
【呑める臓物販売店】オシャレ京都シティでディープ呑みをしたかったら、京都駅の南側を攻めろっ! /九条「荒西商店(ARANISHI)」」
朝5時、いつも通り我がオアシス幡ヶ谷 ニューウェーブ ネオ大衆スナック 「SMASH!」で
この日の営業が無事終わった。
共に戦い終えた戦友と
「打ち上げ行くか」
みたいなノリになるのは当たり前だ。
この時間だと近くの早朝酒場「山形屋食堂」が無難だが
戦友とボクはベロベロでハイテンションだ。
「せっかくやし、ちょい遠出しましょか」
「川崎あたり行って朝呑みかまして、銭湯でも行きます?」
「いや、もっと攻めてもいいなぁ〜」
「・・・・・」
「そうだ!京都へ行こうっ!!」
朝9時京都駅着
男性ならわかってくれるだろう
酔った勢いのその場の無茶な悪ノリ
一度、その誘いに乗ってしまったらもうあとに引けない状況・・・
「やっぱりオレやめとくわ」
なんて言うもんなら死ぬまで一生”ヘタレ”扱い
でもどちらかが勇気を出して
「やっぱり打ち上げは近場にしときません?」
って言えればこんなことにならなかった。
あの時のボクたちはバカだったかもしれない
でも攻めた結果の失敗は、ボクは何度でも経験すればいいと思っている。
打席に立たないとホームランは打てない
パンチと打たないとKOすることは出来ない
ステージに上がらないと光り輝くことは出来ない
そう信じて今まで生きてきたじゃないか。
早速朝から呑める酒場を求め
勝利の美酒を浴びに
京都駅から”南方向”へ我々は歩き出した。
京都駅から南へ歩くとすぐに東九条という街があるのだが
実はこの辺はコリアンタウンなのだ。
映画「パッチギ」で舞台になった街で有名である。
そんな街にある気になってた酒場・・・
白い看板に生き血で書かれたような渋い文字で
「生ホルモン」の看板が目印
「荒西商店」
どうやら生ホルモン専門の精肉店のようだ。
土地柄、ここのホルモンなら大いに期待ができそうだぞ。
見ての通り朝から全力営業中の荒西商店。
「てっちゃん」
「ホソ」
の文字がいかにも関西っぽい。
そんな荒西商店に隣接するのが、食堂「ARANISHI」
目当てはこちら
「すみません、隣の店で呑めますか?」
店員さんに聞いてみると
「こっちは12時からやねん、ごめんなぁ〜」と
まさかの返答が・・・
あれ?
京都駅に着いた時、一応電話で
「今お店やってますか?隣の食堂で呑めますか?」
と聞いたところ
「やってますよ〜隣でも呑めますよ〜」
と言われたのだが・・・
「今精肉店はやってるけど、食堂は12時からな」
という意味だったのだろう・・・
これは思わぬ誤算・・・
12時までの時間を散歩と他の酒場で補うことにした。
「ここ元やーさんの事務所やねん」
この辺が地元だという旅の相方が当時の思い出話付きで
色々教えてくれる。
これは12時まで時間が経つのが早そうだぞ。
結局2軒酒場を周り、時刻は13時くらいになったところで
「荒西商店」へカムバック。
うん、やっぱりこの独特の外観
〔酒場センサー〕がビンビンに反応するな。
さっきまでは準備中だった看板も営業中になっててガッツポーズ。
すぐさまライドオンっ!!
どうやら店内は2階にあるようだ。
入店後、即カッコいい螺旋階段がお出迎え。
ウキウキの我らは
口笛吹きながらスキップで駆け上がった。
THE昭和レトロな喫茶店のような雰囲気
これはゆったりとホルモンを満喫出来そうだぞ。
おっと、紹介が遅れました。
こちらが今回無茶な打ち上げに同行してくれた戦友です。
食で全国を旅する職人
その名も「旅食人」っ!!
昨日から呑みっぱなしで、すでにお互いベロベロです・・・
メニューチェックといきましょうか。
メニューを見て驚愕
日替わりサービスセット570円っ!?!?!?
このご時世570円でライスサラダみそ汁付きの日替わり定食が食べれるなんて
リアルに毎日来たいやつやん・・・
この店の虜になってしまったら、逆に定休日の日曜日は何を喰えばいいかわからなくなっちゃうな・・・
どうやらえげつない食堂に出逢ってしまったようだぞ。
「瓶ビール」
メニュー見ただけなのに、興奮してフルボッキしてしまった喉ちんこを
一旦落ち着かせるために瓶ビールで沈静化させる。
ホルモンカツ
約10個入ってて単品300円って・・・
1個30円やんっ!!
ほんで小さい文字で目立ってないけど、カレーコロッケに関しては40円っ!!
小学生が駄菓子感覚で食べれる値段設定やんけっ!!!
ありえない価格設定・・・
沈静化してた喉ちんこが再び勃ち始めるのが、自分の喉で確認できた。
お金持ちになったらここで
思いっきり腹を減らして、金額を気にせず腹一杯いろんなもんを喰ってやろう。
もつ味噌煮込み・・・
気になりすぎるけど、今回は胃袋のキャパ的に注文するは無理そうだな。
「煮こごり」
どんな煮こごりが来るのか気になって注文したのだが
ホルモンの煮こごりだ。
初めて食べる味でこれは新感覚で
ウマッシュっ!!
「もつ焼き」
内臓が6種類も入れば、旨みも6倍
・・・
いや、体感では旨み10倍くらいに感じたぞ。
精肉店だからこそ出来る
ホルモンのオールスター焼き、恐るべしだな。
「ホルモンカツ(レバーとミノ)」
サクサクに揚げられたホルモンのカツが大きなお皿いっぱいにやってきた。
こいつらを
卓上の辛口ソース、甘口ソースで食べれば、それはもう最強のお酒のお供。
沢山あったホルモンカツも更に塩や醤油なども加えて味変すれば
最後まで楽しめます。
ARANISHIの前にホルモン天ぷらの店に行ったけど
ホルモンが別腹って言いますからね。
普通に美味しく完食させていただきました。
お会計は1階まで降りて、精肉店にて。
ご馳走様でした。
あなたが知らない京都、まだまだあります。
京都観光スポットはもう死ぬほどネットに上がってると思うんで
京都観光酒ポットは酒場ナビに任せてね。
旅食人との京都ぶらり旅
まだまだまだまだ続く・・・
ARANISHI(アラニシ)
住所: | 京都府京都市南区東九条宇賀辺町63 |
---|---|
TEL: | 075-682-2477 |
営業時間: | 12:00 - 14:00 、17:00 - 20:00 |
定休日: | 日曜日 |