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【マラソン企画】大森「信濃路」 1001回目のマカボール

 

前回のつづき。

 

 未だ謎の信濃路5店舗目”トントントントン”の情報を掴めず、かつ『マカハイボール』の影響なのか体の内側から何だかわからない”熱いモノ”を感じながら、私とイカは信濃路マラソン3店舗目である『大森店』へと向かったのだ。

 

 

 

 

私は信濃路大森店どころか大森駅自体に初めて訪れる。
そろそろ夜も更け始めたので駅を出て、足早に道路に面したアーケード街を歩いていると直ぐに大森店は現れた。

 

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『信濃路 大森店』

外観は赤を基調としていて、一見中華料理屋の様にも見えたが、入口にゴチャゴチャ貼り並べられているメニュー札がチープでとても良い。

 

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今度は私が中の様子を確認して中へと入った。

 

 

 

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『蒲田店』と同じく、細長く狭い造り。奥まで行くと左に少しだけカウンターが折れている。
私達2人は丁度、折れ曲がった場所の席へと座った。堤防釣りでいったら最高の釣座である。

 

程なくしてビールを頼み、イカが女将さんらしき人物に料理の注文をする。

 

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「タコさんできまっか!?タコさんウインナーできまっか!?」

 

安定の大声注文。
酒場ナビでは『タコさんウインナー 八十八か所巡礼』という企画をしており、とにかく酒場に行ってはタコさんウインナーの有無を確認して、作って貰える場合は注文する。
なぜそんな事をしているのかというと発案者のイカ曰く、「タコさんウインナーって可愛いやん?」だからだそうだ。

 

「ウチじゃそんなのやってないわよ」

「マジでっか!?ほなここにあるウインナーを一個だけでもタコにして貰えまへんか!?」

「ウインナーがタコ向きじゃないから駄目よ」

 

そんなことがあるのか。

渋々諦めることにしたが、これをきっかけに女将さんとの会話が弾んだ。さすが酒場ナビ。

 

 

 

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女将さんらしき人物は”女将らしき”ではなく正真正銘の女将さんだった。
名前は”レイコママ”といって、実年齢よりかなり若い美人女将である。

 

 

 

「トントン…? ああ、『豚々豚亭(とんとんとんてい)』の事でしょ?」

 

レイコママに、今日の信濃路マラソンの経緯と謎の5店舗目の話をすると、ついにその手掛かりとなる話を聞くことができた。

 

「え!?それって信濃路系列の店なんでっか!?」

「最近まで同じ系列だったけど…、というか元々この店の地下に『豚々豚亭』があってアタシが女将をやってたのよ」

「うせやん!?」

 

 ”うせやん”とは関西弁の”うそやん”と同じ意味らしい。ずっと”うそやん”の聞き間違いだと思っていが、ある日のイカのメールでもしっかり”うせやん”と送られてきた事があるので間違いないと思う。
 そんな話はいいとして、レイコママに詳しく話を聞くとこういう事だった。

 

●『豚々豚亭』は元々信濃路の系列店としてこの『大森店』の地下1階で営業をしていた

●大井町にある現在の『豚々豚亭』に店舗が移る

●一緒に働いていたアルバイトの外国人が休みまくる

●女将は疲弊してしまい一度引退を決意したが、応援してくれるお客さんがいるので、現在は『豚々豚亭』を辞めて 大森店の方で女将をしている

●『豚々豚亭』は現在、別の女将が経営をしている

 

と、いうものだった。

 

しかしながら、既に信濃路系列から完全に抜けたといえ、ここまでレイコママから話を聞いてしまっては”サカバー”としての探究心を抑える事は出来ない。
その場で”元・信濃路”である『豚々豚亭』へ行く事を決めた――。

 

 

・・・

 

 

謎が解明したところで、恒例の『厚揚げカレーかけ』をこの店でも食べてみる。

 

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見た目がシンプルだったが、”手作り感”が一番あってカレー本来の味としてはとても美味しかった。

 

勿論、イカが大量のソースをかけることは変わらないのだが。

 

 

 

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旬の『焼きサンマ』なんかも頼んで談笑していると、レイコママがつぶやいた。

 

「…女将を引退しようかと思ってたんだけど、この人達みたいにいつも来てくれる人がいるから頑張れるのよ」

 

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“この人達”の方をみると、カウンターの奥にダンディな男性とショートカットがよく似合うお姉様が座っていた。
私達が店に入った時からいたが特に気にもしていなかった。

 

「お兄さん、関西の人でしょ!?」

 

レイコママに振られたそのお姉様は”待ってました”かの様にイカに話しかけてきたのだ。

 

「そうでんねん!神戸出身なんですねんねん!」

「ま~た~!横浜とか名古屋の人もそうだけど神戸出身の人も”兵庫出身”って言わないよね~!」

 

 

別にいいじゃん。

とは思っていないが、なんだこのお姉様、急にトップスピードで入ってきたな。
隣にいる男性はそれとは裏腹に静かに笑っているだけ。

 

「あたしはね、熊本出身でずっとバスガイドをしてたのよ!」

なるほど、どうりで喋りが達者だなと思った。

すると、さっきまで静かに笑っていた隣の男性が徐に喋り出した。

 

「…この……はね…、…で、…でさ…」

 

 

…ん?全然声が聞こえない。
私とイカとお姉様は、何となく相槌してまた話を続ける。

 

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「熊本って言ったら”火の国”ですやん!燃える女やないすか!」

「そうよ!この人(隣の男性)からもそうだけど、燃える女はモテるのよ!」

「…いやぁ…、…この… …だから…」

 

「え?声小さくない?」

 

また私の悪い癖で、思わず口に出してしまった。
すかさずイカが私の肩をパンチして話を切り替えした。
元はといえば、イカの大声とこのお姉さんのマシンガントークで私の耳がおかしくなったのが原因じゃないか。

 

「…そら、モテまっしゃろ!?今まで何人とお相手してまんの!?」

「さあねえ…、数えきれないわね!」

「え!?1000人いってまっか!?」

 

「・・・」

 

 

 

えっ!?
否定しないの!?

 

 

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この頃になるとさっきまで一緒に話していた上品なレイコママは、まるで他人の素振りで厨房へ戻って行った。

 

しかし、1000人となると旦那かと思っていた隣の男性も実は違う様に思えてきた。
まあ、このキャラクターと実年齢よりだいぶ若く見えるこのルックスがあれば、あながち虚言でもなさそうではあるが…。

 

 

 

暫く、記事では書けない”下ネタトーク”で盛り上がっているとイカが急に席を立ち、私達の席とは反対の入口側の方へと向かった。

 

 

 

「え?どうかしたの?」

 

 

 

「…マカハイボール、効いてきてもうた…」

 

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と、”放電中”のイカであった。

 

 

 

1000人切りマラソン…、ではなく信濃路マラソンはつづく。

 

 

 

 

信濃路 大森店(しなのじ おおもりてん)

ジャンル: 定食・食堂、そば、うどん
最寄り駅: 大森
住所: 東京都大田区山王2-2-17
TEL:
営業時間: [日・月] 10:00~22:00 [火~土] 通常通り営業で23:00閉店
定休日: 年中無休

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投稿者プロフィール
miron-201710
【出身地】
秋田県秋田市
【オススメの酒場】
信濃路(鴬谷)
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