
急性膵炎で入院から1ヶ月経過、その後の結果は・・・ 仙台「すみ焼きホルモン だるま」
2025年6月9日
この日は朝から病院へ再検査の日
そう、あの悪夢の出来事から1ヶ月が経ったのだ・・・
退院から1ヶ月感、相当お酒は控えた。
2週間禁酒して、その後は呑んでも薄めの酎ハイを3杯ほど・・・
そんな1ヶ月の成果もあってか、結果は・・・
「膵臓の数値、平均値に戻ってますねぇ〜。禁酒したんですか?」
「いや、ちょっと呑んでました・・・」
「でもこれは素晴らしい数値なんでこのまま行ってください!」
先生も笑顔でアドバイスしてくれました。
が、すみません
先生・・・
もう限界です・・・
ボク酒場で呑みたいっす。
数値も平均値に戻ったからちょっとくらいは呑んでもいいですよね・・・?
自分の膵臓を信じて、ちょっくら酒場遠征してきますっ!!
ボクは病院から帰宅後、すぐに旅の準備をしてウキウキで新幹線に乗り込み
「仙台駅」までやってきた。
実ははじめてやってきた仙台シティ
来るのが遅くなって申し訳なかったな。
時間もなかったので、そのまま急足で向かった先は・・・
「壱弐参横丁」
久しぶりの酒場遠征だ、興奮しないわけがない。
さぁまずはどこで喉を濡らそうか。
ボクのはじめて来る街での酒場ルール
それは
『まずは立ち呑み屋で情報収集するべしっ!』
にのっとって、気になってた立ち呑み屋へ来てみたが
時間も遅かった為、もう閉店時間・・・
ならば・・・
なんとなく常連さんたちで賑わってそうだったこちらの焼き鳥へライドオン!
するも・・・
「もうラストオーダー終わりました」
とのこと。
こちらのロックンロールミュージアムは、遅い時間にまた来てみようかな。
結局壱弐参横丁を1周してみたが、自分の酒場センサーにググッとくるものがなく
仙台の1杯目が意外と遠い状況になってしまった。
火曜日で、この時すでに20時30分・・・
意外とやってる店少ないんですね。
ならばっ!!
すぐさま作戦変更して、すぐ隣の『文化横丁』へ!
ここには「源氏」があるんだよな。
知ってるぜ、もう酒場サイトでリサーチ済みだぜ。
色々文化横丁も隅々まで歩きたかったけど、もうとにかく1杯目の限界がやってきた。
早く呑みたいぞ・・・
そう思った矢先に目に入ったこちらのホルモン屋!!
「すみ焼きホルモン だるま」
中は混んでそうだったけど、今まさに一人お客さんが出て行ったぞ。
ということは確実に1席は空いてるはずだ。
仙台初酒場へいざライドオンっ!!
「一人いけますか?」
「狭いですけど、そこどうぞ!」
店内はカウンター席のみ
常連さんたちに挟まれて座らせていただいた。
「なんだよ兄ちゃん、オレの横じゃなくてお姉ちゃんの横に座るのかよ」
「誰がお前の横に座るんだよ!」
「美人さんが居てくれてよかったです」
店内は既に出来上がってる状態
ライドオンして5秒で、まだ乾杯もしてないのに初対面の方と喋った。
これはまぁまぁな最速タイムじゃないだろうか。
「瓶ビールください!」
店員さんにそう伝えるまでにちょっと時間がかかったくらいに
隣の常連さんがフレンドリーに話しかけてくれる。
しかも瓶ビールは・・・
まさかのマスターが注いでくれるスタイル。
『入れてくれる美人』ならぬ
入れてくれるイケメンだ。
やっぱり”入れて”くれると嬉しいな。
ボクも瓶ビールを見かけると、積極的に”挿れて”いこう。
「え!?はじめて来たの??何回か来てるかと思ってたよ」
「吸い込まれて入ってきました。」
「マスター!この人はじめて来たんだってっ!!」
「大体店前で皆さん躊躇するんだけど、お兄さんは躊躇なく入ってきたね。だから大丈夫だと思って入れてみたよ」
皆さん、気になる酒場にはビビらず突撃しましょう。
ビビらず突撃は酒場開拓の基本中の基本です。
その1歩が人生を変えることだってあるのです。
さて、お腹も空いたことだし
メニューチェックと行きますか・・・
ホルモン、レバ、ハツ、豚タン・・・
いつも東京で喰ってるヤツらは
あとで注文でもいいな。
こっちにもメニューありますよ
とこれまた常連さんがレクチャーしてくれた。
養命酒サワー!!
今のボクにとっては本当に救世酒になりそうなドリンクだ。
たいやき焼き、ミニピザも気になるところだぞ。
一旦「アメーラトマト」と、本日のスペシャル「ギアラ」で様子を見てみることにした。
アメーラっていう調理方があるのかと思ったけど、アメーラトマトっていうトマトがあるんですね。
勉強になったし、健康にもなれた。
闘病中の今のボクにとっては一石二鳥だ。
お店はマスターのワンオペ
カウンターだけで常連さんと楽しく会話しながら、一緒にお酒も呑まれている。
カウンターのみのホルモン屋さんって
ひたすらキッチンに籠って調理するのと違って、お皿に盛ればあとはなんとかなるから
ワンオペに向いてる最高の飲食業種だな。
皆さん、ボトルでお酒呑まれてるし。
楽しそうにお仕事されてるマスターがとても印象的でした。
注文した「ギアラ」がやってきた。
良かった、ボクの好きな塩で食べれそうだぞ。
早速自分で焼こうとすると・・・
なんとマスターが目の前の炭火七輪でボクのギアラを焼いてくれたのだ。
マスター・・・
入れてくれるだけじゃなくて、焼いてもくれるんですね。
ワンオペなのにありがとうございます!
焼かれたギアラを特製のスパイスで食べると・・・
ウマッシュっ!!!
タレより塩派のボクからすると、この味付けは最高過ぎる。
さぁ次は何にする?
行っときますか、他メニューと比べるとズバ抜けてる最高額のアイツを・・・
「マスター!厚切り牛タンお願いしますっ!!」
ふっ
言ってやったぜ。
すぐに姿を現した
アイツが仙台名物の牛タンだな。
興奮が抑えられない・・・
オレの舌とアイツの舌が仙台で絡み合う・・・
こちらもマスターが目の前でつきっきりで焼いてくれた。
テーブルに埋め込まれたちょっと珍しいタイプの七輪
数えてみると勿論一人一個はないので
隣同士になった一人客だと、この七輪を”共有”する場面もあるだろう。
「よかったらボクの舌食べてませんか?」
「あなたのコブクロも見てみたいです」
なんて隣の女の子に声かける勇気
その1歩が人生を変えることだってあるのです。
『出逢いはここの七輪を一緒に使わせてもらったことでした』
そんなだるま恋愛エピソードありそうやなぁ〜。
さてさて肝心の牛タンですが・・・
めっちゃ甘いっ!!
バター使って焼いた!?
って感じるくらいに甘味を感じる牛タン!
他のホルモンより3倍以上の値段がするが、充分に元が取れる牛タンの旨さ。
仙台に来て、一応牛タンは喰っておこうと思ってたけど
この店で食べれて良かったな。
マスター・・・
さっきから気になってタンですけど、あの方は・・・???
「だるまの先代で、ウチの母です」
今はもうお亡くなりになられたみたいだが
どうやらだるまの名物ママさんだったらしい。
3年前にお亡くなりになられて、息子さんが引き継いだとのことだ。
ママさんが居なくなって、もうだるまが立ち上がれなくなった時
息子さんの力で見事立ち上がった。
何度転んでもまた立ち上がる
それが『だるま』さ
仙台のだるまは強いぜ。
すみ焼きホルモン だるま(すみやきほるもん だるま)
住所: | 宮城県仙台市青葉区一番町2-4-11 |
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TEL: | 022-262-5998 |
営業時間: | 17:30~23:00 日祝日は14:00~21:00 |
定休日: | 水曜日 |