以前立会川の「鳥勝」無料食べ飲み放題の記事を書いたのだが

今回はそのオープンまでの時間潰しで2時間ほど蒲田へ行った時の記事である。

 

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イカ氏と電車に揺られて、蒲田駅へやって来た。

 

 

 

蒲田駅を降りるとすぐに「鳥万」と言う都心ではなかなか見られない佇まいの素敵な酒場が出迎えてくれる。

 

 

 

このように色々と誘惑の多い街で

イカ氏オススメの「バーボンロード」周辺で呑む事になった。

 

 

 

何店舗か誘惑される酒場があったが、店名が良いのと立ち飲みという事で

こちらで30分ほど時間を潰す事に。

 

 

「やきとん 豚番長」

 

 

「やきとん 豚番長」と書かれた看板と

この渋い外観は『酒場センサー』も文句なしに認めるほどだった。

 

 

 

色んな番長が沢山来られてる「豚番長」、一体どんな番長がこの店を仕切ってるのであろうか。

 

 

 

まずは蒲田の街にいつもの酒ゴングを鳴らし、仕切り直しで喉を掃除する事にした。

 

 

 

店員さんから

「串物はこちらからお選びください～」

と手書きのメニューを渡されたのだが・・・

どこの酒場だって手書きのメニューは何故か安心感を得るものだ。

 

 

 

 

ハラミ タレ（110円）

 

 

 

バラ、ナンコツ 塩（110円）

 

 

さすが豚番長という名前だけあって、焼きとんはどれも絶品であった。

 

 

イカ氏と美味しく焼きとんを食べてると・・・

いきなり隣の席から

「へ～～～い！かんぱ～～～い！！！」

と我々に酒ゴングを求めてくる陽気な男性客が現れたのだ。

 

 

 

彼がこの「豚番長」の番長であろうか。

 

 

 

 

何故かイカ氏と意気投合する蒲田の番長は

何やら小声で楽し気にイカ氏に話しかけていた。

 

 

賑わう店内のせいで

2人が何を話してるのか全く聞こえなかったが

あとでイカ氏に聞いてみると、どうやらこの蒲田番長がここの女性店員さんに”恋”をしてるとの事だった。

 

 

 

「先輩～もしかして好きな女の子ってあの娘っすか？」

 

「おう、今正面に居るあの娘だぜ！！」

 

 

 

イカ氏と蒲田番長が見つめるその先には・・・

 

 

 

蒲田番長とはあまりにも年齢差を感じる素朴そうな女の子が

忙しそうにお酒を作っていた。

 

 

 

「先輩！好きなんやったらその思いを今ここで叫ぶべきちゃいます～？」

 

完全に悪ノリスイッチが入ったイカ氏が蒲田番長を煽る。

 

「やだよ～！恥ずかしいよぉ～(〃▽〃)」

 

照れる蒲田番長は

恥ずかしさを誤魔化す為に、冷酒を追加で注文し一気に飲み干した。

 

 

 

照れが収まった蒲田番長は

 

「オレは毎日歌を歌うんだよ。今から即興であの娘の為に歌を歌うぜ！！」

 

と誰も頼んでないのに、陽気にオリジナルの歌を歌い始めたのだ。

 

その一連の流れを「またはじまったか・・・」とリアル豚番長っぽい厳つめの店員さんが

店の奥から冷たい視線で見つめてるのを筆者（カリスマジュンヤ）は見逃さかった。

 

 

 

 

そんな事知った事か！

 

今オレは蒲田の中心で愛を叫ぶんだ！！

 

とまさかの2曲目に突入する孤高のシンガーソングライター蒲田番長。

 

 

店内だろうがノリノリに歌いまくる蒲田番長は

もはや誰にも止める事は出来なかった。

 

 

こうやって大声出して酔っぱらうお客さんに対して

大体店側が注意したり、他のお客さんが煙たがられるのが当たり前ではあるが・・・

 

 

意外にも「やきとん 豚番長」の店員さんは

「またはじまったな」と苦笑い程度で片付ける程度だし

他のお客さんたちも、この一連の我々の絡みを見て笑ってくれてたりと・・・

 

この時酒場を”まわしてた“のは間違いなく、蒲田番長のおやっさんであった。

 

 

 

 

名物の玉子マカロニサラダ（300円）

 

 

山盛りに盛られたマカロニサラダ・・・

恐らく蒲田番長から女性店員さんへの愛情もこのマカロニサラダくらい山盛りだったであろう。

 

 

 

 

蒲田番長にまた呑もうぜ！と約束し、「やきとん 豚番長」をあとにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ時間もあったので、次はどこの酒場に行こうかと

蒲田を散策してると・・・

 

イカ氏から

「ジュンちゃん、『かまたえん』って知ってる？」

 

「いや、知らないです！そこに凄い酒場があるんですか？」

 

「いや、東急プラザ蒲田にある都内で唯一の屋上遊園地でな、そこに観覧車があんねん。」

 

「は、はぁ・・・」

 

「そこいこや！」

 

「え？観覧車乗るんですか？何でですかっ！？！？」

 

「さっきの蒲田番長のおっさん見てたら、オレも恋したくなって来てなぁ～。」

 

「・・・」

 

「せめてデート気分だけでも味わいたくなったんや！！付きおうてくれっ！！！」

 

「の、望むところです・・・」

 

 

 

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まだ日も明るい土曜の昼下がりに

野郎二人でまさかの酒場ではなく、屋上遊園地の「かまたえん」にやって来た。

 

 

 

「屋上遊園地」と言うだけあって、アトラクションがいくつかあるが・・・

 

 

 

やはり群を抜いて、存在感をだしてたのが

この観覧車であった。

 

 

 

カップル、家族で乗れば幸せになれると言われてる観覧車は

『幸せの観覧車』と名付けられてるのだ。

 

 

天気にも恵まれ、青空の下この『幸せの観覧車』に乗るのは

絶好のコンディションではあるが・・・

 

なんせこっちは野郎二人組である。

 

 

 

もし野郎二人で「幸せの観覧車」に乗るもんならば・・・

確実に周りからは”あっち系”の関係に思われるであろう・・・

 

 

 

 

もう覚悟はしてたが、案の定イカ氏からは・・・

「よっしゃ、せっかくやし乗ろか」

周りの目線を気にしまくりながら、二人分のチケットを購入したのであった。

 

 

 

 

 

 

 

無事二人（野郎二人）は『幸せの観覧車』に乗りこむ事に成功した。

 

 

 

夕日が良い感じに差し込む観覧車・・・

シチュエーションとしては最高だ。

 

 

 

確実に愛を育める環境ではあるのだが、なんせこっちは野郎二人である。

 

 

 

 

夕日をバックにこの時筆者は何を考えてたのであろうか・・・

 

 

 

『幸せの観覧車』を乗り終え、例の「鳥勝」の時間もやってきたので

二人仲良く立会川へ向かったとさ。めでたしめでたし。

 

どんだけ仲良いねんっ！！！！

 

 

蒲田でデートするなら、「かまたえん」の『幸せの観覧車』をオススメします。