
【金沢完全攻略】これがオレ流の『金沢ハシゴ酒スペシャルコース』だ!!! 「初ふね茶屋」
金沢編ばかり続いてすみません。
これで金沢酒場ナビは一旦ラストになりますので、是非最後までお付き合いください。
記事の最後にはボクなりに考えた究極の金沢ハシゴ酒を紹介しますので・・・
昼から金沢町中華な『ミラクルアケミのお店』を後にして、向かった先は・・・
店内で会話にもあった「昔はこの辺にポルノ映画館があった」
と言うのを思い出して、肩くんの記憶を頼りにその場所へ行ってみることにした。
「多分この辺やと思うんですけど・・・」
「多分ここにあったんですよ。跡形もなく無くなってますね」
「そっか・・・じゃあもう今日はこの辺で終わりにするか・・・」
「近くに昼からおばあさんが一人でやってる店あるんですよね」
我々は勝手にその酒場がある方向へ歩き始めてたのであった。
「ここの地下なんですよ」
「やってたら1杯だけ呑もう。やってなかったらもう解散でボクはもう帰ろうかな」
良い加減そろそろ東京方面に帰りたい気持ちと
ラストもう一杯だけ呑みたいなって気持ちが交錯する・・・
さぁ地下の様子はどうなっている・・・!?
やっている!!
金沢延長戦決定っ!!
11時〜22時までの通し営業
11時30分〜13時30分まではランチ営業もしてるのか
しかも650円って安っ!!
日曜日骨休みって表記カッコいいな
”昼呑みやってます”にハートを刺された絵
素敵だっ!!
「初ふね茶屋」
暖簾を見るからに
どうやら「初ふね」という日本酒があるんだな。
店内へライドオンすると待ち構えてたのは・・・
ママさん・・・
いや、いぶし銀漂う女料理人だ!
店内の雰囲気、そしてママさんの渋さ
これは無理して来て良かったぞ。
時刻は14時45分・・・
店内は既に常連さんたちがカウンターでしっかり呑られてる。
さぁ何を呑もうか・・・
まさかの日本酒は「初ふね」じゃなくて「立山」っ!!
何故なんだママさん・・・
呑みたかったレモン酎ハイは無さそうなんで
結局やっぱりコイツの出番
「ホッピー」
おっと、焼酎は別グラスで出してくれるシステム
自分の好きな濃さで作れるのが酔いね。
「お通し」
お通しはタコを煮込んだヤツ
やはりママさん、料理には相当自信がありそうだな。
既にお腹はいっぱいだが、料理のラインナップはどうだろう・・・
おでんをメインに
刺身、焼き魚・・・
スペアリブ赤ワイン煮に豚足だとっ!
「ごり煮ありますか?」
「ごめんね、もう売り切れちゃったの」
だったらスペアリブいきたいところでしたが、胃袋のキャパ的に・・・
「昆布締め さわら」
昆布締め・・・
調べてみると発祥は富山との事だ。
先ほどの日本酒立山も富山のお酒だが
ママさんはもしかして富山の方なのだろうか?
酔ってて聞くの忘れちゃったな・・・
ただでさえ旨いさわらの刺身を一手間加えて、昆布で締める
旨みが倍増して、これはウマッシュっ!!
さわらだけじゃなくて、世の刺身全部昆布で締めたら良いのにって思ったくらいだ。
ていうか魚だけじゃなくて、鶏肉なんかも昆布で締めたらより美味しくなるのでは!?
って思って調べてみると
やっぱり既に富山名物でそんな料理あるみたいですね。
昆布締め・・・
最高です。
「いいちこ お湯割り」
店内の空気感は既に”温まって”いる。
お湯割りに切り替えて、ボクも身体の中から更に温める。
やはりママさんのおでんを喰わずに東京へ帰る訳にはいかない!!
結果、大根とがんもどきを選んでしまって
全く金沢おでんの要素はなかったがまぁそれもブレの範囲内・・・
ボクはママさんが作った”出汁”を感じたかったんで。
入店から皆さん、フレンドリーに話しかけてくれる。
スイッチが入った肩くんが常連さんたちと仲良く喋ってるのをみて
ママさんが
「アナタ(肩くん)、この前も来てくれたよね?そんなに喋る子だったんだぁ〜この前は一人で静かに呑んでたのにねぇ」
って肩くんに言った。
肩くんは照れながら
「はい、ちょっと酔ってます」
と返した。
目の前でちょっとだけ恥ずかしい過去をママさんに暴露されたが
ボクは思うんです。
一人で呑みに来てる人なんて大体が、”誰かとおしゃべりしたいな”って思ってるんです。
よく「酒場では一人でしっぽりと呑むのが好きで、誰とも話さないです」なんてこと言う人が居るが
ボクはそうは思わない。
そんな夜もあるかもしれないけど、本当は素敵な出逢いを求めてるもんでしょう。
だからわざわざ家じゃなくて、酒場へ呑みに来るのでしょう。
「写真良いねぇ〜僕らも撮ろうよ」
写真を撮りまくってるボクらに吊られて
常連さんたちも記念写真を撮り始めた。
記録より記憶なんて言いますが
酒場では記録が大事です。
何故なら”酔ってる”からです。
1週間後、そのケータイの写真が素敵な会話のネタのタネになるのです。
お湯割りにおでんの出汁を入れて貰って、出汁割りを完成させた。
さぁ
いよいよ2日間の金沢ツアーがフィナーレを迎えようとしている。
最後にここで今回の金沢ハシゴ酒を振り返り
タイトルの通り、【金沢ハシゴ酒スペシャルコース】を自分なりにまとめたいと思います。
例えば住んでる場所から金沢へ向かって
朝10時に金沢駅に到着したとしましょう。
まずは駅から「金沢駅通り」を直進し、そのまま突きあたりにある「近江町市場」へ行ってください。
すると市場には「大口水産」と言う呑める魚屋さんがあって
そこのイートインは朝9時からやっています。
確実に幸せになれるモーニングショットを味わえるはずです。
続いて2軒目は駅の方へ戻ってしまうのですが
道のりは出来るだけ大通りを外し、違う道から目的酒場へ向かってみてください。
金沢のレトロな街並みが味わえます。
あっという間に2軒目「中華食堂 此の花亭」へ到着です。
ここではママの「ミラクルアケミ」さんに身を任せ、昼から町中華で飲ってやりましょう!
3軒目は今紹介した「初ふね茶屋」です。
3軒目を呑み終えると大体の方はもう15時くらいになってるでしょう。
そう、15時と言えばホテルのチェックインの時間です。
2軒目と3軒目の順番はどちらでも良いので
ホテルの場所を確認し、その辺は調整しましょう。
チェックインを終え、ちょっとブレイクタイムをすれば
もう金沢おでんの時間がやってきます。
4軒目金沢おでんの老舗「おでん 高砂」は16時開店なのですが、人気あるんでちょっと早めに行って並ぶくらいの心構えがオススメです。
おでんを堪能したあとは
もう17時くらいなので、この辺の飲み屋街が動き出します。
ハシゴ酒に自信がある方はこの辺りで軽く5軒目に入っておきましょうか。
・・・おいおい、お店は教えてくれないのかよ!
って思った皆さん、ご安心ください。
片町、木倉町周辺は歩いてたら名店に出逢いますので。
さぁ朝から呑んでると、もう流石にもう酔っ払ってる時間帯でしょう。
そのまま6軒目は歩いて「やきとり横丁」へ向かってください。
かなり渋くて狭い横丁で、ボクはたまたま「ともちゃん」という店に入りましたが
やきとり横丁で呑めたら、どの店行っても酔い酒呑めると思います。
やきとり横丁を出るともう20時くらいになってますかね。
もうだいぶ出来上がってると思いますが、ここは絶対に外せないです。
8軒目は「金沢中央味食街」へ突撃してください!
この飲み屋街の渋さを前に、少し酔いが覚めるかもです。
どの店で呑むかはアナタの酒場センサー次第
まぁどの店で呑んでも最高なのは予想出来ますね。
時間が許す限り、味食街の酒場を堪能してください。
時刻はもう23時くらいでしょう。
ラストは味食街からすぐ近くの「新天地」へ行ってください。
それはそれは既に出来上がった呑兵衛の皆さんが集結されてますので・・・
ボクが訪れた「HARU」と「BAL NWO 」はどちらの店も最高に酔えました。
まぁこんな感じですかね。
10軒くらいを目標に記憶を無くさず、楽しいままで金沢のハシゴ酒を敢行してみてください!
そして是非ここも金沢ハシゴ酒スペシャルコースに入れるべきだっ!
ってポイントがあったらレクチャーしてくださいませ。
初ふね茶屋(はつふねちゃや)
住所: | 石川県金沢市彦三町2-1-10 |
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TEL: | 076-262-8481 |
営業時間: | 076-262-8481 |
定休日: | 日曜日 |