクの地元福知山からも近いところにある街なので
まぁ話はそれなりに合うだろうと突撃を決めたのだ。
時刻は17時45分
ドアを開けるとママさんが一人
「ごめんねぇ〜18時からだからまだオープンしてないの」
こちらのリサーチミス
まぁまぁこんなことはよくあることだ。
他の店に行こうかと思ったが、大体の店が18時オープンとのことだったので
少しだけ待っておけばよかったのだが
この15分は今のボクにとっては大事な時間だったので、次の酒場へ向かうことにした。
そして近くの「やきとり横丁」で時間を潰した・・・
いや、時間を潰すなんて表現は失礼だ。ウォーミングアップをしたのであった。
店を出て準備運動も完璧だ。
さぁ、いよいよ味食街へ行きますか。
と
言いたいところだったが、ケータイの充電問題で一旦ホテルへ戻ることに・・・
ホテルから味食街へ行こうとすると
見つけてしまった立ち呑み屋・・・
「ちょい吉」
1杯だけ・・・
いや、2杯だけ・・・
15分くらいだけ呑もう
そう決意し、ライドオン。
優しそうなママさん、ワンオペの立ち呑み屋
壁には沢山の写真やメッセージが
情報量の多い店だぞ。
何となく普段呑まないスパイス焼酎の「カルダモン ソーダ割り」をチョイスして酒ゴング。
ママさんとちょっと2杯のつもりが
さすが立ち呑みだけあって、すぐに隣の常連さんとお話出来ることに。
2杯が3杯・・・
3杯が4杯・・・
これで帰ろうとすると、常連さんが1杯奢ってくれて・・・
だったらボクも奢り返しますよってことで6杯目・・・
やばいぜ、普通にガッツリ呑んでしまった・・・
このあと丹波路行くんですよなんて話をしてると
「あそこは良いよ〜」ってママさんもオススメしてくれた。
キャッシュオンスタイル
お金入れに多めに出してた札たちは見事に全部消えていたな。
さぁさすがにそろそろ出ますか
ってタイミングで、見つけてはならぬもの大発見・・・
「えぇ!ママさん、なんでやきとんやまじのステッカーあるんですか!?」
「やまじちゃん、東京から金沢来た時はよく寄ってくれてたのよ」
ボクと同じく渋谷区幡ヶ谷の町で
女一人でもつ焼き屋を経営してる女ホルマーのやまじちゃん
同い年というのもあって、仲良くさせてもらっている。
「へぇ〜あの子と友達なんだぁ」
そんなこんなで結局ちょいと一杯のはずが、結局呑み過ぎてしまった・・・
すっかり夜が深くなってしまってから、再び味食街へライドオン
まだ店に入ってないのに、外観から滲み出る良さに
喉ちんこは勃起を超えて肥大化している・・・
しかしボクはタイム酒ケジュールを大幅に狂わせてしまった。
時刻はすでに23時を超えている・・・
目的の「丹波路」の暖簾をくぐってみると・・・
席は満席、しかも・・・
「ごめんねぇ〜もう今日はこれで終わりなの」
とのことだった。
あと30分早く来れれば・・・
お楽しみは90分・・・
先ほどの「ちょい吉」の貼り紙を思い出した。
そういうことだったのか。
でも後悔はしてません
酒場での出逢いは大事にしたいんでね。
終わってしまったことは仕方がない
まだまだ味食街にはお店がある。
味食街を1周まわって、何となく酒場センサーが反応したこちらにライドオン!
「鬼のパンツ」
このお店に入ろうと思った決め手は2つ
一つは店名のカッコよさ
もう一つは外から聞こえて来た店内の活気さ
いざ、ライドオン!
当たり前だけど、こちらもカウンター席のみの狭い店内
一番左の席がボクの為?に1席だけ空いてた。
「いらっしゃ〜い!そちらどうぞ〜」
ライドオン大成功!
店員さんはまさかの金髪若手女子!
「生ビール」
「確定申告もう終わったの?」
「えっとねぇ輪島市は、アレの影響で1年遅れてるの」
カウンター席に座る4人組さんのお一人は
能登半島からやってきたようだ。
地震の影響で確定申告まで変わって来るんですねぇ・・・
「お通し」
「じゃ、お姉ちゃん俺たちはお会計で!ありがとね」
まぁまぁ出来上がった状態で先輩たちは次なる酒場へ向かっていかれた。
さぁ
ツマミは何にしようか・・・
お好み焼きは胃のキャパ的にもう無理だな・・・
となると
やっぱりここはネーミング任せで・・・
「鬼パン焼きくださいっ!」
【酒場ナビ酒訓】
第3条 店名の付いた料理は必ず注文せよ
第15条 正体が分からない気になるメニューは店員に聞く前に頼め
にのっとって
「鬼パン焼き」と言うのをチョイス。
すると店員さんは親切に
鬼パン焼きがどんなモノかと言うのを説明してくれた。
想像と違うのが来たら困るだろうと思って教えてくれたのだろう。
お姉さん、大丈夫です。
何が来てもボクは動じません。
さすがに「鬼のパンツ」を焼いたヤツが来たら
スタンディングオベーションしますが・・・
お客さんはボクだけになったので
ママさんにお酒をご馳走し、しばし談話。
ママさんは大阪出身でひょんなことから金沢へやって来て
金沢にハマってしまい、ひょんなことから金沢のこの地でお店を任されることになったとのことだ。
生きていれば色々あるよなぁ〜
酒場の数だけ、店主のドラマあり。
「焼酎鬼嫁(麦)ソーダ割り」
聞いたことない「鬼嫁」という焼酎を頼んでみた。
「ご結婚されてるんですか?」
「いえ、独身どころか彼女もいません」
こいつなんで鬼嫁ってお酒注文したんやろ?って思われてないだろうか・・・
考えすぎか。
「鬼パン焼き」
関西人でこれ嫌いなヤツおらんやろってくらいのビジュアルのが登場。
半熟ふわふわの玉子の上にソースマヨと青のりが良いバランスでトッピング
こんなの食べなくても分かる、絶対に旨いヤツ!
しかもですよ
中をみると・・・
ハンバーグ入りっ!!!
子供も大人も大歓喜の一品ではないか。
そこまでお腹空いてなかったけど、一人で余裕で完食。
「お姉さん、この後どこか呑みに行こうと思ってるんですけど、なんか良さげなところありますかね?」
「時間も遅いですし、新天地へ行くと良いと思います。HARUってBARがあって、そこの女店主さんが音楽好きなんで多分お兄さんと話合うと思いますよ」
良い情報も手に入れた。
夜は早く締まると言われてる味食街で遅い時間までやってくれてありがとうございました。
そしてこのあと、言われた通り新天地のお店に行ったのだが
そこでの出逢いが今回金沢ツアーの大ポイントになるとは・・・
続く
鬼のパンツ(おにのぱんつ)
住所: | 石川県金沢市片町2-13-8 |
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TEL: | 090-9443-3293 |
営業時間: | 18:30 - 23:00 |
定休日: | 月・日・祝日 |